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「嫌韓」排外主義はいつ終わる?
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「嫌韓」排外主義はいつ終わる?

2014-04-11 13:30
     

    日本の自称保守たちは「嫌韓」ブームを歓迎している。

    産経新聞の論調でも、自称保守のメディアでも、
    日本社会の右傾化や排外主義に対する批判を一切しない。

    むしろこれを読者に取りこむことを考えている。

     

    「嫌韓」は売れる。商売になる。

    わしも商売だけ考えるなら「嫌韓」を描いた方が得だろう。

    だが絶対にそれはやらない。

    差別や排外主義を煽って金儲けすることは「公」に反する。

    『差別論』を描いた者として、倫理的に出来ない。

     

    今週のSAPIOも華々しく嫌韓特集だ。

    わしはもっと「嫌韓」を消費してくれとも思っている。

    ブームになったものは消費し尽くさないと終わらない。

    「韓流ブーム」のときもイライラしたが、
    今度は真逆に振れて「嫌韓ブーム」だ。

    真ん中に戻って来る日を待つしかない。

     

    「嫌韓」が消費し終わった頃に、
    わしの大東亜論数巻出ていて、
    本物の保守の力を示すことが出来るだろう。

    だがその時には、またわしが切り拓いた市場に
    誰も彼もが乗り込んで来て、わがもの顔に乱獲しながら、
    捻じ曲げていくのだろう。

    ずっとその繰り返しだ。

     

    現在の日本社会は右傾化どころか、極右化している。

    天皇なきナショナリズムは、公なきナショナリズムだから、
    当然、極右化するのである。

    日曜日の「ゴー宣道場」には、
    会場に左翼も右翼も潜入するかもしれないが、
    「ゴー宣道場」は「運動」としてやっているのではない。

    あくまでも思想し続ける場であることを、忘れないように。

     

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