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7月に入り本格的な夏到来ですが依然として新型コロナの影響が続いています。3月頃の見通しでは、早ければ梅雨入り頃には同ウイルスの感染は収まると言った論調もありましたが、日が経つに連れ感染は長引くとのニュースが増えています。
気になるのは、このままの中途半端な状態が続く中で、企業や個人への支援が息切れしてくることです。政府の無策が続けば秋に入る頃には収入の崖が待っています。
そしてあと4か月ほどで米国大統領選です。
トランプ大統領も前のめりになっているようで、いよいよ言うことが支離滅裂に(笑)なっていますし、日本と同様に農業票が最重要ということがはっきりしてきました。
中国は相手の弱点を良く分析していて、感心することしきりです。
無法者の狂産党に対して日本は先手先手で対処せねばいけません。連中には国際法を守るとか相手を尊重するなどと言う概念は無く、隙を見せれば容赦なく突いてきます。
ウイグルやチベット、香港などを見れば分かります。一事が万事です。
日本ではコロナ危機によって「縦割りウイルス&既得権」による政官財の癒着や腐敗が次々と露になっており、都知事選の動きも激しく(面白く)なってきました。
安倍首相にとっても与党系都議にとっても目の上のたん瘤である小池都知事の評判を何とか落とそうと躍起になっている雰囲気です。個人的には、カイロ大を首席で出ようが途中で出ようが、法律を守り、汚職の無いちゃんとした都政さえやってくれるなら、都民にとってはどちらでも良いと感じます。
何せ男勝りの「オレオレ」の方ですし(笑)、多少の無茶が出来る人でなければ都政改革は務まりません。但し、自分ばかり目立とうとせず、しっかりしたブレーンを、与野党を問わず引き込んで都政に活かしてもらいたい。
株式市場ではコロナ治療薬の開発への期待や、業績不安の少ないIT企業の株が買われるのは分かりますが、それ以外でも、何か材料が出ると取りあえず買いが入るといった動きも多く見られます。
5月下旬からの連騰は想定外でしたが、その後一時的に調整しただけで6月中旬からは以前のゴルディロックスに戻ったような雰囲気です。
今回のコロナショックと言われる株安は過去のITバブル時やリーマンショック時と違い、買い戻され方が急です。早期回復を期待した(予見した)動きと言えますが、大型経済対策への期待と過剰流動性による資産の押し上げとなっていますから、足元は不況の株高というやつなのでしょうか。
今後で気になる点としては、ちょっと長めの在宅勤務を経験したことで、
「案外家でも仕事が出来るじゃないか」
「断捨離も出来たし、無駄遣いが減った」
「出社を半減させたら不思議と仕事の効率が上がった」
・・・という話を多く聞いたことです。
私の周囲は金融業界で働く人(所謂ホワイトカラー)が多く、業務によっては時間に縛られる仕事が少ないからと思いますが、皆さん面白い経験をしたなと思いました。
個人的にも、打ち合わせで出掛けたり、喫茶店で会ったり会食したりという機会が瞬間蒸発しましたので、それによる移動時間や費用がゼロになりました。大半の(急がない)やり取りはメールで済み、打合せは(機微情報を除いて)スカイプやラインで不便を感じることも無く、打合せの時間が多少伸びても往復の時間が節約出来ることで楽になりました。
人に会うのは苦ではありませんし、会食なども好きな方ですが、行かなきゃ
いけない、会わなきゃまずい・・・というイメージ?(日本の慣習ですかね?)
から逃れられるのも悪く無いなと(笑)
加えて節約にもなります。
在宅中は(生活上の固定費を除いて)食材を買ったり掃除用具を買ったりという程度で、普段の無駄遣いを見直すきっかけにもなりました。
小売りに限らず、何処の企業も「どうやって個人に消費させるか」を競ってきました。しかし今回のコロナ禍で「余計な消費をしない楽しみ」を知ってしまった消費者が増えたはずです。
会食や外食(特に飲み会)に行かなくなれば、オッサンは財布の中身が減り辛くなります(笑)。
今回の一律給付金で必要なものを買ってしまえば、それ以上の消費は控えるのではないでしょうか。消費の傾向も変化すると思われます。
家内も「出掛ける用事が無ければ新しい服も要らない」と言っており、この辺りがとても気になります。一律給付金(バラマキ)も何度も出来るものではありません。
消費をしないゴルディロックス・・・。
余談ですが、今日の午前中はアンジェスの下落が目立っています。
市場の動向にも変化が出てくるように感じます。
(街のコンサルタント)
(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)