A:事実関係:9日朝日新聞デジタル。
「ウィーンで開会中の「核兵器の人道的影響に関する国際会議」で、日本の佐野利男軍縮大使が8日、核兵器の爆発時には「対応できないほど悲惨な結果を招く」との見方について、「悲観的過ぎる。少し前向きに見てほしい」と発言した。
反核団体などからは「核爆発の影響が壊滅的なことは日本が一番よく知っているはず」などと疑問の声が上がった。
同会議は2013年3月にノルウェーのオスロ、今年2月にメキシコと過去に2回開催。いずれも、核爆発が起これば国際社会が対応できないほどの悲惨な結果を招く、との見解が議長総括で確認された。
佐野大使は8日の会議で、壇上のパネリストが同様の見解を述べたことを受けて、発言を求めた。「人道支援を提供するための能力を築き上げないといけない」と述べ、今回の議長総括では「もう少し前向きな面から見てほしい」と求めた。「核兵器の攻
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何故核を持つか?答えは単純明快である。他国に対する軍事力の優越性の誇示であり、他国の侵略行為排除である。核保有国の核に対する見方は、肯定的であり、当然の事ながら、核保有を否定する発言をすることはない。だからと言って、どこの国も核を保持すれば、核の保有優位性が下落するし、核の脅威が日常茶飯事となりかねず、核保有国が認めることはない。日本は、米国の属国が進んでいるが、施政権を米国が確保できれば、日本として核を持つのでなく、米国が核の持ち込みを公然と行うということである。米国国務省の下部機関に過ぎない日本の外務省の佐野軍縮大使の発言は、当然といえば当然といえるが、日本が独立国であるという現実をまったく無視しているといえます。外務省の行政方向をチェック発言するマスコミなどまったくなくなっている現実の恐ろしさを実感している人がどのくらいいるのであろうか。憂慮すべきことである。
日本の米国への隷属は、何も政治だけではない。司法も同罪だ。第2次嘉手納爆音訴訟、米国を被告とした訴えについて控訴審判決(福岡高裁那覇支部)は「当裁判所は、・・・本件差止請求については。被控訴人が我が国の民事裁判権から免除されるとの国際慣習法が存在するものであり、非控訴人に対して我が国の民事裁判権は及んでいないから、本件訴えは不適法であると判断する。・・」とした。つまり、受忍限度を超えた精神的苦痛を強いる爆音状況について、米国は被告とはならない、と日本の裁判所が認定しているのだ。異常な隷属ぶり。国民の身体・生命・財産よりも米国軍隊の方が大事なのである。何とかしなければ。だから沖縄は、今、辺野古埋め立て阻止を旗印に抵抗している。
核爆発まで行かなくても、放射性廃棄物の問題は避けて通れない問題になっている。
二日前、BSフジでこの問題を扱っていたが、現在は処分場の選定の段階で足踏みしている状態のようだ。タイトルは「100年後を考える。原発ゴミ最終処分」
http://www.bsfuji.tv/primenews/movie/index.html
放射性廃棄物を、人体にとって無害なものにするのに、数万年単位の年月が必要になる。
処分方法は限られ、数万年先の人間にそれが非常に危険な物である事を伝えねばならない。
数万年、数十万年という年月は感覚的に理解しづらいが、釈迦が存在していたのがわずか2500年前
の出来事であることを考えれば、その長さが想像できる。
「100,000年後の安全」という作品がある。
数万年先まで安全に管理するのがいかに難しいかを問題提起している作品であり、原子力エネルギー使用の賛否を問う前に是非見て欲しい。
http://www.at-douga.com/?p=4637
私はこういう知らせに接するとその根底に米国のずるい戦術があると疑う。
アングロサクソン(米国を含む)は世界支配の為に異民族を暴力で服従させてきたが、従わない族には別の族をぶつける、つまり「夷は夷をもって制する」という低コスト戦術を優先させてきた。古くは、ネパールのグルカ村出身のグルカ兵を印度暴動鎮圧に使った。現在に至っては、米国は懲りずに中東、北アフリカでアラブ人同士を戦わせるのに専念している。
「日本を核武装させて中国と戦わせる。自国を安全地帯に置く」。米国が考えそうな自国に都合の良い戦術ではありませんか。
米国にゴマするのはいい加減にやめてもらいたい。事は重大だ。
核弾頭を持つのが抑止力になる,というのは幻想であり,無駄な投資だと思う.
なぜなら,核弾頭を持っても使うことはできない. 使えば,恐らく自分の国を(核の報復,全世界からの制裁,地球規模の核汚染・・・)逆に滅ぼす.当然,攻撃した相手もだが. しかも,他のコメントにあったように原発だけではなく,兵器としての核も「放射性ごみ」の問題,作業員などの放射能汚染が存在する.子孫が始末に困る.最悪の負の遺産である.道徳的に許されるものではない. 経済的にもカネがかかりすぎ.
逆に,原発や核兵器工場が,敵国やテロリストにより,フツーの強力兵器で攻撃されれば,甚大な被害を(自国に)与えることになる.防衛の逆,防衛の脆弱性を増すに過ぎない.原発などの情報漏えいに神経質にならざるを得ない,情報が隠される息のつまる社会になる.
通常兵器はともかく,「前面核廃絶」これに向ってリーダーシップをとることが,少なくともその姿勢を貫く根性が,真の「国益」「国際貢献」になる.