• このエントリーをはてなブックマークに追加

記事 7件
  • 甲斐良治:島のおすそわけ

    2007-02-23 17:54  
    53pt



    先週、先々週は旅続き。そのご報告はまた後ほどということで、今週火曜日(20日)に「はじめる自給 種まき大作戦」の打ち合わせで国分寺の「カフェ・スロー」に行ったら、偶然、「島のおすそわけ 自然と共生する島の食文化」というイベントが予定されていることを知ったので、そのお知らせをまず。
    企画したのは昨年、6月にこのコーナーでもご紹介した「ビオアイランド・ネットワーク」の若者たち。熊本県御所浦島の地域づくりにかかわるおもにアート系の若者たちで、あれからすでに2回のシンポジウムを成功させたり、「日本ミツバチ」の養蜂家、藤原誠太さんを岩手県から御所浦に招いて養蜂をはじめるなど、着々とコトをすすめているようです。

    「島のおすそわけ」は、昨日からですが、明日、昼には「島の人が一同に会しての御通りトーク」もあるようなので、お近くの方は、「島のおいしさ」の買いものがてらぜひのぞいてみませんか?
    (以下
  • 甲斐良治:「わしズム」デビュー?

    2007-02-23 17:52  
    53pt




    昨日、赤坂の書店に入ったらドギツイ表紙の雑誌が目に飛び込んできた。「小林よしのり責任編集長」『わしズム21号』である。ふだんなら絶対手にしない雑誌だが、特集「故郷(パトリ)なき『美しい国』を愛せますか?」に惹かれて開いてみた(最近、「パトリア」「パトリ」「パーリア」に少し関心を持っているので)。
    そうして思い出したのだが、たしか昨年暮れ、イタリアのスローフード運動を日本に紹介した作家の島村菜津さんから電話がかかってきて、そのとき書いている原稿に私の名前とコメントを入れてよいかと聞いてきた。そんなのむしろありがたいことなので、なぜ気にするのかと聞いたら「その雑誌が雑誌だから……」。「なんの雑誌なの?」「わしズム……」「…………」まあ、島村さんが書く原稿ならまちがいはないけど、よりによって「わしズム」とはなあ……と思ったが、結局は「いいですよ」と言ったことを思い出した。
    21号にはその
  • 甲斐良治:3月4日は「鳴子の米プロジェクト」発表会

    2007-02-08 17:59  
    53pt
    この4月からの「戦後最大の農政改革」―品目横断的価格安定政策―についてはこれまでこのコーナーでも何度かふれてきましたが、国が切り捨てようとしている小さな農業、山間地農業を村の力、地域の力、人の力で支えるプロジェクトもまたいくつか立ち上がろうとしています。




    その先頭を走っているのが宮城県大崎市旧鳴子町の「鳴子の米プロジェクト」。現状60㎏1万3000円の米を2万4000円で買ってくれる応援団を地域につくり、農家には手取り1万8000円を保証するかたわら差額6000円を「鳴子の器」づくり、「鳴子のおむすび」開発、米粉やくず米をつかったパンやお菓子の開発、酒の試作、「鳴子の米通信」の発行など、米にまつわるたくさんの「小さな仕事」の開発に充てようというものです。
    経済合理でいけば「消費者」にとって米は安いほどよい、ということになりますが、「地域住民」にとってみれば地域で米がつくられ続けると
  • 甲斐良治:100万都市にクマがいるのは日本だけ/鴨川朝市

    2007-02-05 18:04  
    53pt


    夕方、広島県廿日市市のNPO法人日本ツキノワグマ研究所の米田一彦さんが突然やってきた。長野県上田市での講演に行く途中だとのこと。
    米田さんは、1948年青森県生まれ。秋田県庁で鳥獣保護行政を担当していたが、85年にクマの生態調査に個人の立場で参加したことで、役所仕事と両立が不可能になり、86年退職。90年に西中国地方のクマ保全をめざして広島県吉和村(現廿日市市)に転居した。
    そして91年に日本で初めて奥山放獣を手がけた。奥山放獣とは、捕獲したクマをむやみに殺してしまうのではなく、一度はトウガラシ入りのクマ撃退スプレーを鼻先に吹き付け、「人間は恐ろしい」と学習させて奥山に放つこと。
    ただし、同ツキノワグマ研究所のHPに「当所は愛護団体ではありません」とあるように、「一度だけは許す」という考え方で、再び里に現れ、農作物に被害を与えたり、人家に入り込んだりしたら「捕殺もやむを得ない場合もある
  • 急告(急過ぎますが)

    2007-02-02 11:41  



    あと30分くらいしかありませんが、本日19:30よりNHK総合で下記のような番組が放送されます。これまでここでも何度かふれてきた「戦後最大の農政改革」についてのもので、昨年秋にNHK東北で放送された「どうなる どうする 農業と食の未来」(結城登美雄師匠も出演)の反響が大きく、その全国版として制作されたもののようです。下記はNHKホームページからの転載ですが、「戦後初の農政へのリストラ」と位置づけている点が注目されます。
    地域発! どうする日本「どんな農業を望みますか・検証・平成の農政改革」始まった戦後初の農家へのリストラ▽全国の農家にどのような波紋を起こしているのかチャンネル: 3ch : NHK総合放送日時: 2月2日(金) 19:30-20:45Gコード: 404753
    [詳細] 地域発!どうする日本
    ◇日本人の食を支える農業の未来を探る。農業は今、従事者の高齢化や耕作放棄地の増

    記事を読む»

  • 甲斐良治:鳥インフルエンザの警告

    2007-02-02 10:32  
    53pt




    暁玲華さんが宮崎県の鳥インフルエンザ受難について言及されていたので、宮崎県出身者であり、「食と農の底力!」筆者としても、なにか書かねばと考えていたところに大分県在住の大熊良一さんから電話がかかってきた。
    大熊さんは農文協の大先輩だが、早くも20数年前に帰農し、国東半島で「自然卵養鶏」をやりながらさまざまな市民運動にもかかわっている。用件が終わって「朝日新聞の大分県版に鳥インフルエンザについて書いたからネットで見てね」と言われたので、彼の連載コラム「熊さんのトリ小屋通信」1月27日「答えは風の中に」を読んでみたら、まことに的確な問題提起がしてあった。
    そこで大熊さんは――3年前の騒動のときから自分は「何が起きたか」だけではなく、「何が起きなかったか」にも注目すべきだと言ってきた。もし渡り鳥が原因ならば、四方を金網で囲っているだけで野鳥と「同居」しているようなわが家の鶏舎や放し飼いの農
  • 甲斐良治:はじめる自給 種まき大作戦

    2007-02-01 10:47  
    53pt



    2月3日、国分寺のカフェスローにて、カフェスロー×トージバ×ナマケモノ倶楽部のコラボ計画「節分!種まき大作戦ミーティング」があり、冒頭「みんなでつくる『農的生活革命』」のお話をさせていただきます。お近くの方はどうぞ。
    以下http://toziba.net/event/event_top.htmlより
    【種まきその1】みんなでつくる「農的生活革命」農の現状そして未来について(参考:増刊現代農業 http://www.ruralnet.or.jp/zoukan/ )
    【種まきその2】有機農業推進法の基礎知識2006年12月8日に成立した有機農業推進法について、その成立と内容そして今後の動きなどをアファス認証センターの渡邊義明さんをお招きしてお話を伺います!(参考:有機農業推進法 http://3gatu.net/jp/040_/ )
    【種まきその3】農と旧暦の種まきシリーズ『農と旧暦の

    記事を読む»