幸せは、100%主観的なもの。ですから、同じ状況にあっても、幸せと感じるかそうでないかは本人次第です。もちろん、年齢に左右される物でもありません。

I love my age

フランスのYoplait(ヨープレイ)社が創業50年を記念して企画した「I love my age」を見て、改めてそう思いました。「それぞれの年齢にそれぞれの良さがある」と確信する同社サイトは、1歳から100歳までの老若男女、約50人にインタビューした動画がならんでいます。(いずれの動画も、動画右下アイコンから英語の字幕を付けられます。)

「○歳の私を幸せにしてくれるものは......」をキーワードに、様々なバックグラウンドを持つ男女が、それぞれ個性的なコメントを述べる動画はどれもおもしろく、つい見入ってしまいました。

笑みが感染する子どもの動画

1歳児はさすがに言葉がなく、楽し気に遊ぶ様子が映るだけですが、4歳児になると「公園で遊ぶこと! 」と大きな一言。ペットの猫2匹と遊びながら「そりゃこの子たちよ。」と答える9歳など、全身で「幸せ」を表現する子どもたちの様子は見ているだけで、こちらにも笑みが感染します。

(ソラル4歳)

答える人の生き生きとした表情

「ほほえみだよ。それが幸せを呼ぶんだ。」と達観した意見を述べる17歳もいれば、「したい仕事(刺青デザイナー)を見つけたこと。」という20歳の女性もいます。

柔道やボクシングなど、スポーツの世界で、自分の可能性を模索する20代の青年たち。27歳で自分の会社を立ち上げた女性、舞台に立つのがなによりのよろこびと答える29歳と、みな生き生きとした表情です。

(バイダム28歳)

息子の手を引いて学校へ連れていく時間と答える36歳の女性など、家族がキーワードの30代男女。かと思えば、「結婚もしてないし、恋人も子どももいないけど、すごく幸せよ。37歳のいま、隣の庭の芝生を気にしないでいられるのが私の幸せのもと! 」と宣言する女性も輝いています。

(レティシア37歳)

48歳での初バンジージャンプ、52歳で始めたスケートボード、80歳で目覚めたゴーカート、82歳で60年夢見てきたパラシュートデビューを果たした人など、いくつになっても、チャレンジできる情熱が幸せの鍵となっている人もいます。仕事や恋が幸せのもとであると答える人も年齢に関係なく存在します。

(ピエール82歳)

幸せはいつも身近に

難病を抱える38歳の男性が穏やかに語る「一瞬一瞬の中の、それぞれちいさな幸せを拾いあげる時間を持てること」が幸せだという言葉には、真実を見つけた気持ちになりました。実際、日常そのものに幸せを感じられる人も多くいます。挙げていけばきりがありませんが、「幸せのもと」を考える人々の表情は、みな一様に幸せのオーラを放っていて、ああ、幸せなことを考えるだけで、人は幸せな気分になれるんだなぁ、と実感する思いがしました。

「それぞれの年齢にそれぞれの良さ」というのがヨープレイ社の狙いではありますが、動画をみて感じたのは、むしろ年齢にかかわらず、どんな時にも、幸せは身近にあるということです。言いかえれば、それをどう見つけるかが、幸せへの近道ということなのでしょう。

まずは、このインタビューのように、「いま、自分に幸せな気持ちをもたらしてくれるものはなにか?」を考えることから、はじめてみるのが良いかもしれません。

Yoplait

image via shutterstock

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