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【のりこえねっと通信0035号】本日21時より、水野精之×安田浩一『バカはいらない! 忠誠心と国籍』
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【のりこえねっと通信0035号】本日21時より、水野精之×安田浩一『バカはいらない! 忠誠心と国籍』

2014-07-23 18:05
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ■■■■■-ヘイトスピーチとレイシズムを乗り越える国際ネットワーク-
    ■■■■
    ■■■    のりこえねっと通信 0035号 2014年6月25日発行
    ■■
    ■                        ◆転送歓迎◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    ★メールアドレスのご変更等は、info@norikoenet.org までご連絡下さい。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――

    賛同者の皆さま のりこえねっと通信をお読みの皆さま

    のりこえねっとシンポジウムを11日に開催し、これをひとつのステップに反レイ
    シズム・ヘイトスピーチの闘いに踏み出そうとした矢先、冷や水をかけるような
    雑誌記事が飛び出しました。
    6月17日発売のニューズウィーク6月24日号における深田政彦氏執筆「『反ヘイト
     』という名のヘイト」がそれです。
    一見中立を装いながら、その実、私たちの活動を中傷し、在特会をはじめとする
    排外主義団体を免罪するものになっています。「のりこえねっと通信」をお読み
    の皆さんには、このような記事に惑わされることなく、引き続きのりこえねっと
    へのご理解ご協力いただきますようお願いします。
    詳しくはのりこえねっとホームページに掲載している抗議文をご覧下さい。
    http://www.norikoenet.org/protest_against_newsweek.html

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    〈今号の目次〉
    1.6月25日 のりこえねっとTVのお知らせ
    2.6月18日のりこえTV報告「女たちの人権を守るために」
    3.今後の反レイシズム情報
    4.今週のヘイト街宣・デモ
    5.新聞・雑誌記事・Webより
    6.ツイッターのフォローをお願いします!
    7.編集後記
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ●1.6月25日のりこえねっとTVのお知らせ

    ★タイトル:バカはいらない!忠誠心と国籍 水野精之×安田浩一

    本日25日午後9時からの放送です

    ◎放送日時 6/25(水) 21:00-22:00

    ◎ニコニコ生放送入口URL http://live.nicovideo.jp/watch/lv183979134

    ネトウヨは公務員になれません
    外国籍住民は公務員になれます
    長年にわたり、
    地方公務員の国籍条項撤廃運動に参加してきた
    水野精之さんをお招きして
    なぜネトウヨが公務員になれないかという理由について
    「忠誠心と国籍」を中心に、お話を伺います。
    聞き手は、ジャーナリストの安田浩一さんです。

    <出演者>
    水野精之(みずの・まさゆき)
    自治体職員
    指紋押捺制度などの外国人登録法改正
    地方公務員の国籍条項撤廃
    在日外国人の地方参政権獲得運動に長年参加
    編著に
    「外国人が公務員になる本―在日外国人の地方公務員・教育公務員就職データ
    ブック」 (ポット出版)ほか

    安田浩一(やすだ・こういち) ジャーナリスト
    1964年静岡県生まれ。週刊誌記者を経て、フリーライターに。
    外国人労働者問題などを取材。
    代表作、『ネットと愛国』(講談社)では、
    2012年度の講談社ノンフィクション賞と
    日本ジャーナリスト会議賞をW受賞。
    近著に『ヘイトスピーチとネット右翼』(共著・オークラ出版)、
    『なぜ、いまヘイト・スピーチなのか』(共著・三一書房 )がある。

    ――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ★(重要)7月から放送日が月曜日に変更になります!★

    のりこえねっとTVはこれまで毎週水曜日午後9時~10時に放送してきましたが、
    諸般の事情により、7月から毎週月曜日に変更になります。
    7月の放送は、7月7・14・21・28日を予定しております。
    曜日が変わることで生放送を見られなくなる方は、下記にあるタイムシフト予約
    をご活用下さい。(放送後1週間はいつでも見られます)

    ◆視聴方法についてあらためて記載します。
    【視聴方法】
     ▼初回にニコニコ動画に会員登録が必要です。(一般会員は無料です)
      http://www.nicovideo.jp/

     ▼メールアドレスとニックネーム、性別、年齢等のプロフィール、
      パスワードを登録してください。
     ▼そして、以下にアクセスするとのりこえねっとTVをご覧いただけます。
      http://ch.nicovideo.jp/norikoenet-tv

    ※ブロードバンドのインターネット環境、もしくはLTE通信環境のスマート
    フォンなどからもご覧頂けます。あらかじめタイムシフト予約をしていると
    放映後1週間以内はいつでも見ることができます。


    ◆皆さまへのお願い

    現在、のりこえねっとTVはニコニコ生放送( http://live.nicovideo.jp/)
    のトップページ番組表に掲載されておりません。
    Twitter、公式サイトにて告知しておりますが、ニコ生のトップページ番組
    表に掲載されると目に留まりやすく、さらに視聴者が増えると思われます。

    番組表に掲載されるためには、【タイムシフト予約】の人数が200名を
    超えなければなりません。ぜひ、みなさまのご協力が必要です。
    拡散・周知も続けて頂けますよう何卒お願い致します。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ●2.6月18日のりこえTV報告
    「女たちの人権を守るために 池田恵理子×辛淑玉」

    NPO法人女たちの戦争と平和人権基金が主催する「やより」賞が今年、10回目を
    迎えます。そして、今回が最後の年となります。「やより」賞を通して、何が見
    えてくるか。 戦時性暴力の問題を追い続けた元NHKディレクターで、アクティ
    ブ・ミュージアム 女たちの戦争と平和資料館(wam)館長の池田恵理子さんをお
    招きしてお話を伺います。

    ニューズウィーク日本版記事「『反ヘイト 』という名のヘイト」に抗議

    対談に先立って辛さんが、17日発売のニューズウィーク日本版記事「右傾化とヘ
    イト」にのりこえネットとして抗議し、差別とメディアについての公開討論を編
    集長に提案したことを明らかにしました。また池田さんら元NHK職員3人が公共放
    送への危機感から緊急出版した『NHKが危ない!』を紹介し、その実態をお聞き
    しました。現役職員からも締め付けの激しさに悲鳴があがり、相互監視も進んで
    人間関係が崩壊し、何をやっても動かない状況とのことでした。

    故松井やよりさんの仕事をふりかえる

    そして2000年の女性国際戦犯法廷の実現を中心的に担ったアクティビストであり
    ジャーナリストの松井やよりさんの人となりに移ります。辛さんは彼女からこれ
    と思ったらガーッと行かないといけないことを教わったと語り、池田さんは自分
    が最大限動き周囲にもそれを求める人でついていくのは大変だったが多くのこと
    を学んだと回顧します。その松井さんの遺志につらなる女性人権活動奨励賞(や
    より賞)のパンフにはカエルの絵が描かれています。池田さんによると、疎開中
    にカエルとはやし立てられたときにchangeのカエルと読み直してトレードマーク
    にしようと思い人形を集め始めたそうで、発想の転換のしかたが彼女らしいと語
    ります。松井さんは死ぬまで戦時性暴力に対して声をあげ続け、女性国際戦犯法
    廷まで実現しました。池田さんは、最も苦しむ人々に寄り添い、その声を伝えて
    社会を変えていきたいとの思いが遺著の題名『愛と怒り 闘う勇気』となり墓石
    にも刻まれたが、その通りだったと語ります。


    女性国際戦犯法廷の意義と問題意識は

    続いて池田さんは、民衆法廷の経緯と問題意識について語ります。91年に金学順
    さんが名乗り出たことに始まる慰安婦問題はアジア各国に被害が広がっていたに
    もかかわらず、日本政府は彼女らの声に応えない。そうした背景の中で加害国の
    女として、民衆の手で事実と責任の所在を明らかにする国際民衆法廷を思いつい
    た。被害者の生存中にやらねばならないことなので、みなが東奔西走した結果、
    さまざまな国際条約にも反映され、93年のウィーン会議では女性への戦時性暴力
    は重大な人権侵害と初めて宣言された。95年の国連世界女性会議は盛会で、慰安
    婦被害者がアジアで立ち上がったことが旧ユーゴの戦時下の暴力やルワンダの戦
    時性暴力に影響を与えていった。だが性暴力は減らず、慰安婦問題と現代の暴力
    がつながっていると語ります。日本軍の性暴力が裁かれずに野放しのままであれ
    ば現代の性暴力も同じ道をたどる。現代の性暴力を解決するためにも日本軍慰安
    婦問題を解決しようと。また一部の宗教や伝統の中には被害女性に罪があるとし
    て父や加害者が殺すことがある。そこでは家族にも助けを求められない。だから
    処罰だけではなく、古くからの因習や価値観を変えていく必要がある。女性自身
    が変わり、社会を変えていく、という問題が性暴力の問題と直接つながっている
    と強調します。

    辛さん「被害者は辱めを受けることなく生きる権利がある」

    また辛さんは、被害者には辱めを受けることなく生きる権利があり、加害者の処
    罰が社会的に認知され、女性が声を上げられる土壌を作る上で松井さんは大きな
    牽引役だったと評価し、痴漢予防のポスター一つとっても、隙を見せるなという
    女性の問題から、いまは犯罪と社会の認識も変わり始めたと語ります。池田さん
    によれば、80年代は痴漢に対して声を上げることが難しく、ボールペンを武器に
    闘うという女子高生がいたが、そんな風にしてしか身を守れなかったそうです。

    次に辛さんは、抵抗できない相手に加えるのがDVの基本で、暴力が振るわれてい
    る社会が見えにくいと指摘します。池田さんによれば、DV防止法施行も最近であ
    り、警察庁によれば昨年のDV5万件、ストーカー2万件で、ようやく犯罪暴力とと
    らえられるようになってきた。ほんの一部だが声が出てくるようになり、それも
    急カーブで増加しているとのことです。そして暴力のある家庭で育てられた子が
    成長すると、相手に暴力を振るうことが当たり前のようになる暴力の連鎖を専門
    家が指摘しているそうです。辛さんは、犯罪歴のある人は子供のときに暴力から
    救われていない人が多いとの調査結果があり、社会からの手助けがない状況で一
    人だけで育つ絶望は大きいだろうし、それが何らかの形で反社会的なものとつな
    がってしまうようだと語ります。それに耐えて必死に生きる人へのサポート体制
    ができていないと。池田さんも、手遅れにならないうちにやらないと犠牲者がた
    くさん出てしまうだろうと危惧します。

    相手が所有物視されているので身体的暴力だけでなく、動向を監視拘束する精神
    的なもの、金を渡さない経済的なもの、言葉の暴力などの形をとるので学習が必
    要なのに学校ではDVを教えないとの辛さんの指摘に、池田さんも性と暴力につい
    ては早くから教えてあげないといけないと同意します。そしてネット社会になっ
    て相手の写真をばらまくことも犯罪でありきちんと対応すべきとしてメディアの
    問題も指摘します。

    昭和天皇の戦争責任にふれた画期的な女性国際戦犯法廷

    池田さんは、女性国際戦犯法廷と現在を重ね合わせてメディアの暴力を批判しま
    す。昭和天皇の戦争責任が問われないままできたので、慰安婦制度について有罪
    との最終判決は大ニュースだったが、圧力がかかって報道されなかった。64人の
    被害者が集まり、海外からも95社200人以上が取材してトップニュース扱いで詳
    報された。国内では見出しで有罪と書いたのは朝日と北海道新聞のみで、他は無
    視か小さな記事だった。2001年1月にNHKがドキュメンタリーを放送予定していた
    が、直前に安倍や中川が介入してめちゃくちゃな番組に変えさせた。裁判に訴
    え、高裁では内部告発で具体名が出たことで勝訴したものの最高裁は不当判決と
    なったが、7年間の裁判の中でNHKがいかに政治と癒着しているかがあからさまと
    なった。そしてNHKを大本営発表のような政府の広報機関と宣言する籾井がトッ
    プにいるならば下々への波及効果や萎縮効果は大きいだろう。クローズアップ現
    代が秘密保護法を1度も扱っていないのも萎縮だろう。露骨な介入は目立ってま
    ずいが、自粛や自主規制なら最高なのだと。辛さんは、軍隊としてやった例はド
    イツにもあったとはいえ日本軍の組織的規模と広がりと年数は前代未聞だったと
    語り、慰安所をどこの国にもあったと平然と言い切るトップがいる放送局、まし
    て加害国の公共放送トップが事実をごまかして撤回や辞任もしないことは、被害
    女性たちを2度3度にわたって傷つけることに他ならないと批判します。戦争責任
    を自ら裁いて自ら勝ち取ってきたのではないから籾井のようなエセ保守が跋扈し
    ているとも指摘します。

    最後に、女性への暴力をなくすために知恵と力とアイディアを貸して欲しいと池
    田さんが訴えて終わりました。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ●3.今後の反レイシズム情報
    --------------------------------------------------------------------
    ★公式サイト 学習会カレンダーにも順次掲載致します!
    http://www.norikoenet.org/workshop.html#callendar
    ★集会・デモ・カウンター・セミナーなどのお知らせを掲載します。
     日時、会場、タイトル及び内容、主催者、主催者の連絡先などを400文字
     以内で、お送り下さい。件名に「のりこえねっと通信掲載希望」と明記して下
    さい。

    1)第1回反差別パネル展「ヘイトスピーチ-闘う市民たち-」
    「カルチュラルタイフーン2014」に出展

    日時:6月28日(土)10:00~16:00
          6月29日(日)10:00~17:30
    会場:ICU国際基督教大学 本館(東京都三鷹市大沢3-10-2)
            (JR武蔵境駅・三鷹駅・京王線調布駅よりバス)
        (西武多摩川線新小金井駅より徒歩)
               http://www.icu.ac.jp/access.html
    企画:差別反対 女組
    協賛:差別反対東京アクション
    ※入場無料

    2)明治大学大学院 教養デザイン研究科 特別講義
    「ヘイトスピーチと関東大震災」
    日時: 7月7日(月)5時限目 16:20?17:50
    場所:明治大学和泉キャンパス 第一校舎502教室
    講師:加藤 直樹氏(「九月、東京の路上で」著者)
    コーディネーター:丸川 哲史教授(政治経済学部)
    学外の方も受講可能(要電話予約)教養デザイン研究科 ℡:03-5300-1529
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ●4.今週のヘイト街宣・デモ

    カウンター行動(抗議行動)される際は、十分お気をつけ下さい。
    経験が少ない方は、複数での参加をお勧めします。
    今号では関東地区だけですが、今後全国のヘイト情報も掲載します。


    1)移民受け入れ断固反対街宣in新宿
    日時:6月26日(木)19:00~20:00
    場所:新宿駅東口(アルタ向かい)
    主催:反グローバリズム保守連合 http://anti-globalism.alternwcs.org/
    ※反グローバリズムを掲げるが、中身は人種差別集団

    2)日本人差別を無くせ街頭アピールin大塚
    ●日時:6月28日(土)15:00~17:00  
    ●場所:JR大塚駅北口
    ●主催:しきしま会 http://bouzup.blog.jp/
    ※「外国である日本で犯罪を犯す外国人と、日本人の量刑が同じなのは日本人差
    別である!」6月22日にも総連本部を襲撃し、「警官に抱きついて危うく公務執
    行妨害で逮捕寸前」とのことです。

    3)本人女性を守れ・外国人犯罪撲滅国民大行進!
    ●日時:6月29日(日) 13:30集合 デモ出発14:00  
    ●集合場所:神南広場(船橋市海神町西1-1124)
      西船橋駅南口を出て左方向(線路沿い)に直進
    ●主催 有事郎(護国志士の会・突撃隊長)
    現場責任者及び連絡先 高木脩平(護国志士の会・局長(会代表))
    協賛 NPO法人外国人犯罪追放運動主催
    ※「外国人犯罪が多い」という典型的な憎悪扇動集団。カウンター行動が予定さ
    れています。「#6月29日西船橋ヘイトデモをぶっ潰せ」で検索してみてください。
    ――――――――――――――――――――――――――――――――――

    ●5.新聞・雑誌記事・Webより

    1)レイシストになる自由はあるか?社会学者・明戸隆浩氏が語る
    「ヘイトスピーチ規制論」
    弁護士ドットコム 6月14日

    『ヘイトスピーチ 表現の自由はどこまで認められるか』(エリック・ブライ
    シュ著)という本が日本語に翻訳され、2月に明石書店より出版された。本の原
    題は「The Freedom to be Racist?」で、直訳すると「人種差別主義者になる自
    由?」という意味になる。人種差別的な言論を、アメリカ、イギリス、ドイツな
    どの欧米各国がどう取り扱ってきたかを解説した本だ。
    なぜいま、この本を翻訳したのか。翻訳者の一人で、関東学院大学などの非常勤
    講師を務める、社会学者の明戸隆浩さんに聞いた。(取材・構成/松岡瑛理)

    ●「ヘイトスピーチ」と「差別」はどう違うのか?
    ――最近、「ヘイトスピーチ」という言葉をよく聞きますが、どういう意味なので
    しょうか。
    日本語では「憎悪表現」と翻訳されることが多いですね。しかし、憎悪といって
    も単なる悪口ではなくて、民族や人種、性別など、変更することが難しい属性に
    対する憎悪表現というところがポイントです。そうした言葉で社会を煽動して、
    暴動を起こさせるというのが、ヘイトスピーチの核心部分です。
    ――なぜ、「差別」という表現でなく、「ヘイトスピーチ」という耳慣れない言葉
    を使うのですか?
    差別という言葉は定着している一方で、「昔のこと」と思われている節がありま
    す。大学の講義で感想を聞くと「いまの日本には、もう差別はないと思う」と
    いった反応が返ってきます。ここ数年、「ヘイトスピーチ」という新たな言葉が
    使われだしたことで、注意喚起の効果は明らかにありました。
    ――今回、翻訳した本の特徴は?
    現状の欧米の法制度に関して、全体の見取り図がわかる本です。欧米主要国の
    「ヘイトスピーチ」規制のあり方について、バランスよく紹介している点が特徴
    です。主な内容はヘイトスピーチ規制、ヘイトクライムの禁止、人種差別の禁止
    についてで、アメリカの公民権法のように歴史的な流れも全部含まれています。
    著者のスタンスとしては、規制と表現の自由とのバランスをとる、という視点で
    書かれています。著者のブライシュは、もともと英仏の比較研究を専門としてい
    るアメリカ人の政治学者です。この本ではそのイギリス・フランス・アメリカに
    加えて、ドイツの事例も取り扱われています。
    ヨーロッパは、ホロコースト(ナチスドイツによる大量虐殺)があったこともあ
    り、ヘイトスピーチ規制に積極的です。一方、アメリカは、「表現の自由」を重
    視して、規制は行わないという立場です。かなり対照的なんですね。ただ、詳し
    く見ていくと、そう単純ではない。
    (後略)
    http://www.bengo4.com/topics/1639/

    2)ヘイトスピーチ危惧 松本サリン20年 中傷に耐えた河野さん
    東京新聞 6月19日

     オウム真理教が起こした松本サリン事件から二十年を迎えるのを前に、夫婦で
    毒ガス被害を受けながら容疑者扱いされた河野義行さん(64)、乾高弘撮影=
    がインタビューに応じた。中傷に耐え続けた経験は「根拠のない批判は怖い」と
    の教訓となって生き、真相を確かめることの大切さをかみしめる。偏見に基づい
    て差別的な言葉を叫ぶ「ヘイトスピーチ」が広まる最近の世相に危機感を抱く。
     (勝股大輝)
    (略)
     最近気になるのは、韓国人や中国人への偏見に満ちた一部世論の高まりだ。
    「根拠のない排除は許されない。このような主張がはびこってきたのは理不尽だ
    し、怖いなと思う」。ヘイトスピーチに反対する団体の共同代表にも名を連ねた。
     請われれば、体験を基に講演することにしている。「当たり前のことが、当た
    り前に通る世の中になってほしい」と願うからだ。
     <松本サリン事件> 1994年6月27日深夜にオウム真理教信者が長野県
    松本市内の住宅街でサリンをまき、8人が死亡、586人が中毒症状を訴えた。
    警察は第一通報者の河野義行さんを容疑者扱いし、報道各社も犯人視報道を続け
    た。翌年3月20日に東京都心で地下鉄サリン事件が発生し、オウム真理教の犯
    行であることが判明。報道各社は河野さんに謝罪した。
    http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014061902000094.html

    3)止まらぬネットのヘイトスピーチ「朝鮮人」「在日」…使用頻度が急増
      東京新聞 6月20日

     出版界の「嫌中憎韓」ブームが問題視されているが、ヘイトスピーチの温床は
    何と言ってもインターネットである。街頭の排外主義デモが、カウンターと呼ば
    れる抗議活動に一定程度抑え込まれる一方、ネット上の差別扇動表現や在日コリ
    アンらに対する個人攻撃は後を絶たない。日本にはヘイトスピーチを直接取り締
    まる法律がなく、サイト運営者の自主規制もほとんど機能していない。どう対抗
    すべきなのか。 (林啓太、出田阿生)

    http://www.tokyo-np.co.jp/article/tokuho/list/CK2014062002000151.html

    4)差別と偏見…変わらぬ構造
      原発事故の福島と公害の水俣 共通する政治家の「金目」発言!
      産経新聞 6月21日[いいたて通信]

    水俣の地域や水俣病の歴史を知ることができる水俣病歴史考証館
     東京電力福島第1原発事故以降、熊本県水俣市と福島県の交流が広がってい
    る。経済利益を優先する中で起きた水俣病と原発事故は、差別や偏見、地域の分
    断などを生み、共通点も多い。水俣病からの教訓を学ぼうと、個人での訪問だけ
    でなく視察ツアーなども行われており、今年3月、南相馬市や飯舘村、福島市の
    人が参加した視察に同行した。
     (略)
     石原さんは福島の人々が、水俣の経験を復興に生かしてほしいと思うと同時
    に、熊本も福島から学ぶ点もあると話す。
     「福島と熊本は距離的には離れていますが、距離的に離れている熊本で福島の
    ことを正しく理解することはとても重要なことだと考えています」
     石原さんは、より福島と熊本をつなげようと熊本の市民や避難者と一緒に、熊
    本県内の東日本大震災の支援団体を一覧できるウェブサイト「くまもとぐらし」
    を今年4月に立ち上げた。
     熊本と福島の距離は遠い。しかし、そんな遠い場所から福島に「想い」をつな
    いでくれる人々がいるのはとても心強くありがたいと心から思った。
    http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140621/dst14062107000001-n1.htm

    5)今どきの愛国主義(上)(下) 広がる動き正体探る
    神奈川新聞 6月22日・23日

     在日コリアンの排斥を唱えるヘイトスピーチ(差別的憎悪表現)をはじめ、こ
    れまでにない「愛国」を掲げた動きが社会に広がりを見せている。「普通の人た
    ち」が極右的な発言をする政治家に投票し、排外デモに日常的に参加する。今、
    この社会で何が起きているのか-。今月1日、都内で開かれたシンポジウム「今
    どきの“愛国”って? 報道はどう向き合うのか」で気鋭の識者らがその“正体”を
    語り、警鐘を鳴らした。

    ◆「奪われた感」根底にジャーナリスト安田浩一さん
     今ヘイトスピーチをまき散らすデモを主導している「在日特権を許さない市民
    の会」(在特会)が活動を始めたのは2007年だ。当時、記事を書こうとして
    も同調者はいなかった。編集者たちは「取り上げることで社会に認知させてしま
    う」と。そうやって「一部のバカがやっていることだ」と切り捨ててきた。今、
    運動は激しさを増している。放任、無視してきた結果、社会に定着している。
     (略)
     さらに、在特会の運動の新しさは「下から見上げる差別」でもある点だ。象徴
    的なのがメディアへの攻撃。特権階級とみなし、今の行政や政治、教育をつくっ
    てきたのがメディアだと矛先を向けている。彼らは自分たちの運動を「階級闘
    争」と呼んでいる。
     
    ◆女性が加わる根深さコラムニスト北原みのりさん
     この20年の排外主義的な雰囲気は「愛国」と呼ぶには幼稚な言説だ。嫌悪や
    「嫌韓」の裏返しにすぎない。そこに女性が加わってきたのが特徴といえる。
     橋下徹大阪市長の慰安婦発言があった13年春から取材を始めた。憲法記念日
    に渋谷のハチ公前で街頭集会を開いた女性グループは「慰安婦問題はうそ」と言
    い、「憲法改正は、生ゴミに消臭スプレーをかけてごまかしているのと同じ」と
    自主憲法制定を訴え、「5月3日はゴミの日にしましょう」と、主婦目線のソフ
    トな語り口で分かりやすく話していた。最初は気分が悪くなるかと思ったが、共
    感している自分がいた。
     グループの中心は40代、50代の「きちんとした人」。教師も企業勤めも子
    ども連れもいる。「持っていない人たち」の運動ではない。経済力も家庭もあ
    る、しかも皆、とても感じがいい。この運動は一体何だろうかと考えずにはいら
    れない。
    (略) 

    ◆断言に心地よさ感じ北大大学院准教授中島岳志さん
     極端なナショナリズムは「反知性」と思われてきたが、実際は違う。都知事選
    で田母神俊雄氏に投票したのは、彼の難解な本を読める人たちだからだ。
     在特会の攻撃は在日コリアンだけではなく、部落解放同盟にも向けられてい
    る。キーワードは「特権」。橋下徹氏の支持者に勝ち組が多くいるように、成り
    上がり系は自己責任論を口にする。「俺は頑張った。でもあいつらは甘えてい
    る」と。
     日本維新の会から立候補した女性も自負心を口にしていた。そこから、慰安婦
    は甘えているというロジックが生まれる。要は皆、自分を認めてほしい。「あな
    たは頑張っているよ」と。
     一方、負け組は周囲の「ちょっと成功者」が嫌い。勝ち組には追いつけそうに
    ないから、すべてがリセットされる戦争に希望を見いだしてしまうという論考
    (「『丸山眞男』」をひっぱたきたい 31歳フリーター。希望は、戦争。」)
    を書いた赤木智弘の著書になびく。
    (略)
    http://www.kanaloco.jp/article/73388/cms_id/87570

    勝手に忖度、筆置く愚

    (略)
    【記者の目】差別と向き合うとは-整理部デスク・佐藤英仁
     できれば敬遠したいネタというのがある。シンポジウムのテーマだった「愛
    国」もその一つ。イデオロギーも絡んで意見は二分され、どちらの立場によって
    も批判が飛んでくる。関心はあるのに、だから遠巻きに眺めてしまう。
     20年近く記者生活を送り、メディアの習性はわが身にもすっかり染みついて
    いる。ネタを取捨選択した段階で主体的に価値判断を下しているのに、客観性や
    中立性を保とうとする。意見が割れているテーマでは両者の言い分を載せ、バラ
    ンスを取った気になっている。
     そうした記者たちの姿勢に、登壇した識者は怒っていた。批判を恐れ、書く前
    から忖度するな。世の中で何が起きているのかを伝える役目の者が、目をそらす
    なと。ズバッと指摘されても不思議と心地よく、一つ一つの言葉が腑(ふ)に落
    ちた。
     断定調に同意している自分。そこで気付く。差別的、極右的発言を繰り返す石
    原慎太郎、橋下徹といった政治家の「男らしく見える」言動にひかれる人たちと
    変わらないのではないか、と。
     ヘイトスピーチにみられる差別と排斥はつまり、人ごとではない。事件が起き
    れば、メディアは「○○国籍の男を逮捕」と報じる。属性でひとくくりにする。差
    別の出発点だ。そうしたレッテル貼りはまた、職場や学校といった生活のさまざ
    まな場面で繰り返されていまいか。
     この社会は差別の「芽」を抱えている。そのことを認識しなければならない。
     いや、それが建前に響く今、こう言い換えるべきなのだ。
     私もきっと胸の奥底に差別を抱えている。だからこの問題に向き合うのはしん
    どく、しかし、だからこそ目を凝らしていかねばならないのだと思う。
    http://www.kanaloco.jp/article/73420/cms_id/87683

    6)僕は昔ネトウヨだった
    赤旗 6月23日  (見出しのみ)
    22歳男性告白
    「認められたい」思い強かった
    反中・反韓本の内容 無条件に信じていた
    「殺したくないし殺されたくない」今なら言える

    7)「ヘイトスピーチにNO!」「普通の人の闘い 知って」
    東京新聞 6月24日
    「こちら特報部」話題の発掘に、反差別パネル展の紹介記事が掲載されました。

    8)自民・鈴木章浩氏が謝罪 都議辞職は否定
     東京新聞 6月24日

     東京都議会の塩村文夏(あやか)都議(35)が十八日の本会議で妊娠・出産
    女性への支援策を質問中、「早く結婚した方がいいんじゃないか」などとやじを
    受けた問題で二十三日、自民党の鈴木章浩(あきひろ)都議(51)が「自分が
    発言した」と認め、塩村都議に謝罪した。

     鈴木都議の名前は問題発覚直後からささやかれていたが、本人は否定してい
    た。都庁での会見では「心からおわび申し上げる」と頭を下げた。責任をとって
    同日、自民党の会派を離脱したが、議員辞職は否定した。
    (略)
    ◆他にもヤジ、幕引き許されぬ
    解説
     女性都議を蔑視するやじを、自民党都議が「軽い気持ちで」と認めた。しか
    し、他にも「子どもを産めないのか」などのやじがあったとされ、発言した人物
    は議場のざわつきを隠れみのに名乗り出ない。
     何より、やじに同調する人、笑っている人がいた事実こそが、問題の根深さを
    物語る。首都の議会を舞台にした「ヘイトスピーチ」との批判もあり、これで幕
    引きなど許されない。
     日本は先進国中で女性議員の割合が最低水準とされる。都議百二十七人のうち
    女性は19%の二十五人。所属五十八人の最大会派の自民党は、わずか三人だ。
     やじを許した土壌に、女性都議は「議会には女性の悩みが届かないのかと思っ
    た」とこぼした。女性の社会進出が叫ばれても、男性中心の視点がいまだに根強
    いことに、落胆した都民は少なくないだろう。
     ところが自民党は「他のやじを聞いた議員は一人もいない」と、収束を図ろう
    とする。ネットや海外の批判に押される形で否定から一転、やじを認めた張本人
    が「議会の正常化」を掲げて議席に執着する姿自体、女性への配慮を欠いた男目
    線に見える。 (石川修巳)
    http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014062402000097.html
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    ●6.ツイッターのフォローをお願いします!

    今年2月より、のりこえねっと公式Twitterを始めました。毎週ののりこえねっと
    TVやヘイトスピーチ・デモに対する抗議活動をリアルタイムで伝えたり、レイシ
    ズムやさまざまな社会現象に対して発言する皆さんのリツイートするなど、お知
    らせしてきました。おかげさまで800名近くの方にフォローを頂きありがとうご
    ざいます。
    しかしまだまだ情報発信を広げて、多くの方に日本の人種差別状況を知っていた
    だかなければなりません。ぜひのりこえねっとのTwitterをご覧いただくと同時
    に、アカウントをお持ちの方はフォロー頂きますようお願いします。

    ツイッター
    https://twitter.com/norikoenet
    フォローするには、パソコンの場合、右上にある「フォロー」をクリックして下
    さい。フォローするとのりこえねっとの最新情報やつぶやきを見逃すことなく、
    見ることができます。
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    ●7.編集後記

    深夜3時、6月21日の「反日害国人、反日帰化人の公務員採用完全撤廃デモin日本
    橋」の動画を見ながら、編集作業しています。はっきり言って気分は非常によく
    ないですが、本日ののりこえねっとTVの参考のために、必死に目をこすって見て
    おります。テンプレートの排外主義コールですが、やはり許せないのが桜井誠在
    特会会長の発言。カウンターを党派規定したあげくに、顔を真っ赤にひきつらせ
    て、「今度はお前らが殺されるんだ!」と殺人宣告。内容は何もありませんが、
    差別扇動だけはピカイチなのは困ったものです。せめて今日ののりこえねっとTV
    をご覧頂いて、正しい知識を得てもらいたいと思います。
    来月から放送日が変更になることにともない、来週の「のりこえねっと通信」は
    7月5日頃になる予定です。
    (か)

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    ■のりこえねっと通信 0035号 2014年6月25日発行
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