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ラーメンレビュー 山本増刊16号
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ラーメンレビュー 山本増刊16号

2015-03-08 01:00

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    ■「ラーマガ」本誌に載せきれなかったレビューを掲載する「ラーメンレビュー増刊号」です

     「ラーマガ」本誌では、各号で7件の個別レビューを掲載しています。遠征や連食などで、そこに収まらない私のレビューを、随時「ら~マニア共和国」で掲載します。

     今回はイベント2件のレポと、沖縄遠征での沖縄そば9軒のレビューを掲載します。ラーマガ本誌と合わせてお楽しみください。

    □目次

    1.無料公開レポート!その1
      「気仙沼の笑顔ウィーク@新横浜ラーメン博物館」

    2.無料公開レポート!その2
       
    「ラーメン女子博@横浜赤レンガ倉庫」

    3.秋の沖縄遠征:完全版
     <本誌43号で「明石食堂」「琉王伝」「来夏世」「ニーランの石」のレビューを掲載
     <本誌44号で「白保食堂」「八重山stayle」「浜屋」「鶏寅」のレビューを掲載
     <本誌46号で「我流家」「garyu-ya」「ストライプヌードルズ」「前田食堂」のレビューを掲載
     <本誌47号で「八重食堂」「むかしむかし」「金月そば」「麺あがり」のレビューを掲載
     <本誌48号で「麺や偶」「高江洲そば」「通堂」「三竹寿」のレビューを掲載
     <本誌49号で「麺や偶もとなり」「龍珍」「てぃあんだー」「琉家」のレビューを掲載
     <本誌50号で「丸安そば」「三角点」「マホロバ」「つけめんsakura」のレビューを掲載
     <本誌51号で「なりよし」「波蔵」「肉マースソバ マサミ」「武蔵家」のレビューを掲載
     ・やいま村@石垣島<石垣空港で食べる八重山そば>
     ・真壁ちなー@糸満市<琉球らしい家屋で食べる沖縄そば>
     ・はなきなぁ~そば@宜野湾市<基地の見えるそば家>
     ・いしぐふー@おもろまち<多店舗展開中ながら、注目のそばや>
     ・けんぱーのすばや@おもろまち<おもろまちのセルフ風そばや>
     ・どらえもん@県庁前<国際通りを見下ろしながらいただく宮古そば>
     ・むつみ橋かどや@美栄橋<伝統的な沖縄そばを繁華街で>
     ・亀かめそば@県庁前<製麺所直営のそばやさん>
     ・てぃしらじそば@首里<自家製麺、イマドキ風のそばや>

    1.気仙沼の笑顔ウィーク開催!@新横浜ラーメン博物館

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     ラー博で、2012年から3年間の期間限定営業をしてきた「かもめ食堂」が4月5日に卒業する事にあわせ、3月6日からの1ヶ月間、「気仙沼の笑顔ウィーク」が開催され、ラー博は気仙沼一色に。ラーメン店が集まる地下へと降りる階段には、気仙沼市の観光キャラクター「ホヤぼーや」と、気仙沼の人達の笑顔でお出迎えしてくれます。

     「拉麺人インタビュー 千葉憲二」でも紹介したが、ラー博で3年間の期間限定で出店した「かもめ食堂」が4月5日で卒業。今年7月を目途に気仙沼の中心地で開店する事になった。卒業までの1ヶ月間をラー博における「気仙沼の笑顔ウィーク」として、「気仙沼酒場」開店、特別展「気仙沼に笑顔を」「気仙沼物産コーナー」、そして「かもめ食堂」の帰郷メニュー販売が発表された。

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     気仙沼の地酒「蒼天伝」は、「蒼天伝ハイボール」も用意するとのこと。こってりしたつまみにも合いそう。また、「角星ワンカップ ホヤぼーや」は。カップに描かれた「ホヤぼーや」が可愛い(笑)。もちろん持ち帰り可能!

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     気仙沼の味は様々!つまみでまず食べてみてほしいのが「メカジキのハーモニカ煮」。メカジキの背びれの付け根に伸びる骨と身の部分で、気仙沼では骨の形状から「ハーモニカ」と呼ばれている。脂が乗っている部位でもあるので、様々なお酒とも相性がよい。

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     他にもいろいろあるので、右上から時計回りに紹介します。
    「肉汁たっぷりメンチカツ」。かもめ食堂の名物サイドメニューも楽しめます。
    「メカブ酢」。三陸のメカブを使ってトロトロながら、酸味がしっかり効いている!
    「なまり節ラー油豆腐」。気仙沼の高校生たちが、地元の伝統である乾燥食材「なまり節」から開発した「なまり節ラー油」を乗せた冷奴。
    「鰹ごま醤油かけ」。鰹も水揚げ量日本一が気仙沼との事。まろやかな鰹の旨みと胡麻の香ばしさが絡んでくる。
    「さんまの昆布巻き」。気仙沼のサンマを昆布で巻いたもの。昆布の旨みがサンマにも乗ってきて相乗効果が楽しめる。

     「気仙沼酒場」の営業時間は、平日は17:00~22;00、休日は12:00-22:00となり、ラー博の営業時間とは異なるので注意が必要です。

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     ラー博では持ち帰りラーメンや物産を販売しているが、その一角が気仙沼コーナーに!気仙沼酒場でも使っている「かもめ食堂」の持ち帰りラーメンや、「なまり節ラー油」も買えます。自宅での料理にも活用しましょう。

     「かもめ食堂」の帰郷メニュー「さんまラーメン 醤油味」はラーマガ52号でレビュー!お楽しみに!


    2.ラーメン女子博@横浜赤レンガ倉庫、驚きの大行列!
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     「ラーメン女子博15'-Ramen girls Festival-」、7日の開会セレモニーから取材させてもらった。運営企業がこういったイベントに慣れているのか、行列への対処は見るべきポイントがいくつかあった。雨が降り始めた時に受け渡し場所にテントを置き、止んだとなるとすぐに片づける。行列が長くなってくると、最前列のテーブル席を行列スペースに変えるなど、臨機応変なところが見られた。

     お客さんの数は、雨が止みはじめた12時過ぎからどんどん増え始め、少なく見ても「7:3」で女性客の方が多かった。当日券販売ブースは開始直後こそ混雑していたが、その後は特に問題はなかった様子。ただ、300円のチケットを5枚買うスタイルは、ラーメンイベントに慣れた人には戸惑いもあった。コンビニ発券手数料の関係で、前売券の方が高くなる所は改善が求められる。

     ラーメン店も、900円のレギュラーサイズの他に600円のハーフサイズも用意。トッピングだけでなく、5店舗では複数メニューを用意していた。ただ、このバリエーションがアダになったのか、回転が悪くなり、長時間の行列を余儀なくされた。200人を越える行列ができ、14時過ぎに並んだ人が5時間待ちになった人もいた。それでいて400席程度の座席(うち128席は女性専用)が混みあうことがなかった。これは、運営側が店舗の現実的な提供ペースを確認していなかったのではないかと思わざるをえない。他のイベントでは、一日の売上杯数を元に、1ロット単位での提供時間を確認し、スタッフの数を増やしたりしている。今回厨房内が忙しく働いていた店主やスタッフの姿を見ると、運営がアドバイスすべきレベルだったのではないかと思える。次回以降の改善に期待したい。

     味については、イベントながら各店舗のクオリティをなるべく出そうとしていて、予想外の混雑の中奮闘していた。回転がよかった、厨房を宮崎店主らで回していた「ソラノイロ」。また、緑の麺をウリにしていた「六感堂」は、行列ブースに挟まれて苦戦したかもしれないが、行列の短さが注目された。

     売り切れで早仕舞いするブースが出るなど、寒い一日とは思えない大盛況だった。3/8(日)も午後から雨も止みそうで、更なる来場者も予想される。前売券を持っている人はなるべく午前中にお目当てのブースに並んだ方がよいと思われる。

     最後に、3/7(土)の早仕舞いが、公式twitterアカウントで告知された時間をまとめておきます。参考にしてください。
    14:38「BumBunBlauCafe」
    17:26「貝賊パイレーツ」
    18:00「似星」
    19:03「麺やbar渦」
    20:27「麺や庄の」

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    ラーメン女子博15'-Ramen girls Festival-
    2015年3月7日(土)、3月8日(日)11:00~21:00(ラストオーダー20:30)
    神奈川県横浜市中区新港1-1 赤レンガ倉庫広場イベント広場
    みなとみらい線「馬車道」「日本大通り」駅から徒歩6分


    ラーメン女子博のラーメン屋8軒をショートレビュー!
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    ■麺や庄の
    「プレミアム豆乳海老白湯」

     スープに豚や鶏を使わず、海老ダシとプレミアム豆乳をブレンドした「海老白湯」。海老の強さは豆乳で消えることはなく、麺との相性もよいが、プレミアム豆乳の「プレミアム」の意味を聞き漏らしてしまったのが残念。回転はやや遅い。

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    ■麺やbar渦
    「まろ辛ベジ豆乳ラーメン」(写真左)

     レギュラーメニューでもある「アジアンレッドまぜそば」(写真右)のイメージも引き継ぎ、豆乳を加えた一品。レモングラスやパクチーなどの香草やスパイスが味にエスニックさをプラスしている。パクチーが苦手な人は野菜にチェンジすることもできるそう。回転はやや遅い。


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    ■麺屋 六感堂
    「グリーン麺ゆずみつば和えそば」

     ユーグレナ(ミドリムシ)を練り込んだ麺が特徴的な六感堂。柚子と三つ葉をたっぷりあしらった塩ラーメンと醤油味のまぜそばを用意。まぜそばは玉ネギや醤油ダレがしっかり効きながらあっさりと食べられる。回転はやや速かった。

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    ■貝賊らぁめんパイレーツ(金色不如帰、おっぱいラーメン、ストライク軒)
    「愛カップ クリームヌードル」

     「烏賊」じゃなくて「貝賊(かいぞく)」。ハマグリをメインにした半濁のスープはストライク軒の「シンカー」を思わせる。麺とスープだけだともうひと味欲しくなるが、コーンやクリーム、ピンクペッパーがそれらにあたる。徐々に混ざっていく過程も楽しみたい。回転は時に遅く、時に速く。

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    ■牛骨らぁ麺 マタドール
    「香る!牛塩らぁ麺」(贅沢焼牛トッピング)

     2012年のラーメンイベントで、香味野菜を中心に煮出して「ブーケガルニ」をイメージしたスープで新しい醤油らぁ麺を創作したマタドール。今回はそのスタイルに立脚した塩らぁ麺。「店舗ではフルボディの味わいを、イベントでは屋外でも消えない香りを楽しんでほしい」という思いが味に伝わっていた。写真の「贅沢焼牛トッピング」がオススメ。マタドールは確かに焼牛を食べて欲しいですね。回転は普通。

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    ■ソラノイロ
    「ベジの和えソバ」(写真は「ベジソバ」)

     「ベジソバ」をベースにした和えそば。少量のスープに野菜や人参ピューレを多めに配置しているベジソバでも使っている平麺が和えそばでもマッチする。回転は速い。


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    ■ラーメン愉悦処 似星
    「煮干しラーメン」

     シンプルに煮干しの味を伝えてくれる、じんわりとした一杯。煮干しの味を引き出しつつ、えぐみにならないところでまとめている。回転はやや速いか。
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    ■Bum Bun Blau Cafe with beehive
    「青森地鶏塩ラーメン」

     通常の塩ラーメンと異なり、鶏の旨みをシンプルに引き出した塩ラーメン。津軽ラーメンではないけれど、小さな麩をトッピングしているところがそれっぽい。回転は悪い。

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    3.沖縄そば実食レビュー

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    【やいま村@石垣島】
    「アーサと海ぶどうそば」700円

     沖縄遠征初日7軒目。石垣島から沖縄本島に向かうのに、同行者の一本後の便を予約していた

     
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