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1月15日。旧暦最初の満月は、小豆粥でカラダをリセット
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1月15日。旧暦最初の満月は、小豆粥でカラダをリセット

2015-01-09 22:00
    贅沢な食事の続く年末年始が過ぎ、通常の生活を取り戻してきたころ、新年最初の満月の日がやってきます。ちょうど1月15日がこれにあたり、この日を「小正月」と呼びます。地域によっては「女正月」といって、年越しから忙しく働き続けた女性を休ませる日という意味ももつようです。 小豆粥で疲れたカラダをリセット

    そんな女正月には小豆粥を食べるという習慣があり、一年間の邪気を払うと言われています。古く旧暦で暮らしていたころの日本には、毎月、新月の1日と満月の15日に小豆ご飯を食べるという習慣がありました。小豆の「赤」は、血の色=命を表し、月のサイクルに合わせて食べることで、心身ともにリセットできると考えられていました。

    赤い小豆は血を入れ替える、あるいは魔除けになるとかんがえられていたが、実際に、小豆に含まれるアントシニアンは疲れ目に効き、老化の原因になる活性酸素をおさえる。血液サラサラ効果もあり。ビタミンB1も豊富でむくみ防止、解毒作用もある

    (『こころもからだも整う しきたり十二か月』P72より引用)

    「女正月」というだけあって、女性に嬉しい効果いっぱいの小豆。寒さの厳しい時期ですから、あたたかいお粥にしていただくと摂取しやすく、疲れた胃にもやさしいですね。

    小豆粥のレシピ

    <材料(4人分)>

    米 1合

    水 4カップ

    小豆煮 1/4カップ

    餅 小4個

    <作り方>

    1、小豆は一晩水につけて煮る

    2、米を火にかけ、ふいてきたら小豆を煮汁ごと加えて50分炊く

    3、炊きあがったら塩で味をつけ、やわらかくゆでた餅を加えて盛りつける

    (『絵でつづるやさしい暮らし歳時記』P178より引用)

    女正月が過ぎると「二十日正月」と呼ばれる1月20日がやってきます。この日は、お正月にやってきた神様一同が、それぞれ持ち場へ帰っていくという日。お正月用に買った食材なども、すべて食べつくすので、「骨正月」なんてユニークな別名も。これをもって、ようやくお正月が終わります。寒い冬ともお別れ。暦の上では春がやってきます。

    [こころもからだも整う しきたり十二か月 , 絵でつづるやさしい暮らし歳時記]

    red-bean-congee via Shutterstock

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