ジャックフルーツ(日本語ではパラミツとかハラミツと呼ばれているようです)をご存知ですか?
最近、個人的に大注目しているフルーツで、ドイツでは今の季節がちょうど旬。さまざまな料理雑誌でも特集が組まれており、とっても興味をそそられます。どんなところが魅力なのでしょうか?
東南アジアが原産、大きな大きな黄色いフルーツ
image via shutterstockクワ科パンノキ属のジャックフルーツの特徴は、なんといってもその奇抜な見た目。大きさはラグビーボールほどにもなり、硬くて細かなトゲトゲに覆われています。
外側が緑色からきれいな黄色に変わりはじめたら、食べごろのサイン。中身は水気が少なく、ギュギュッと実が詰まっていて、かなりの量になります。
まるでタワシのようだけど、中身はとっても美味。プリプリした実がたくさん入っているのです。
image via shutterstockある人に言わせると鶏肉のささみのようなたんぱくな味がするのだそう。一方、香りはフルーツらしく、甘いマンゴーのよう。
クセがないので用途もとっても豊富だし、甘い・辛い・酸っぱいなどどんな味付けをしても楽しめます。
例えば原産地インドやバングラディシュではカレーに入れたりするのだそう。
ヨーロッパではプルド・ポークのようにちぎって炒め、今の季節だとハンバーガーとして楽しむ人が多いのです。あるいは、他の野菜とそのままサラダにして食することも。
ベジタリアンご用達
image via shutterstock今日では食べるヴィーガングルメとして知られているジャックフルーツ。フルーツの盛り合わせにしてもおいしく食べられます。
他にジャックフルーツの大きな特徴として挙げられるのが、下味のしみこむ速さ。調理前にちょっとマリネ液につけることで、15分ほどで調理開始できてしまうのです。しっかり味を好むドイツ人には魅力的に映っているようです。
image via shutterstockまた栄養価が高いところも、特に女性には気になるところ。自然食品の店「バイオシード」によると、以下のメリットがあるよう。
ジャックフルーツは、ビタミン・ミネラルなどの栄養が豊富で、免疫力を高め、抗酸化作用も注目されている果物です。腸内環境を整える食物繊維も豊富で、便秘、肌荒れ、血糖値の急上昇を防止し、ダイエット効果もあります。また、ペクチンが LDL(悪玉)コレステロールを下げ、動脈硬化や心筋梗塞の予防にも効果が期待されています。「バイオシード」より引用
どこかで見かけたら、一度手にとってみてはいかがでしょうか?