米国の利上げを織り込む動きから為替の円安方向への推移や、サミットで財政出動などの景気対策や消費増税延期を期待から、売買高は少ないものの、底堅い推移が続いた。
外国人投資家も売りの手は止まっているように見えるが、本腰を入れた買いは確認できていないが、消費増税の延期の発表や為替の推移による彼らの動きに注目したい。
今週の新興株指数はマザーズ指数は前週比で約1%の上昇、日経JQはほぼ横ばい。
そーせいが8%程度上昇するなど一旦反発したように見えるが、一部の人気株の調整は続いており、先週大幅に下落したブランジスタは前週末比約19%、JIG-SAWは約18%の下落。
今週はマザーズ指数の調整を横目に連日急騰していたアキュセラが「臨床試験の効果が得られなかった」IRを受け連日のストップ安などボラティティの高い展開が続いている。
ボラティリティの高い動きが続いているのでデイトレーダーを中心にリバウンドを取りたい気持ちも理解できるが、直近までの上昇幅を勘案すると、普段であれば調整は長引くと考えている。
そのため、スイング以上のスパンで投資をしている方は先週の時価総額などの指標を頭に入れて慎重に銘柄選択をするべきだ。
(Bコミ)
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