先週ウォルフレンと3日間対談した。
角川出版が、私とウォルフレンの対談を企画した。
最初私はそう乗り気でなかった。ただでさえ、私には多くの批判者がいる。ウォルフレンにも批判者がいる。ウォルフレンの批判者が私に向かわれたらかなわない、そういう思いもあった。
しかし、会ってよかった。
外交的表現に、「agree to disagree」がある。同意していないことを互いに認め、緊張を避ける時に使う。しかし、「agree to agree」と言える状況である。
彼にはいくつか鋭い指摘があった。
特に重要なものは、「選挙法の曖昧さは反対者を落とすのに利用するシステム」というものである。
議員の選挙活動には多額の費用が必要だ。皆、捻出に必至だ。多分、ぎりぎりの所でお金を集めている。ほとんど、全ての政治家は危ない綱渡りをしている。
ここが付け目である。望ましくないと思う人を標的にすればよい。そして検察
孫崎享のつぶやき
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
新着記事
- 健康寿命が長い人は「脚力」「バランス力」「柔軟力」「握力」が高い。「脚力」は歩くための筋力。特に鍛えたいのは、尻や太ももといった下半身の大きな筋肉。歩く、立つ、座るなど、生活動作に大きく影響。 「バランス力」は転倒しないための筋力。ペットボトル開けられないは要注意。 10時間前
- 全国高校駅伝 男子予選会、佐久長聖(長野)が優勝争いの最右翼(毎日)地区予選①大牟田2.03.25、②仙台育英2.04.00③八千代松陰5000m。平均タイム①佐久長聖13.56②仙台育英14.04③学法石川、女子神村学園(鹿児島)、仙台育英(宮城)、大阪薫英女学院の「3強」(毎日) 1日前
- 『私とスパイの物語』出版の顛末。よく出版できたと思う。ワニブックスの川本悟史氏に心から御礼申し上げます。当初の出版予定社社長より「この本は読者がつきませんよ」。つまり出版しない意思表明。困りました。この本には山上氏に夜殺害を否定する「安倍晋三元首相の殺害問題」が入っている。 2日前
- 欧州経済の終末、停滞、競争力の低下、トランプの難題。大陸は「存亡の危機」に直面。 EUがイノベーションの砂漠になっている。欧州の首都はすでに、税収が減少する中、急増する赤字の抑制に苦戦している。その結果として、極右と左派が体制を攻撃する機会を捉えて政治を急進化させている 3日前
- 米国世論調査、問「コロナワクチンは最も致死性の高いワクチンか」答え米国全体yes27%、民主党支持者yes17%、共和党支持者yes40% 4日前
コメント
コメントを書く「日本語の上手下手でその人の知的水準を図る」のは、「一番重要な所を意識的に避ける」習性の持ち主、政官財のエリートたちでしょう。
最後のウォルフレン氏の嘆きは、会社や学校で酷いパワハラ、イジメに遭って、何故じっと耐えるだけなのか、とも聞こえます。
胸のすく対談ありがとうございました!日本のパワーエリート層が総くずれ的に水準が低下したのは、いろいろな原因があると思います。今回の孫崎さんとウォルフレン氏の指摘が一般に広がるといいなと思います。中国はもちろんフランス、イギリスでも一般市民は、政府やマスコミの意見に対して懐疑的論者が当然いるのに、日本ほど自立派の芽が摘まれている国は世界でもめずらしいのではないかと気づきました。フェルナンド・コルテスらによるアステカ文明の最期を連想されられる昨今でしたが、違う次元で立ち向かうグループもあることを知りました。http://disclosureproject.org/ 一縷の希望は残されている??と救われる想いです。