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【軽井沢誘拐案内】往年の名作ミステリアドベンチャーに『ドラクエ』の源流を感じた夜【201600205_タダツグ】
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【軽井沢誘拐案内】往年の名作ミステリアドベンチャーに『ドラクエ』の源流を感じた夜【201600205_タダツグ】

2016-02-05 17:00
    タダツグでっす! 怒涛の1月があっという間に終わり、すでに節分も終わった2月。間もなくバレンタインでござるな……。まぁ、僕のようなおっさんにはあまり関係ない行事ではございますが。

    さて、そんな中お届けします今回のブロマガでは、2016年の「シシララTV」1発目の配信となりました、1月4日の生放送について振り返りましょう。

    まずはその前に、いつもの告知から。

    本日金曜日は、笹原“世界一”和也さんが出演する『ワールド・イズ・マインZ』をお届け。ゲストに俳優/スーツアクターとして数々のスタントをこなす新上博巳さんをお迎えし、スタントマンのお仕事内容や、ハリウッドアクション映画の舞台裏についてトークします。ゲームDJは不在となりますが、いったいどんな内容になるのか? ご期待ください。


    そして、来週月曜日は「つくった人がゲーム実況」! 今回は「タイトークラッシックス」の第2弾として、アーケードで人気を博した恋愛ゲーム『まじかるで~と ドキドキ告白大作戦』のPS版をプレイします。ゲストは、タイトーで開発プロデュースを担当した現スクウェア・エニックスの津田洋介さんが登場。本作のロケテスト時代の裏話など、つくった人しか話せないレアトークをお聞きしますのでお楽しみに!


    みなさん、どちらもお見逃しなく!!

    ……と! 前置きはこれくらいにして、1月4日の生放送ですよ。この日は新年早々ということで、出演はシシララファミリーのみというめずらしい構成に。ゲームDJ、レレミちゃん、ファファソちゃん、タダツグの4人で、ゲームDJが実家に封印(?)していた“オトナのおもちゃ箱”を開封することになりました。

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    いや~、僕もオタクの端くれとしてモノモチはいい方なのですが(単にものを捨てられないだけともいう)、ゲームDJのそれは僕なんかをはるかに凌駕しておりました。まぁ、出るわ出るわ、オタクグッズが山のように出てくる

    まずは、ゲームDJが中学生のときに描いた『BASTARD!』のダーク・シュナイダーの絵(上手!)。これはスクウェア・エニックスのプロデューサーにしてゲームDJの盟友である、柴さんたちとの合作とのこと。かなりデカい&ウマい! それにしてもよく保管してありましたね、こんな昔の絵……。

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    ある意味、黒歴史とさえ言えるのかも? 中2病全開っすね!(笑)

    でもって、出ました『TOKYOナンパストリート』! こちら、今週月曜日の生放送で実際にプレイしましたが、いわゆるカセットテープにゲームデータが入っているという、ものすごく時代を感じさせる一品でございます。

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    何せ僕、カセットテープでゲームをプレイするというのが初体験でしたもので、めちゃめちゃ感動しましたよ。こちらの実況の模様は、後日またこのブロマガでお届けしたいと思います。

    ほかにもまぁ、出てくる出てくる。DJが就職活動をしていた頃の、任天堂の会社資料や……。

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    ゲームDJが小学生時代に作った、「ラーメンばあ」をモチーフにしたペン立て(なんとオルゴール付き)。

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    宝塚ファンであるゲームDJのある意味原点ともいえる(?)、『少女革命ウテナ』のフィギュアとか……。

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    これまた柴さんたちと作っていたテーブルトークRPGの設定資料とかね。DJ自身、これは恥ずかしすぎると笑ってたけど、個人的には、他人の黒歴史を紐解くというのはかなりおもしろいッス。(笑)

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    ほかにも、ガンプラとかファミコンやスーパーファミコンのゲームとか、いろいろいろいろ出てきたこのおもちゃ箱。見ているだけで飽きなかったわけですが、そんな中から、今回ゲームDJがチョイスした、実況プレイ用のソフトがこれ。

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    軽井沢誘拐案内』でございます! こちら、MSX版となっておりますよー。

    恥ずかしながら僕は遊んだことがなかったこのゲームですが、ゲームデザインはあのレジェンドクリエイターの堀井雄二さん! 氏が手がけた『ポートピア連続殺人事件』、『北海道連鎖殺人 オホーツクに消ゆ』と合わせて、「堀井ミステリー3部作」と呼ばれているそうです。ひ、響きが超かっけえ!

    ゲームは、基本的にはオーソドックスなマップ移動&コマンド選択方式のアドベンチャーゲーム。電話番号や人物名を入力するなど、一部キーボードを使用する場面もあって、なんだか新鮮でした。

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    このグラフィック……たまらんものがあるなぁ。これ、シナリオもグラフィックもプログラミングも、すべて堀井さんが手がけてらっしゃるというんだから驚きッス。

    さて、物語についても簡単にまとめておきますと。プレイヤーは大学生の男子となり、恋人の久美子の別荘がある軽井沢にやってきます。彼女と避暑地をゆっくり観光……という計画だったわけですが、久美子の妹であるなぎさが行方不明になったことで、事態が急変! なぎさの行方を追っていくうちに、主人公は久美子の過去にも大きくかかわる、ある重大事件に巻き込まれて……という内容。

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    これがまた、展開が2転3転する本格ミステリに仕上がっているわけですよ。

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    登場人物もたくさん登場するわけですが、どやつもヒトクセもフタクセもあるというか、ぶっちゃけほぼ全員が怪しく思えるというか(苦笑)。だ、誰がなぎさちゃんを誘拐したというのだ……?

    ちなみにこの作品、読み進めていくうちにいわゆるムフフな描写があったり、“大麻”が大きくかかわってきたりと、かなりアダルトな内容でびっくり。

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    まぁ、若い恋人同士ですからね。当然ですよね。えへへ。
    なんていうか、そこには単なるドット絵とは思えない、情緒あふれるエロスがあったというか。古めかしい、だがそれがいいっていうのも事実なわけで……。突然パンチラとかのサービスシーンも盛り込まれていて、僕なんかはちょっとドギマギしてしまいました。ホント、単なるドット絵なのにね(笑)。

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    うーん、無防備というかおおらかというか……ねぇ? 時代を感じます。

    ちなみに、ある意味ゲーム黎明期ならではの要素も、本作には結構盛り込まれていました(そもそも、現在ならタイトルからして変更しなくてはならなくなりそう)。

    たとえば、とある人物の別荘に潜り込んだら、書斎から謎の洞窟につながる隠し扉があったり……(どんだけ金持ちなんだよっ!!)。

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    ゲームの進行に迷ったら、突然神サマに出くわしてヒントを教えてもらえたり……(突然親切すぎるやろっ!!)。

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    まさかまさか! 隠し通路の先に、つくった人である堀井雄二さんをモチーフにしたキャラがいたり!(「ゆうぼう」とか懐かしすぎっ!!)

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    極めつけは、ゲームの終盤でいきなりRPGになって戦闘が発生したりね。なんだろう、『ドラクエ』の源流を垣間見た気がしました。まさかこんなところにルーツがあったとはっ!!

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    ゲーム制作がどんどん緻密になってきている昨今、このおおらかさはかえって斬新。そもそも、マジで「さすがは堀井さん!」とうならされる演出が満載でした。物語もかなりミステリアスで、「こいつが怪しいだろ……」って思っていたやつがじつはイイヤツだったり、思いもよらなかった人物が悪役だったり、あいつとこいつが血縁関係だったりと、とにかくまぁ、やりたい放題!

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    人生は悲喜こもごも、たくさんの人々の思惑が入り乱れた軽井沢での物語は、約5時間ほどでエンディングを迎えることができました……。正月早々おもしろかった、ホントに!

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    ホント、往年の名作はやはり「名作」といわれるだけの何かを持っているものですねぇ。このシシララTVで取り扱ってくれなかったら、一生このゲームに触れることはなかった可能性もあるわけで。モノモチのよいゲームDJに感謝です(笑)。

    ということで、新年そうそうエンディングまでお見せできてえがったえがった。この調子で今年も1年がんばっていこうと、ゲームDJと2人、決意を新たにした瞬間でございました。

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    さて、そんな我々ですが、これからもみなさまにガンガン生放送をお届けしてまいりますよ。まずは本日金曜日の21時から、笹原和也さんプレゼンツによる「ワールド・イズ・マインZ」をお届け!


    でもって、来週月曜日21時からはPS版『まじかるで~と ドキドキ告白大作戦』をゲームDJと僕が生実況プレイ予定。みなさん、ぜひご覧くださいませ。



    それでは、本日もブロマガにお付き合いいただきましてありがとうございました。そろそろこのへんで。タダツグでした~!
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