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米国軍事行動に議会関与強化の法案準備(元々戦争は議会権限。シリア契機に議会関与強める)
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米国軍事行動に議会関与強化の法案準備(元々戦争は議会権限。シリア契機に議会関与強める)

2014-01-21 07:42
  • 10

昨年オバマ大統領がシリアへの軍事攻撃の是非を議会の決定に委ねたことは今後の軍事行動の際、同様の措置が必要となるのではないかと推測されたが、今その流れの法案の準備がなされている。

先ず日本との関係を見てみたい。

 日本が周辺国と武力衝突した時の米国軍事行動はどうなるであろうか。

 安保条約第5条は次のとおり明記する。

「各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対す る武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動することを宣言する。」

 米国の法的約束は「自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行動する」ことである。

 「憲法に従い行動をとる」ことを約束した。

 米国の交戦権は憲法上どうなっているか。

「第8 条[連邦議会の立法権限]の第11 項]で「戦争を宣言し、船舶

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ロシアに変わる絶大な力を潜在的に保有する中国が大きな壁になってきていると看做すべきなのでしょうか。
経済的に破綻し、米国民の厭戦気分が強くなると同時に、中国の力が米国市場を支配し始めていると見るべきであり、中国抜きに、米国経済が成り立たないことを米国自身が自覚しているといえる。
一方、日本の安倍総理は、中国とまともに敵対し、中国と競おうとしている。この米国と日本の対応の差はきわめて大きい。
このまま選挙なしに、愚かな政権が維持されるとなると、世界的な国家観が欠落し、孤立化の道を突き進んでいくのでしょう。
この微妙な日米関係にあるとき、ロシアと安倍総理は接近しようとしている。戦略的な発想なしに、話を聞いてくれるからと言って、ロシアに接近することは、中国だけでなく、米国もないがしろにしかねない。ロシアは基本的に二枚舌、三枚舌の外交を巧妙にする国であり、その点を充分見通しているのであろうか。大変心もとない。

No.1 124ヶ月前

極めて興味深い内容です。日米安保体制の見直しを視野に入れたものだと思います。

No.2 124ヶ月前

>>1
「この米国と日本の対応の差はきわめて大きい。このまま選挙なしに、愚かな政権が維持されるとなると、世界的な国家観が欠落し、孤立化の道を突き進んでいくのでしょう」と心配しておられるが、基本的にあなたが間違っているのは、日本が絶対的に信頼すること、味方と思える国があると夢想することである。そんな都合のよい、頼れる国なんて存在するわけがない。もともと孤立しているのです。だからと言って、めそめそしたり、絶望することはない。それぞれの国は独自の道を進むしかない。個人でも然り。独りで、堂々と、思うままに生きれば良い。誉めて貰ったり、尊敬されたりする必要もない。友だちは、適度の競争相手と思い、決して頼ってはならない。独りで生き、独りで死んでゆくだけ。国家も同じである。日本は米国に近寄っているが、それはあくまでも一定の範囲内で、便宜的に協力しているに過ぎない。絶対にこちらの思う通りに助けてくれるなんて言う、甘い考えは金輪際持ってはならない。互いの利害が一致する範囲内で、互いに利用し合うだけである。そのような(孤独の、言わば真の意味の独立独歩の)意識を持つ事が出来ない人間は、国際関係を論じる資格がないものと反省すべきである。いい加減に甘ったれは止めて欲しい。

No.3 124ヶ月前

>>3
いいこといいますね。僕も基本的にそんなことは思っています。でも信頼関係は必要だと思っています。それは努力して作り上げていくものではないですか?

依存はしないけれど、自然と湧き上がる要求はあるものです。そういうものをすべて押さえ込む必要はないと思います。

No.4 124ヶ月前

>>3
何故、そんなに激しい言葉を投げかけるのか、良くわからない。指摘が当たっているから、激しい言葉が出るのでしょう。
あなたの見方は、あまりにも視点が偏向しておられるのではないか。安倍政権が、安保に依存というか、米国に甘えることなく、日本としての立場を貫くのであれば、あなたの論理は正しいといえます。ご存知のように、靖国問題で、3回も入れ替わり人を変えて、米国に弁明団を派遣しています。米国から指摘されたことをマスコミに話すことがない。都合の良い話だけ話し、靖国問題、中韓との対話など重要な指摘が欠落してしまう。安倍政権は、米国に依存でなく甘えているのです。甘えでなければ、何度も米国に弁明に行く必要はないのです。あなたとは、本質的に物事の見方が異なりますし、私は孫崎さんのご投稿にコメントしていること、ご理解ください。

No.5 124ヶ月前

>>3
あなたの言葉に説得力があるのは、あなた自身が人が一人であることを見つめ続けてきた人だからでしょうね。でも日本は甘えて入るでしょうが、依存したり打算で動いたりはしていない。甘えているのは一人でいることの覚悟が不足しているともいえますが、それを非難するには人としていかがなものでしょうか?一年に季節があるように、そのときそのときでしか味わえない美しさや感情はあるものです。僕は永遠に変わらないダイヤモンドのような強さよりは、日本的な移ろいゆく味わいの方が好きです。それはどんな悲劇も物語の一部にしてくれます。ダイヤモンドを求めることは、逆に暗闇を永遠に閉じ込めて悲劇と不幸を作り出す気がしています。自分もそしてあなたも、決して完全ではないでしょう?補いあっていこうとするのが甘えですか?それはおかしいと思いますね。

No.6 124ヶ月前

>>6
「補いあっていこうとするのが甘えですか」とのご質問ですが、私が言ったのは「絶対にこちらの思う通りに助けてくれるなんて言う、甘い考えは金輪際持ってはならない」であり、むしろ日米は「補い合う」関係にあることは事実として認めています。たとえ現時点で、現在の状況下で互いに「補い合う」関係にあっても、状況が変われば全く違う関係になることは、英国は一時期(それが英国の利益になると思ったから)日英同盟を結び、ロシアも背中が寒いので「日露不可侵条約」を結んでいたが、それが要らなくなればさっさと一方的に解除して、満州や北方領土に攻め込んできたという歴史を日本人なら知ってる蓮です。日米の関係もいつどうなるか解らない。だから「絶対にこちらの思う通りに助けてくれるなんて言う、甘い考えは金輪際持ってはならない」と言うのです。それがおかしいと言うなら、どうぞご勝手に。

No.7 124ヶ月前

蓮は筈の誤りです。ごめんなさい。
「どうぞご勝手に」というのは、「どうぞどこまでも甘ちゃんでいなさい」という意味です。
私は「永遠に変わらないダイヤモンドのような強さ」なんか持ち合わせません。単に、人間とはそういうもの、宇宙とはそういうものであるという認識でしかありません。一方、日常では些細なことに喜び、笑い、涙を流していることもまぎれもない事実です。それは、人間と言う存在としてその様にできている有機体ですから。私にとって、夢とは多くの場合、あり得ない、非現実的、非合理的な願い、恐れなどの脳の活動でしかなく、大きな意味はありません。一部の人は、夢を追い、それを実現することに無上の喜びを抱くと言うことも知っていますが、私には無縁のことです。そんな努力をするのが嫌いで、一生を過ごしてきましたから。それでも、結構快適な一生でした。

No.8 124ヶ月前

白状すれば、時々宝くじを買っています。確率的にほとんどあり得ない可能性だと知っていても。ただ、それだけのことです。私は単なる凡人ですから。くどいようですが、日米の相互依存の問題は、絶対的な結び付きではないが、現時点では互いに両国が有益、ないし他に選択肢がないと思っているに過ぎないということでしょう。だって、日本が中国にすり寄っていっても、中国は日本を信用できない、まだ日本を許していないと言うに決まってますから。そのうちに中国が心底から日本を友好国とみなすように成長したら、付き合えば良いでしょう。それも多分、夢でしょうが。

No.9 124ヶ月前

>>8
正直に申し上げて、僕はあなたとさほど意見を異にしていません。人であれ、国家間であれ、何かを期待してはいけないということも、関係は移ろいやすくあっという間に消えてしまうということも、事実として認識しています。だからこそ半永続的な良き共同体を作っていけないものか、そのためにはどんな道筋が、そしてどんな未来のヴィジョンが考えうるのか時々考えます。それはあなたがいう永久に現実と交わることのない夢ということになるかもしれません。

人間の一生とは究極的には人間の意識の中にあると僕は思います。客観的な現実の中には人生の意味は存在せず、意識と切り離した現実を生きることは砂漠の中を歩き続けるサボテンのようなものです。歴史も現実の積み重ねではありますが、大きく見れば人類の意識の変化の歴史です。そして本来人間が見る夢が、全く現実と切り離されているということはないはずだと僕自身は考えています。ただ実現しない夢は多くあなたのように考えるはよくわかります。多くの人は夢はディズニーランドやハリウッドで供給して現実を生きるという人が多いのでしょう。そしてそういう考え方で、本来そういう意味を持って生まれてきたものではないものまでもそういう扱いを受けているのも現実だと認識しています。

それでもなお、未来は夢から生まれる。それはアボリジニの考え方です。新しい未来が今まで存在してこなかった意識のあり方を意味するのなら、それは夢から始まるはずです。現代を席巻している合理主義を支える近代科学も人々の夢から生まれました。宗教的な世界観の中から科学的なものの見方で世界を再構築することを試みた人々の夢が作り出した世界観です。それは人々の意識や夢の意味を切り離してしまいましたが、だからこそその本来の意味と現実を統合する新たな意識のあり方が問われているのだと思います。

どこまでも甘ちゃんということはありません。でも現在甘ちゃんなので気が済むまで甘ちゃんでいさせてもらいます。それはそれで結構幸せなのです。宝くじ当たるといいですね。そういうことを聞くとoldjapさんも普通の人間なんだなと思い安心します。

No.10 124ヶ月前
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