ハーバードメディカルスクールのサンジブ・チョプラ教授による『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)から毎日ひとつずつ、健康の素朴な疑問をご紹介します。 image via Shutterstock

A.ホント。

2010年に『アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション』に掲載された結果によれば、地中海式ダイエットをしている人たちは総死亡率が低く、心臓疾患や脳卒中、がん、アルツハイマー病などの重篤な疾患と診断される確率も低かった

『ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)より

地中海式ダイエットは、果物や野菜、穀類、ナッツなどの植物性の食事を中心とし、バターと塩の代わりにオリーブオイル、ハーブ、スパイスで味つけをするというもの。上記の研究に加え、地中海式ダイエットを忠実に実行した人ほど、細胞の寿命を示すテロメアが長かったという報告や、心臓発作の発症率が25%も低下するという報告もあり、さまざまな効果が明らかになっています。

しかしチョプラ教授は、地中海式ダイエットを全肯定しているわけではありません。一定の人に一定の期間にわたって効果があるのは間違いないとしつつも、大量のオリーブオイルを摂取すること、水銀含有量が高く摂取を制限すべき魚が多く含まれるのは問題だと指摘しています。

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ハーバード医学教授が教える健康の正解』(ダイヤモンド社刊)

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