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生理が重い、頭がスッキリしない。その不調、更年期が関係しているかも
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生理が重い、頭がスッキリしない。その不調、更年期が関係しているかも

2019-01-07 22:00
    image via shutterstock

    実際の年齢よりも何十歳も若く見えるデブラ・メッシングやハル・ベリー。そんなスターにとっては、40歳とはまるでもう一度30歳になったかのようです。フィットネスや健康法のおかげで、もはや年を重ねることを恐れる必要はなくなったかのよう。

    でも、歳を取ることが大きな変化であることは間違いありません。しわが深くなりますし、定期的な健康診断も大切になります。マンモグラフィー(乳房X線撮影検査)を受けたりすることもあるでしょう。

    何歳でも、将来の健康を考えておくべき」というのは、認定統合医療医で女性の健康に関する専門家、タズ・バティアさん(『The Super Women RX』の著者)。

    今後の健康の見通しを立てるには、健康診断を受けること。年齢を重ねても、健康に過ごせるために考えてみてはいかがでしょうか。

    40歳を越えると女性の体におこりやすい不調と、その対策を紹介します。

    01. 体重の増加

    20代のころは、やせるなんて簡単なことだったのでは? せいぜいジュースを我慢する程度。ところが、歳を取るとやせることが難しくなり、太りやすくなってきます

    加齢、運動不足、ストレス、不適切な食事が体重増加の大きな原因になるので、アクティブにすごすことが重要です」と説明するのは、ケシア・ガイザーさん(ニューヨーク在住の産婦人科医で、ブロンクスにあるリンカーン・メディカル・アンド・メンタル・ヘルス・センターで産婦人科部長)。

    02. 疲労と無気力

    疲労を感じるのは、40代女性にとって珍しいことではありません。フルタイムで働きながら子育てをして、家事をこなしていませんか? 歳を取れば、疲れやすくなるもの。更年期に差しかかると、ホルモンバランスが変化するのが原因です。

    「身体を若返らせ、気力を回復させるには、ぐっすりと睡眠を取ることが大切」と、バティアさんは説明します。バティアさんは、1週間に5日間は、7時間ほど睡眠を取るとよいといいます。

    03. 循環器疾患

    アメリカ人の女性にとって、循環器疾患は最も多い死因です。長い時間をかけて動脈にプラークがたまり、動脈がせまく、かたくなっているのです。そのせいで血流が流れにくくなり、心臓が酸素を遅れなくなります。プラーク(血管にできる塊)のあるところに血栓ができることもあり、そのために心臓への血流がブロックされれば、心臓発作につながることも」と、ガイザーさんは説明します。

    これは食事と運動がとても大切な理由のひとつになっています。

    04. 性欲減退

    40代の女性が性欲の低下を経験する理由は複数あります。ホルモンのバランスが変化したり、膣が乾燥したり、そうしたことがすべて原因になる可能性があるのです。

    ときにはエストロゲンのクリームを使うだけで簡単に解決できることもあるのですが、もっと深刻な場合もあります。この問題がどれくらい深刻かどうかによらず、医師に相談することはよいかもしれません。

    05. 乳がん

    「女性がかかるがんのうち、乳がんと子宮頸がんは特に多いがんです」と、ガイザーさんは説明します。何歳でも乳がんになる可能性はあるのですが、歳を取るとそのリスクが高まってきます

    「セックスに積極的な女性、かつて積極的だった女性は、子宮頸がんには要注意。ヒトパピローマウイルスに感染していたり、免疫力の低下、栄養状態の悪化があったりして、パップテスト(子宮頸部の細胞診)を受けていないときには気をつけるといいでしょう」(ガイザーさん)。

    40歳になったら、定期的に乳がん検診を受けることも重要です。

    06. 不眠症

    疲労感と無気力だけでなく、不眠も多くの女性の悩みです。アメリカ疾病対策センター(CDC)の研究によると、40歳から59歳までの女性の20%近くが、1週間に4日以上も寝つきが悪いといいます。

    この研究によれば、多くの場合、更年期が原因になっています。睡眠中の発汗、体温の急上昇、気分の浮き沈みもまた睡眠のリズムに悪影響を及ぼします。

    07. 薄毛

    
男性にとっても女性にとっても、抜け毛はおもに遺伝によるものですが、更年期におけるホルモンバランスの変化も抜け毛の原因になります。

    でも、抜け毛の予防に役立つサプリや治療があるので、心配なら医師に相談するといいでしょう。

    08. 気分の浮き沈み

    女性は思春期から気分の浮き沈みを経験しますが、閉経の年齢が近づいてくると、ホルモンのバランスの変化に我慢できなくなってくるのです。

    タズさんは、早めにストレスをコントロールする方法を学ぶようすすめます。「ストレスはコルチゾールの分泌を促進して、病気を促します。ストレスやそれにより起こるコルチゾールの反応をコントロールすることが健康のために大切。すべての人が早めに対策すべき」(タズさん)。

    ストレスをコントロールするベストな方法とは、呼吸法、瞑想、鍼治療、マッサージ、ヨガ、アウトドアライフを楽しむことなどだそう。

    09. 胃腸障害

    腹部の膨満感、おならやげっぷ、腸の動きの変化など、背景にはさまざまな原因があります。40歳前後になってよく起きるようになったら、ご想像の通り、おそらくホルモンによるものです。

    更年期に体内で起こる変化は、生理中や生理前に起こる消化器系の問題によく似た不調を引き起こします

    10. 高血圧

    高血圧は男性に目立つ病気ですが、中年に近づくと女性も血圧が高くなってきます。高血圧は体重の増加や食事、運動など、対策がとれるのは知っておくべきでしょう。

    血圧は何も自覚症状がなくても上がることがありますから、病院で定期的な検査をするといいでしょう。

    11. 新陳代謝の低下

    40歳をすぎると、新陳代謝は10年ごとに5%ずつ下がっていく傾向があるのです。これは40歳になったらもう終わりということではありません。“食事の選択についてより賢明になり、運動する時間を作るべき”という意味ととらえるべき。

    「新陳代謝のレベルが変わると、体重の維持やダイエットに食事の量や活動レベルが大きな影響を及ぼします。ですから、食べることについて、よりクリエイティブになるようにします。更年期にエストロゲンの分泌が減ると、新陳代謝、ホルモンバランス、心臓の健康は影響を受けることを知っておくといいでしょう」と、シカゴ在住の産婦人科医で、『Her Viewpoint』の創業者でもあるジェシカ・シェパードさん。

    12. 糖尿病

    歳を取ったときに糖尿病になる大きな理由のひとつが、肥満です。肥満は糖尿病の原因となる要素になります」と、ガイザーさんは説明します。

    もし、太ったまま中年になってくると、糖尿病になるリスクが高くなります。心配なときは医師にかかったほうがいいでしょう。

    13. 更年期

    「あぁ、更年期……」。年を重ねれば、誰しも関係してきます。

    更年期は必ずしも心配なものではないのですが、ホルモンのバランスの崩れや新陳代謝の変化、活力の低下、ホットフラッシュなどの症状が心配のタネになりますよね。年を重ねるにつれどんな変化があるか、心の準備をしておきます。

    「思春期を迎えるときにはたくさんの時間をかけて準備をしますが、閉経や更年期については話すことはあまりありません」と、『Living Skinny in Fat Genes』の著者であるフェリシア・ストーラーさんがいいます。

    更年期による障害を抑えるためには、自分の身体をケアすることと、健康的なライフスタイルを保つことが大切だと言います。

    14. メンタルヘルス

    女性は歳を取るにつれて、男性よりもメンタルヘルスに問題を抱える可能性が高まるようです。「不安、うつ、アルツハイマー、認知力の低下などが最も一般的」と解説するのはガイザーさん。

    女性がこれらの問題をより多く抱えるのには多くの理由があります。最も可能性が高いのは、生理、妊娠、更年期の間に経験するホルモンレベルの変動です。

    15. 膣の乾燥

    閉経の周辺期や更年期によるエストロゲンの分泌量の低下により、膣の乾燥が起こります。でもこれは中年女性特有のものではなく、出産後の女性にも起こります。この問題について話すのは恥ずかしいかもしれませんが、これはまったく普通のこと。

    簡単な治療法もあって、多くの産婦人科医は、香料の入った石鹸をやめるようにすすめます。病院で処方されたエストロゲンのクリームも治療に使えますから、医師に相談してみて。

    16. 重い生理

    直感に反するかもしれませんが、実は重い生理は更年期のサインです。

    この時期には生理の周期が少し乱れることもあり、数カ月にわたっていつもより出血が多くなる可能性があります。

    17. 骨粗しょう症

    女性は歳を取ると骨の密度や強度を失う傾向があり、これが骨粗しょう症につながります。骨粗しょう症とは骨が弱く、もろくなった状態です。

    骨粗しょう症は男性よりも女性に多いので、40代の女性は何かの症状があったら医療の助けを借りたほうがいいでしょう。

    18. 視力と聴力の低下

    歳を取ると、視力と聴力の低下は避けられません。でも、これは盲目になったり聴力を失ったりするわけではありません。単に物を読むのに眼鏡が必要になったり、補聴器が必要になったりするかもしれないという意味です。

    1年に1回は視力と聴力の検査を受けたほうがいいでしょう。

    19. 頭がスッキリしない

    物事に集中することが難しかったり、認知に問題が起こったりするのは、閉経を迎える時期に経験する問題のひとつです。研究によると、40代の女性は更年期障害として頭がスッキリしないことがあります。

    頭をスッキリさせる魔法の薬はありませんが、この症状が自分だけではないと知っておくだけでも気がラクになります。

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    Sara Shulman/30Health Screenings Every Woman Over 40 Needs, According to Doctors
    訳/STELLA MEDIX Ltd.

    RSSブログ情報:https://www.mylohas.net/2019/01/182785menopause.html
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