最近のセレブ関連ニュースで、ガラパーティに出席したグィネス・パルトロウが悪臭を放っていた、というものがありました。
その記事によると、オーガニックにこだわるグィネス・パルトロウは、乳がんの原因になるとされている「アルミニウム塩入り」の制汗剤を使わず、「アルミニウム塩」の入っていないデオドランドを使用していたからなのだそう。
アルミニウム塩入り「制汗剤」を使うリスクとメリット
どうして制汗剤は、汗による悪臭を防ぐのに強力といわれるのでしょうか。「制汗剤」は、その名のとおり、毛穴をふさぎ、汗を止めてしまうもの。使用後は一見すっきりして爽やかに感じますが、ここで忘れてはならないのは、汗と一緒に出てくれるはずの体内の毒素までもが、体内にとどまってしまうということなのです。
ワキの下は、特にリンパ節に近い場所。そこに中長期にわたって「アルミニウム塩」入りの制汗剤を使用すると、リンパ系に影響を与え、乳がんのリスクをひきおこす、といわれています。
この夏は「アルミニウム塩無添加」デオドランドが◎
フランスでは、アルミニウム塩入りの制汗剤が、ほかの原因と結びついて乳がんをひきおこす要因にはなりうるといわれており、直接の原因になるとはまだいえない、とされています。しかし、「ちょっとでも可能性が出てくるのであれば」といわんばかりに、オーガニックに熱心なフランスでは、「NO ALMINIUM SALTS」(アルミニウム塩無添加)と書かれたデオドランドが豊富に出ており、消費者にぐんと選択肢が広がりました。その一部をご紹介します。
「ヴェレダ」の「Deodorant au citrus Weleda, 12 euros」
「ニュクス」の「Déodorant fraîcheur Bio Beauté By Nuxe, 10 euros」
こちらの2点は、ともにオーガニックの商品で、ナチュラルな香りが心地よく汗のニオイをカバーしてくれるデオドランドです。このほかにも、オーガニックでなくとも、肌にやさしい商品を開発するメーカーの「BIODERMA」「Rogé Cavailleès」「KLORANE」などからも、ナチュラル成分配合のデオドランドが出ています。
今年の夏は、どのデオドランドを試そうか悩むところ。日本人は欧米人ほど体臭が強くないため、強力な制汗剤でなくてもデオドランドで間に合いそうな気もします。
[参照元:Sels d'aluminium:quel alternatives au déodorant antitranspirant?]