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京都の展覧会で若冲を見て迷いのない筆の運びや偶然性を
活かす描き方に感心し、コンピューターには出来ない絵を
描かねばならぬなと思っていた。
すると家族が話しかけてきて、父親に握手を求められ、
中学生の息子に茶魔のサインを求められた。
親から借りて読んでいたのか、息子は選集に描いた新作を
喜んでくれていて、握手も求められた。
するとその間、5歳くらいの娘がおもむろに手袋を外して、
待っていて、わしに恥ずかしそうに握手を求めてきた。
5歳の娘が『おぼっちゃまくん』を知っていたのかどうか、
全然わからんのだが、5歳の娘のお手てが可愛くて可愛くて、
こっちが得した―――――♪と思ってしまった。
今年は神社には行ってない。
神社界は男系固執だと聞いて、参拝する気にならなかった。
けれど5歳の子に握手を求められて、その小さな手の感触に
感動してしまって、今年は春から縁起がいいやと明るい
気持ちになってしまった。
はあああ・・・可愛かった―――――
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小林よしのりライジング
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