暮らしに活かす二十四節気「春分」の過ごし方
「春分(しゅんぶん)」
毎年3月21日頃 太陽と地球の関係:0度今日(2018年3月21日)は、二十四節気の「春分」です。太陽が真東から昇って真西へ沈み、昼と夜の長さがほぼ同じになることで知られていますね。この日を境に、だんだんと昼の時間が長くなり、ぽかぽかとした春らしい気候が続くようになります。
新生活シーズンに飲みたいハーブティー3選
image via shutterstock春分の頃は、新年度を目前に誰もがリスタートするタイミング。新しい出会い、新しい環境、新しい習慣、新しい生活……「新しさ」にはワクワク感がつきものですが、その一方で、不安や緊張からストレスを抱えてしまうことも少なくありません。そんなときは植物の力を借りてみましょう。なかでもハーブティーは、気軽に試せるアイテムです。仕事や家事の合間に飲むコーヒーやお茶を、お好みのハーブティーにかえてみて。何を選んだらいいかわからない人は、以下を参考にしてみてください。
ペパーミント:清涼感のあるメンソールの香り。胃腸の調子を整える働きがあるといわれ、ストレスからくる食欲不振を緩和します。食後のティータイムにも◎。
ローズマリー:スッとしたスパイシーな香り。心身の疲れを癒し、ぼーっとした頭をスッキリさせる効果が期待できます。目覚めの1杯や仕事のブレイクタイムにぴったり。
オレンジピール:柑橘系の甘酸っぱい香り。不安や緊張をほぐして、気力を回復させる働きがあるといわれています。眠れない夜にもオススメです。
まずはカップに鼻を近づけて深呼吸を。ハーブティーの香りを深くかげば、植物の香りに心が癒されていくのを感じるはず。そして、あたたかなティーをゆっくりと飲みましょう。そうやって自分をいたわることが、春のストレス改善につながります。
新しい1年がはじまる春分の日にすべきことは?
image via shutterstock二十四節気は、地球が太陽のまわりを回る軌道を15度ずつ24等分したもの。その起点(0度)が春分です。つまり今日、地球は太陽のまわりをぐるりと1周して出発点にもどり、また新しい1年をスタートさせたわけです。そういう意味で、春分の日は地球レベルの元日といえます。
「一年の計は元旦にあり」といいますが、自然(地球)のリズムで考えるならば「一年の計は春分にあり」といえるかもしれませんね。
大きな節目といえる春分の日には、種をまくのがオススメです。種といっても植物の種ではありません。「種」という言葉には、物事のはじまりや成り立ちの「もと」という意味があります。喜びの種、笑いの種、幸せの種……たくさんの種を心にまきましょう。春分は、過去の自分に区切りをつけて、未来に向かって決意をする日。種から芽がでて成長し、いつか大きな実を結びますように。
次に巡ってくる二十四節気は、「清明(2018年4月5日)」です。
イラスト・カイフチエリ