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読者のコメントに感心して

2016-06-21 14:30
     

    一般の人の意見にハッとする時があります。

    月白さんは、こう書いています。

    「舛添都知事は社会的に殺されてしまいました。
    テレビで見ているとただのイジメにしか見えませんでした。」
    「何とも恐ろしい世の中になってしまったなと、
    ため息しか出ません。」

    人々が群集心理で一方向に暴走し始めたとき、そう感じる
    ことが出来る人がいるのは救いです。

    『民主主義という病い』は「主権者」と思い込んだ一人一人が、
    「個人」を喪失して、群集に埋没してしまう恐ろしさですね。

    もはや舛添要一は人格を否定されている。
    人間として否定されている。
    存在を否定されている。
    家族で心中せよと群衆が言っている。

    「今は師範の方々のおかげで幸運にも自分はバッシング
    する側に回っていませんが、ひょっとしたらちょっとした
    ボタンのかけ間違いでバッシングする側に回っていたかも
    しれないと考えると恐ろしいです。」

    この自分自身に対する客観性は大事ですよね。

    舛添がセコいのは間違いないのだから、実例を見ると呆れて
    批判したくなるんです。
    わしだって「つるセコ」ぶりをからかっていました。

    だがそれが群集心理になると、引いて見なければならない。
    暴走し始めると警告しなければならない。
    止めるのは大概、不可能ですけどね。
    それでも気づく人を増やす努力はした方がいい。 

    「もくれんさんのライジングの記事もブログの方も大変
    勉強させて頂いています。あんなに詳細にデータを集めて
    書いたら相当に時間がかかったでしょうに頭が下がります。」

    他人の努力に対する想像力が働かない人が増えています。
    えらそうな物言いで、破たんした「私論」を述べるネット民が
    増えすぎています。
    自分で勉強して、自分で考えて、しかも他人に分かりやすく
    伝える文章を書いてくれる者には、敬意を払わなければならない。

    それが分かる人がいれば、泉美さんも報われる気がするでしょう。

     

     

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