「BBクリーム(Blemish=傷 Balm=香油)」と「CCクリーム」の違いはご存じですか?
CCクリームとは、Color Control Cream(カラー コントロール クリーム)もしくはComplete Corection Cream(コンプリート コレクション クリーム)。BBクリームの進化系とも言われていますが、美容液+日焼け止め+化粧下地+ファンデーション効果が期待できるBBクリームのさらにうえとは、どんな効果が期待できるのでしょうか?
BBクリーム=肌の欠点をカバー
もともとBBクリームは、美容施術後の肌の炎症を抑えながら、肌を紫外線から守ったり、傷跡をカバーするために作られたもの。それは、肌の欠点をしっかりカバーする、いわばリキッド状のコンシーラともいえる存在なのです。また、マットに仕上げるパウダーが入っているため、「塗っている感」が伝わります。そのため、顔全体につけるファンデーションとしては、「しっかり感」が強すぎて、ナチュラル感が残りません。
CCクリーム=肌の欠点をカモフラージュ
一方、CCクリームは、色補正で肌の欠点をカモフラージュ(=周囲の肌となじませる)しながら、全体的にトーンアップします。さらに、肌を潤わせ、滑らかにし、しわを防ぐ効果が期待できます。いわば、潤い効果のある美容液に、色補正効果を加えたような存在なのです。まるですっぴんのような、ナチュラルな肌に仕上げてくれるため、ファンデーション代わりとしても使えます。
ここで注目すべきは、BBクリームは欠点を重点的に「カバー」をするのに対し、CCクリームは欠点を「カモフラージュ」をするにとどまるものの、ファンデーションとして塗りやすいという点でしょう。
このことから、ナチュラルに仕上がる時短メイクアイテムとして有力視されているのです。
フランスでは、エコサート認定のオーガニックCCクリーム「Alorée」(32ユーロ/40ml)が話題になっています。100%自然成分配合で、そのうち30%はオーガニック認定を受けた成分からできています。ただ、「SPF6 PA+」と、紫外線のブロック効果はあまり期待できないかも知れません。
時短派のわたしは、早速CCクリームを試してみたくなりました。
Alorée
40ml/32ユーロ
[Après la BB cream, adopterez-vous la CC cream?]
photo by Thinkstock/Getty Images
(下野真緒)