先週ウォルフレンと3日間対談した。
 角川出版が、私とウォルフレンの対談を企画した。
 最初私はそう乗り気でなかった。ただでさえ、私には多くの批判者がいる。ウォルフレンにも批判者がいる。ウォルフレンの批判者が私に向かわれたらかなわない、そういう思いもあった。
 しかし、会ってよかった。
 外交的表現に、「agree to disagree」がある。同意していないことを互いに認め、緊張を避ける時に使う。しかし、「agree to agree」と言える状況である。
 彼にはいくつか鋭い指摘があった。
 特に重要なものは、「選挙法の曖昧さは反対者を落とすのに利用するシステム」というものである。
 議員の選挙活動には多額の費用が必要だ。皆、捻出に必至だ。多分、ぎりぎりの所でお金を集めている。ほとんど、全ての政治家は危ない綱渡りをしている。
 ここが付け目である。望ましくないと思う人を標的にすればよい。そして検察