今日、2時過ぎのランチでパンケーキの店に入った。
秘書みなぼんはパンケーキが好きで、わしはあんなもの
食事なのかな、お菓子じゃないのかなという気持ちも
あるけど、女はああいうパンとケーキの中間みたいな
炭水化物が好きだ。
わしは今日中に書かねばならぬ文章の相談に乗って
もらうことになっていて、みなぼんが機嫌よくヒントを出して
くれればいいと、その甘いランチに付き合うことにした。
こじゃれた店に入って午後のひとときを過ごすのが
女性にとっては快適なんだろう。
だが階段を上がると、そこに6人くらいの薄汚い人間が
待っている。
なんと、中国人だ!
身なりが恐ろしくダサくて、髪が埃っぽくて、背中に
エベレストを登頂するかのようなでっかいリュックを
背負っている。
険しい山岳地帯を越えて、この街に来たのだろうか?
だがピッケルを持っていない。
やはり単なる観光客か?
だったらあの人間の死体が入りそうな巨大なリュックは
何なのだ?
これからあの6人分のパンケーキを焼くんだから、
時間がかかるよと言うと、みなぼんは中国人は
1人1品頼むとは限らない、6人で2品くらい注文して、
6等分することが多いという。
そうやって少しづつ、あちこちの店で食べるそうだ。
なんにしたってオシャレじゃないから別の店に行こうよ
と説得し、パンケーキの店を後にした。
油断も隙も無い。
ダサい奴はダサい観光地に行けばいいのに、なんで
オシャレな街に来てしまうの?
ぽっくん、いやだもう~~~~~~。