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地獄のハードコア鼎談「進捗ナイト特別拡大版~ミート・ザ・ボディハックティビスト」テキスト版04
2012-12-18 19:14220ptなんだかいつも放送の前にバタバタ配信していてすみません。
昨日配信したものの完全版をお送りします。
昨日は箱の中に入っておとなしめの参加だったケロッピー前田氏が、大活躍してくれた前回の模様をお楽しみください。 ということで、今回の記事は「モダンフリークスTV」で2012年11月26日に放送した「進捗ナイト」第4回で話された会話を元に編集、再構成したものである。
○●当日のトークショーの模様。著者、ケロッピー前田、ルーカス・スピラ、釣崎清隆(写真左から)。
この日は『進捗ナイト特別拡大版~ミート・ザ・ボディハックティビスト』と題し、フランスの身体改造アーティスト、《ボディ・ハックティビスト》ことルーカス・スピラ氏をゲストに迎えて、公開収録を行なった。
場所は写真家の菅野ケイ氏が共同オーナーを務める「ギャラリー新宿座」。
冒頭、釣崎氏の最新作『ウェイストランド』を5分間上映してから -
“併走バカ”という生き方〜ヨシノビズム・インタビュー(前編)
2012-12-10 04:14220pt毎度お待たせしておりますメルマガ、完全に一週間遅れで配信です。
今回のコンテンツは2010年にいまは休刊となった『漫画実話ナックルズ』に掲載された記事を加筆・修正したもので、自らのつくったものの中でも、個人的に好きな記事のひとつであるため、ブロマガを始めるにあたってはぜひ配信したいと考えていたものでした。
ということで、取材対象であるヨシノビズム氏に再録の話を持ちかけたところ、「いろいろと近況報告もあるので、ぜひ追取材してから掲載してほしい」との熱い返信が帰ってきたものの、久しぶりの再会にメーターを上げ過ぎてしまったため、近況報告(主にDeNAベイスターズ関連)に終始してしまったため、追取材はさらに次週の延長戦へと順延となってしまいました。
悪しからずご了承ください。
ということで、まずはヨシノビズム・インタビューの前半戦をお楽しみください。
【知られざる“併走バカ”一代記】
「 -
地獄のハードコア鼎談「進捗ナイト」テキスト版03
2012-11-26 15:19220pt本号は、26日に緊急配信したものに、リンクと画像を追加した完成版です。
今回の記事は「モダンフリークスTV」で2012年10月17日に放送した「進捗ナイト」第3回で話された会話を元に編集、再構成したものである。
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●左から筆者、ケロッピー前田氏、釣崎清隆氏(撮影・福田光睦)。福田光睦(以下MF) こんばんは、「モダンフリークスTV」の福田と申します。
本日もハードコア界の巨人お二人をお迎えして『進捗ナイト』を始めていこうと思います。
『進捗ナイト』というすごい解りにくい番組名なんですけど、普段何をされてるか解らないようなアーティストだったりクリエーターの方とお話しをしてその進捗状況を報告してもらうイベントが発端でして、その中心になってもらったお二人に出ていただいて同じ趣旨の企画を続けていこうというのがこの番組です。
向かって左奥が死体カメラマンの、釣崎清隆さんです。
釣崎清隆(以 -
地獄のハードコア鼎談「進捗ナイト」テキスト版02
2012-11-25 04:30220pt来週月曜26日に、初のスタジオ外中継を行ないます。
場所は第2号でインタビューした菅野ケイ氏がオーナーを務めるギャラリー「新宿座」。
そしてゲストはフランス出身の身体改造アーティスト、ルーカス・スピラです。
本邦初公開となるルーカス氏の近未来的パフォーマンスをフィーチャーし、いつもの番組を大幅に延長して、その名も『進捗ナイト特別拡大版~ミート・ザ・ボディハックティビスト』。
もちろん、釣崎&ケロッピーのご両人との通常地獄鼎談も放送します。
そして今回は公開収録ということで、1,000円でイベント参加もできることになっています。
ということで、当日までに『進捗ナイト』の過去放送回のアーカイブを配信してゆきます。
以前も書いたのだが、念のために説明。
『進捗ナイト』とは以前イベントでやっていたものを生中継用に企画し直した番組で、死体カメラマンの釣崎清隆氏、身体改造ジャーナリスト -
21世紀死亡映像最前線〜「スナッフ・フィルム」と「自殺生中継」
2012-11-01 11:46220pt最初に、今回のリンクはグロテスクなドキュメンタリー映像が多いため(本当に人死にます)、ご自身の責任において、閲覧をされるようにお願いいたします。
「前回散々佐々木孫悟空の話をしておいて、なにを今さら」と言われるのは重々承知なのですが、一応改めて【グロ注意】です。
【21世紀のスナッフ・フィルム~都市伝説の崩壊】
●Dnepropetrovsk maniacsと呼ばれるウクライナの少年たち。後ろのモザイクは死体。(Wikipediaより転載) 森の中。地面に横たわった老人とおぼしき男性が顔面を鈍器で殴打され、腹部をドライバーのような工具でえぐられ、さらに顔面をハンマーで打ち据えられる。
その顔は血で塗られ部位の判別もつかないほどである。
やがて眼球をえぐり出され、死に至ってゆく。
加害者である白人の少年は、笑顔すら浮かべながら淡々と蛮行を続ける。
この映像は『Dnepropetro -
現在進行形の都市伝説〜虫喰い芸人・佐々木孫悟空の奇跡 01
2012-10-24 09:58220pt先日、とある雑誌のインタビュー取材で、たけし軍団のつまみ枝豆さんへのインタビューをした。
枝豆さんへの取材は自身通算3度目となるので、さして特別な緊張をしていたわけではないのだが、やはり1980~1990年代を席巻した狂気のお笑い集団・たけし軍団にあってもいろんな意味で“最凶”と畏怖される芸人さんだけに、会えば背筋は伸びてしまう。
「おお、また兄ちゃんか。もう今さらオレに聞くことねえだろ?(笑)』
と言われれば、「ありますよ!」としか言いようがないのだが、続いて、
「で、仕事はやってけてんの? ちゃんと食えてるの!?」
と、だいぶ優しめの言葉までかけていただいた。
「ええなんとか、おかげさまで……」
と自分なりに適当に返したつもりだったが、枝豆さんはもの凄いスピードでその言葉を拾った。
「おお、いい言葉知ってんじゃん。成長してんな……」
その時、さすが“本物の言葉”を使う人だな -
地獄のハードコア鼎談「進捗ナイト」テキスト版01
2012-10-16 15:48220ptまず始めに『進捗ナイト』という珍名企画について少し説明しておくと、それは、2010年11月12日に東京・大久保にある「ネイキッドロフト」というライブハウスで行なわれたトークライブだった。
当時、雑誌の編集というかつての本業からほぼ離れていた筆者が、以前制作していた雑誌『Modern Freaks』でやっていたことをトークライブでできたらという目論見で深夜帯に行なっていたものであり、主な出演者(=連載)は死体写真家の釣崎清隆氏、身体改造ジャーナリストのケロッピー前田氏、虫喰い芸人の佐々木孫悟空。
メインテーマは、唯一といえる存在の御仁たちに、その前人未踏の進捗状況を聞き出すこと。
よく書いていたキャッチフレーズは以下のようなものだ。
誰に求められるわけでもなくただ己の魂の求める道を独走する現代の異人たち。
彼らは今現在、何処に立つのか。そして何処から来て何処に向かっているのか。
その -
フェティッシュの殿堂『デパートメントH』取材〜鶯谷という荒野をゆく
2012-10-09 20:29220pt一昨日からまとめている8月14日放送『進捗ナイト』第1回の原稿が一向にまとまる気配を見せないので、先に新しい原稿を配信します。 毎度〆切を突破していて申し訳ありませんが、とにかく月曜目安ということでご了解ください。 進捗ナイトの原稿は明日か明後日には配信予定です。
さて、なぜこのように配信を手間取っていたかといえば、去る10月4日の深夜から早朝にかけては毎月恒例の第一土曜日開催『DEPARTMENT H(以下デパH)』の取材に行ってきたからでなのである(さらに日曜はそのまま目黒誕生八幡祭に大遅刻で駆けつけ激痛と向かい酒にまみれて御輿を担いでいたことは割愛)。
【日本最古参の変態の宴・デパートメントH】●デパHの花形、ドラァグクィーンたち。左からエンジェルジャスコ、レイチェル・ダム−ル、ダイアナ・エクストラバガンザ。
デパHといえば、東京のアングラ界にこの20年間燦然と輝き続ける老舗 -
スワッピングと歩む家庭生活〜写真家・菅野ケイという生き方
2012-10-01 08:50220ptModern Freaks Interview #002
性的倒錯をつくり、性的倒錯に暮らす
『写真家・菅野ケイという生き方』
今回インタビューをお願いした菅野ケイ氏は、2007年に筆者が雑誌『Modern Freaks』を編集した際に、浅葱アゲハ嬢のポートレートをお借りしたのがきっかけで知り合ったアーティストだ。
その後、菅野氏から連絡をいただいたので何かと思えば、雑誌が気に入ったということに加えて、その中に掲載された「クニオ氏(第1号既出の変態紳士)の後ろ姿に惚れたので、自身の写真の被写体として紹介して欲しい」ということだった。
言われて改めて見れば、我々としてはなにも気付かずに掲載していたクニオさんの後ろ姿は、確かに職人の持つ不思議な迫力を醸し出しており、さすがは多くのアブノーマルな人体を撮影されている写真作家だと思ったものだ。
この日は新しくオープンしたギャラリー「新宿座 -
下ネタ芸人とは〜GO!ヒロミ44'インタビュー
2012-09-25 06:59220pt私事になるのだが、この4年間、毎年07月21日というオナニーの日に、下ネタ限定のお笑いコンペティション『下-1グランプリ』なるイベントを開催している。新宿のロフトプラスワンで行なっている、当モダンフリークス唯一と言っていい大入りイベントであるのだが、筆者がそれほどまでに下ネタにこだわるのは、それが単純におもしろいからである。
これは「モダンフリークスTV」の開設にも繋がる風潮なのだが、近年の日本においては、本来あるべきものがなくなるという事象が多すぎるのだ。
いい年の大人ならば、当然与えられるていたはずの娯楽、快楽。
そのうちのひとつが、お笑いにおける“下ネタ”なのである。
お笑いというジャンルは、他の表現活動のメディア展開に比していまだに後れを取っており、いまだにテレビの中に存在するもの全てというのが現状である。
スポンサーの権限が益々強くなる不景気の煽りで、露骨な下ネタが敬遠されているのは、現在のパブ記事(雑誌の宣伝企画)全盛の地上派コンテンツが雄弁に物語っている。
つまり一言で表現するならこういうことだ。
下ネタをやっていると食えない。
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