いやあ……盛りだくさんだったよこの夜も。あれから2週間以上たって、ようやく心の整頓ができたので、今こそ振り返ろうと思う、あの伝説の夜を!!
ホント、とんでもない一夜やったんよ……。
それは、忘れもしない9月7日。この夜取り上げたヴィンテージは、ゲームDJが中学3年生の時の思い出の逸品である『アクトレイザー』であった。
しかも、神曲の創造神“神さまをつくった神さま”こと古代祐三さんを招いての超ゴージャスな実況プレイになったんだなぁ!
さらに、それだけでもない。
この回は「つくった人がゲーム実況」初の試みである“柴寿司”が開店した日でもあったんよ!
都内某所にあるといわれるこの高級ゲーム寿司店は、ゲームDJのオファーにより気まぐれにオープン。握る花板は、もちろんゲームプロデューサーの柴貴正さん!
毎週なにかが起こるシシララTV「つくった人がゲーム実況」において、この並びでなにも起こらないわけがないわけで……。やはりというか、なんというか、とんでもないことが連発したんよ……。
まずね。肝心のゲームプレイが!
難しすぎて全然進まねぇぇぇぇぇ!!! 笑
中学3年生の折には、夜通し柴さんとプレイしてクリアしたゲームのはずなのにだ。
つまり、ゲームが難しいのではなくて、おれのゲームプレイが下手になったってこと……だと?
認めん、決して認めんぞおおおお!!
とばかりに再チャレンジを繰り返すも、第1ステージであるフィルモアをクリアするので精いっぱい。
次なるフィルモア第2ステージでは、もう、数えきれないくらい、神が死んで死んで死にまくった……。
この間、完全に余裕のなくなったゲームDJの真顔がばっちり激写されており、恥ずかしいことこの上ない。。。
しかし、そのくらいいくらチャレンジしても、いやらしいまでのギミックに跳ね返されまくり、その横では、古代さんとともに寿司を食べに来てくれたスペシャルゲストの藤坂公彦さんが、おいしそうに柴さんの握る寿司に舌鼓をうっているわけで……。
番組史上もっとも滅入りそうになったとき、ちょいと世界を作っていくSLGパートで一息入ることに。この『アクトレイザー』の見事な緩急っぷり、たまらん!
そして柴寿司のほうでは、花板である柴貴正がその実力をいかんなく発揮。
超攻撃的コミュニケーション術(誰に対しても物おじせずグイグイ行くの意)が炸裂しはじめる!
ゲームDJ「おっ南東の方角に洞窟がみつかったぞ!」
ゲームDJ「♪~(鼻歌)」
柴「はい! 古代さん、今の鼻歌、曲にしてください!」
古代さん「ファッ!?」
そんな雑な流れから、古代さんに即興で作曲をしてもらうことに……。
みんな見た? というか、かつてこんな神の無駄遣いがあった?
これぞシシララTV「つくった人がゲーム実況」の醍醐味、そして「柴寿司」の真骨頂といえるだろう。
では、なぜこういった奇跡が実現するのか? それはなにより寿司が……
お寿司がうまいからだよ シャイナさぁぁぁぁぁん!!(C)車田正美
お酒もうまいからだよ あおいさぁぁぁぁぁん!!(C)桂正和
鮎川ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!(C)まつもと泉
うむ……さすがに参考画像は載せられないが、シシララTV友の会のメンバーであるみなさんなら、きっとゲームDJと同じビジョンを共有できたはず。投げっぱなしですまんなみんな、思わず書いてしまったんや。叫んでしまったんや。
あ、ちなみにタダツグのヤツも鮎川派らしい。アイツはきっとひかるちゃん派やと思っておったが……ってホントにどうでもええな、この情報。
話を戻そう。つまりは、ゲームDJが思わず錯乱して叫びたくなってしまう……それくらいのホスピタリティの高さが、あの日あの場所にはあったんディス!
寿司だけでなく、ココアシガレットを馬刺しで巻いてもマジうまいんだから、ホントなんなんだろう柴貴正って男は。
お酒をよく召し上がられる古代さんも、珍しく酩酊されるほどの美食とゲームの饗宴。
最終的にどうなったかというと、古代さんとDJ&タダツグの……
ピアノ&フエラムネによるセッションが実現。これ、マジだぜ?
ポロロン(美しき調べ)
ピーピプー(フエラムネ)
おいおいおい、こんなことがあっていいのか? これはそもそも現実なのか!? まさに奇跡、そしてまぎれもなく、これは現実に起こったことなのである。
なぜなら、これが大人の……いやさ、神々の遊びなのであるからして。
とはいえ、ゲームプレイは容赦なく難しい。ぶっちゃけ自信喪失気味のDJは、タダツグにプレイを交代するも……結果はまったく変わらず。爆
「人が変われどゲームの難易度が変わるわけがない」
いや、もしかするとDJ&タダツグが「歴史に残るゲーム下手」なだけかもしれんが……。
そんな、この番組のホストとしては致命的な風評がスタジオ、いや……視聴者全体に流れ始めようとしていたその時、その空気を鋭敏に察知した(つもり)のゲームDJが、いや、それを先に察知してくれた古代さんが一言。
「ちょっとやらせてもらってもいいですか?」
本物の神降臨キタアアアアアア!
ということで神様こと古代さんにプレイ交代。
結果
トゲ! トゲ!! トゲェ・・・。
神を持ってしても4半世紀ぶりのプレイ、トゲに串刺しとなり神即死。
「ウッ」(神)
からの
無音(ゲームオーバー)
で、神曲「フィルモア」のBGMが繰り返されることに。
ちなみに、古代さんは番組出演のオファーを快諾してくださった折にも
「このゲームはクインテットさんがつくられたものなので、私はつくった人ではないですが、いいですか?」
と言われるほど謙虚なお方。いや、あなた作ってますがな!
それはさておき、やはり『アクトレイザー』は超絶難易度であるなぁ……という結論に落ち着かんとしたさなか、古代さんからゲーム史に残る衝撃の発言が飛び出してしまった!
古代「このハッ! とかウッとかいう声なんですけどね……」
古代「これ」
古代「ぼくの声なんです」
一同「ファファファファファファファファファアアアアア!!!???」
神様による神の声の主の告白、これが神託なのか飲みトークなのか、一同酔っていてよくわからんかったのだが。
とはいえこんな超レア情報、かつてどこかのゲームメディアが拾えただろうか?
とにもかくにもゲームDJは初耳で、その場の一同超絶感動。そんなことがこの番組では起こってしまいます。
そのほかにも当時のサントラや北米版のカセット、はてには『アクトレイザー2』の企画書など、ゲームの博物館入り間違いなしのアイテムまで持ち込んでいただき!
最後まで無茶ブリの即興演奏にこたえつつ、颯爽と帰っていかれました!! 見た目も中にも男前の古代さん、ほんまもんの神さまやったで……。
さて、時刻は終電のお時間をすぎ、シシララTVおなじみの深夜帯に突入。あい変わらずフィルモア1-2で詰まっている我々は、ここで同じく柴さんの無茶ブリにこたえつつ美麗な絵を描いていた藤坂さんにバトンタッチ(つまり古代さんの贅沢な無駄遣いと、稀代のイラストレーターの無駄遣いが同時進行で起こっていたのだ)。
おお、藤坂っち! コントローラーの持ち方がすでに玄人! 格ゲー持ちやないか、これは期待。神の動きもいいぞ!
でも
トゲ! トゲ!! トゲェ……。
わかっていても刺さってまうんや、やらしいところにデストラップ。それがこの時代の最上級のもてなしのひとつやったんやなぁ……。それでも難関・赤玉ごろごろゾーンを抜け、1-2のボスであるミノタウルスまで行った藤坂っちの矜持に乾杯!
さて、冒頭わたしはこう書いた。この『アクトレイザー』という作品は……
「中学3年の折には、夜通し柴さんとプレイしてクリアしたゲーム」だと。
すまぬ。これ、厳密には違った。
正確に言うと「アクションパートは柴さんが全部クリアした」が正解だった。爆
ゲームDJ、ちょっと話を盛ってたね……。
とまあ、それも織り込み済みでこの収録では「花板出陣モード」が用意されていたのであった。
ここで満を持して、花板・柴貴正がフィルモアへ出陣!
違う……動きが違う!
『ドラッグ オン ドラグーン』をはじめ、あまたのアクションゲームを手掛けてきたこの男。ていうか、ゲームDJの友達で一番ゲームが上手かった男!
己の持ち味をいかんなく発揮し、見事にボスであるミノタウルスを撃破!!(しかも、かなりあっけなく)
あげく、ミノタウルスのパンツのセンスに言及。そりゃあね、赤ブリーフやもん、さすがにツッコむわな。それにしてもおそるべし、花板!
ちなみに上は、巨匠・藤坂っちが描くミノタウロスのセクシー仕様。こんなもんがいきなり飛び出してしまうんやから、なんともゴージャスな夜だこと……。
途中、急きょ帰国のマンゴーちゃんや、もはやシシララファミリーの一員と言ってもいい笹原“世界一”和也さんも交えつつ、番組はどんどん深夜へ。
深い夜ならではの余興も満載、途中藤坂っちがゲームDJのリクエストにこたえて、『監獄学園』の副会長を描くというスペシャルサプライズも!
どうだ! すごくないか!? これ……本編とは全く関係ないからね。
そのほかにも多数の作品を酔いどれつつ描きのこし、藤坂さんご帰宅! 本当にありがとうございました!!
さて、我々に残されたのは2面であるブラッドプールのボス「マンティコア」の攻略!
ここは気を取り直して再びゲームDJがプレイ!
もちろん、容赦ない難易度は相変わらず!
しかしここで、シシララTVの真の最終兵器“視聴者のアドバイス”が炸裂!
みんな、いつもありがとう!!
おかげで、マンティコアニキの行動パターンが判明したぜっ!
……まぁ、判明したんだけども……そう思うようにいかないのが、『アクトレイザー』が名作アクションゲームたるYU・E・N。
ゲームDJ、それでも複数回のコンティニューを余儀なくされたんだなこれが……。
途中で柴さんの作ったお寿司をほおばりつつ、苦闘6時間。ついにマンティコアニキを撃破成功―!!
や、やややや、やったぜ! いや、しかしね。これまだ2-1だかんね……。
間違いなく「おかわり」あるよね。しないとね……^^;
後日、古代さんからもDJのツイッターに
>お寿司美味しかったです!
>『アクト』はまた酔ってない時にチャレンジします笑
とのメッセージをいただき、フラグは立ちまくっておりますのでね。
にしても、第一回にしてこの密度。おそるべし企画「柴寿司」。いつの日か、またDJのオファーによって開店されるのを楽しみに待たれよ……。それは同時に、パンドラの箱を開けることを意味するのかもしれないが。
まぁ、花板も包丁を研いで次回に備えているご様子ですしね……。
とにもかくにも!
神々が酩酊し、いにしえのゲームの魅力はますます輝くばかり。それほどまでに危険で甘美な夜が約束されてしまった、そんな「柴寿司」初開店の巻でございましたとさ。
おしまい。
……あ、最後に。そんなシシララTVですが、本日9月28日は『クターのアスレチックワールド』をプレイしますよ。よろしければぜひご覧あれ!!