天体観測は新月に
まず注意したいのが、マウナケアなどで人気の「星空観測ツアー」。満月の前後は月が明るすぎて、星がよく見えなくなってしまいます。星空観測は、新月前後を選びましょう。どうしても日程の都合がつかない場合も、せめて満月を含む前後3日は避けたいものです。
満月のおすすめスポット逆に満月に適しているのが、溶岩を見る場合。活発な火山活動が続いているハワイ島では、流れる溶岩や、オーシャンエントリーを見る夜のハイキングが人気。溶岩の流れは日々変わりますが、溶岩を棒でつつけるくらい近づけることもあります。
ツアーに参加しなくてもハイキングは可能ですが、月のない夜に真っ暗なトレイルを何時間も歩くのは危険! 月の輝く満月の前後に予定を組むことを推奨します。満月の夜は「夜の虹」を見られる可能性もあります。
ハワイの叡智がつまった「ムーンカレンダー」
月のチェックにおススメなのが、ハワイの「ムーンカレンダー」です。ハワイには独自の暦があり、日本の旧暦と同じく月に基づいています。日本の農事暦のように、現在も漁師や農夫はこの暦を利用しています。ハワイアンの叡智がつまった「ムーンカレンダー」には、月の満ち欠けに連動する自然の動きがじつに詳しく記されているのです。
ハワイでも月のサイクルをチェックできるムーンカレンダーがこちらです。
ハワイで毎年発行されている「プリンス・クヒオ・シビッククラブのムーン」のカレンダー。オーダーフォームに記入後、メールでもオーダーできます。
ハワイのムーンカレンダーがインターネットでチェックできる!「Ke Ala o Ka Mahina」。
アメリカ海軍天文台の月出・月入り計算サイト「Sun or Moon Rise/Set Table for One Year」では、世界の都市の月出・月入り、日出・日没などの検索できます。
ちなみに、ムーンカレンダーによると、11月3日はハワイの新年(2014年)にあたります! アロハの叡智がつまった「ムーンカレンダー」。旅行以外にも家庭菜園や釣りにも活用できるので、我が家でも必需品です。
[Prince Kuhio hawaiian Civic Club,Ke Ala o Ka Mahina,Sun or Moon Rise/Set Table for One Year]
photo by Thinkstock/Getty Images
(相原光)