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「会話のクセ」を見直すだけで、不幸な人間関係から脱出できる
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「会話のクセ」を見直すだけで、不幸な人間関係から脱出できる

2018-07-17 05:30
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こんにちは。マリアージュカウンセラーの斎藤芳乃です。人生を変えたいと願うとき、多くの方が「私は◎◎も××もダメだから変えなければ……」と、「たくさんのことを変えなければならない」と思ってしまっておられます。 image via Shutterstock

けれど、実は多くのことを変える必要はなく、むしろたったひとつの会話癖を見つけるだけで、人生を変えることは可能なんですね。

今回は、少し視点を変えて、自分自身の口癖から「人生を変えるポイントを見つける方法」をお伝えしていきたいと思います。

会話のくせに気づこう。そこからすべてが変わる

まず、人とコミュニケーションするとき、実は、誰しも「会話の癖」を持っています。

それが、「かわいくお願いができる」「いつもほがらかでポジティブだ」「楽しい話題ばかり話している」というような、自分が幸せになれるようなコミュニケーション方法なら問題ないのですが、人間関係で悩んだり、苦しんでしまう人ほど、「自分を苦しめる会話の癖」を持っているんですね。

たとえば、目上の人に対して、つい緊張しておどおどしてしまって、怒鳴られてばかりだったり……。

つい誰にでもよい顔をしてしまい、なんでも「はいはい」と応えてしまって、嫌なことでも引き受けてしまったり……。

人間関係で何度も同じような辛い目に遭ってしまう人ほど、こうした「ネガティブな会話癖」があることによって、自分を不幸にしてしまっていることも多いんです。

ある女性の例は?自分で自分を下げていませんか?

カウンセリングをしていると、ある女性は、「人間関係がうまくいかないんですう~!」という感じで、とても明るくてノリのいい話し方をされる方でした。

「わたし、いっつも、好きな人には好かれなくって~。もう、まいっちゃうんです~!」と、ご自身の悩みをお話されているときも、少し脳天気な感じで笑いながらお話をされます。そして、いかに自分が普段だめなのか、いかに自分が馬鹿なのか、できない人間なのかということを、笑いながらどんどん話していきました。そして、最後に、「先生、ほら、私ってこんなにダメなんです~!」と言って笑います。

このとき、私は、真剣な顔で「本当は、●●さんは、そんなふうに笑いたいわけではありませんよね。どうしてそこまで、笑う必要があると思っていらっしゃるのですか?」と尋ねました。

この方は、それだけ苦しんでセッションにいらっしゃったということで、潜在意識のレベル(=行動レベル)で見れば、苦しいし、真剣なのは明らかなんです。でも、こうして言葉では自分を茶化して笑わなければならない……苦しいと言えない。ここに、すでに「行動と本心の不一致」という「矛盾」があったんですね。

険悪な家庭の雰囲気をどうにかしようと、二人を仲良くさせようと、ずっと自分が「ピエロ」のふりをして、二人を笑わせようとしていたこと……。こうしたことを繰り返すうち、いつのまにか、こうして誰に対してでも「ピエロ」を演じて、人を喜ばせるコミュニケーションばかりをとるようになってしまったのです。

自分下げをやめた瞬間に、大切にされるようになる。

この女性の不幸のパターンを止めるためには、「自分を笑わせる、自分を馬鹿にさせる」ということを、「自分自身がやめる」ということが必要でした。つまり、「自分で自分をピエロにしない」=「笑うのではなく、真剣に一人の人間として扱ってもらう」必要があったのです。

そのためには、自分がピエロ的な振る舞いを止めるだけではなく、「私は傷つけられてよい、笑われてよい人間ではない」ということをしっかり人に伝えていくことが重要だったんですね。

彼女は、自分を下げることをやめ、「でも、私だってそんなこと言われたら傷つくよ」「明るくしていても嫌なこともあるよ」ということを人に伝えてみました。すると、今まで「こいつは何を言っても笑っているし、傷つけてもいい人間だ」と思っていた周囲の人間がハッと気づき、「ごめん、そうだよね……」というように、態度を翻してくれたそうです。

このように、私たちがコミュニケーションで不幸な関係に苦しんでいる時というのは、「自分下げをしていないか?」と考えてみてくださいね。

あなたの心の中の言葉は、あなたの人間関係を創り出しています。あなたがあなたの本心と向き合い、誤魔化すことなく伝えてあげることができれば、今までの不幸を、その瞬間、「あなたの力」で180度変えることができるのです。

>>「運命を変えるマインド革命」をもっと読む

RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2018/07/171372.html
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あくまで個人の意見だけど、へりくだるって相手に評価されたい願望の裏返しだと思っている。
変に敬うより本音言った方がある意味正当な評価が貰えるので気が楽になるよ。
保証はしないけどね。「嫌われる覚悟」が無いと逆効果だから。

No.1 77ヶ月前

人間は馬鹿野郎だから下手に出て謙り努力をしている人間を褒めてはくれないどころか従って当たり前だと考え増長する コチラの都合の為 断りを入れると立腹する 夫の実家に尽し過ぎた結果でした・・最優先されるべきは自分達 になってしまっていたのですね・・私は良い嫁を止める事にしました 嫌われる覚悟で私達の子供達が最優先宣言をし 漸く治まりました(まあ・・彼らにとって孫達であり姪甥ですので) 困った時には出来るだけの事はする・・の声掛けだけで 繋がりを確認できる 遣り過ぎは悪です

No.2 77ヶ月前

納得。生育環境から一番初めに得た会話のクセがその後の人間関係を左右する気がする
不幸の原因は自分にあるかもしれないが何処をどう直せばいいか分からない、こういう人は少なくないと思う
私生活でのコミュニケーション手段なんてそんなにバリエーションがある訳でもないし、よもや一番初めに獲得した会話のクセが原因だったと自力で気づけるかどうか

No.3 77ヶ月前

よく、「行動や発言からその相手の性格を読み取る術」みたいな情報を目にする。
けど、大概の場合、とある行動、とある発言には、相対する二極の理由が存在する。
ここで言う「自分下げ」にも、その理由は真逆の2つが考えられる。
つまり、不幸を招く「自分下げ」と、不幸を回避する「自分下げ」が存在するって事。

No.4 77ヶ月前

それをディフォルメして大袈裟に表した昔話が「花さか爺さん」

No.5 77ヶ月前

へりくだり過ぎるのもダメだし、かと言って自己中過ぎるのも良くない。

結局は”バランス良く”に行き着く。

極端な考え方って、楽なんだけど窮屈なんだよね。

No.6 77ヶ月前
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