今朝の東京新聞で津田大介が「メディア倫理」の話を書いているが、「やっぱりな」と思った。
三浦瑠麗の「スリーパーセル発言」に触れた途端、津田は「仲間意識」「社交の罠」「世間の堕落」に嵌って、誤った分析をしてしまう。
三浦瑠麗と「お友だち」だから目が曇るのだし、守ろうとしてしまう。
津田大介にとっては三浦の「発言自体は、日本社会に北朝鮮のスパイが潜んでいる危険性を指摘した他愛もないもの」らしい。
まったく分かっていない。
「情報工作員としてのスパイ」は北朝鮮だけでなく、多数の国家から潜入している。これは当たり前のことだ。
アメリカのスパイは2015年の段階で、日本の内閣官房や、経済産業省を始めとする中央省庁、日銀など、35カ所を対象とした盗聴を行っている。
菅義偉や黒田東彦や、三菱商事や三井物産などの民間企業も盗聴されていたのだ。
日本が世界各国のスパイ(諜報工作)天国なのは、もはや常識で、日本政府はアメリカには抗議も出来ないのだ。
だがどこの国の所属であれ、「破壊工作員(テロリスト)」が潜入しているか否かは大問題である。
決して「他愛ないもの」ではない。
三浦瑠麗は朝鮮有事、しかも金正恩が死んだときに、そのテロリストが特に大阪で破壊活動を始めると言ったのだ。
これはそこいらのネトウヨが、ネットで発言したフェイクとして無視できる内容ではない。
「国際政治学者」が発言した内容であり、テロリストが潜伏しているのなら、ただちに検挙しておかねばならない。
少なくとも、どこに武器を隠しているかは警察が把握して、「銃刀法違反」で押収し、やはりその所持者であるテロリストを逮捕せねばならないのだ。
これを津田大介は「他愛もない発言」とし、三浦を批判せずに、なんとメディア批判に話をすり替えている。
「影響力の大きい全国地上波の番組で危険をあおる」ことを、メディアの責任にし、「収録番組なのにフジテレビが内容を精査せず放送したことが悪い」と言うのだ。
フジテレビの上層部は「国際政治学者」よりも国際政治に通じていなければならないらしい。大変な職業だな。
日本にわざわざテロリストを潜伏させ、武器を隠し持たせ、さらにいつになるかも分からない蜂起の日に備えて、集団で訓練を絶やさずに生活させる、そんな膨大な資金を投入する体力が、北朝鮮にはもうない。
さらに金正恩が死んだときに、テロリストを放棄させて、一体何になるのだ?
やけくそのあばれる君を育成したいのか?
三浦瑠麗の色気にやられた馬鹿どもが、みんなルリルリを庇っている。
真実よりも「社交」や「世間」を大切にするから、狂った批評をしてしまうのだ。
「朝まで生テレビ」で女性専用車両の・・いや、女性論客だけの議論を行なったらしいが、三浦瑠麗の発言に対する議論を行なったのか?
多分、女全員が優しく隠蔽したに違いない。
「社交」が大事、「世間」が大事な論客など、信用してはならない。
「公」よりも「お友だち」が大切なのは、安倍政権だけではないのだ。
日本人はどうしても「個人」よりも「世間」が強い。
本物の個人主義が育たない風土だと、客観視した方がいい。