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【母親の熟年離婚】なぜ母と子なのに意見が真っ二つなのか?
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【母親の熟年離婚】なぜ母と子なのに意見が真っ二つなのか?

2015-02-09 15:25
    今さらながら、2月という月は、
    実はは危険きわまりない月なんだと、再確認しました。
    露木行政書士事務所・露木幸彦と申します。


    恵方巻の日(2月3日)、肉の日(2月9日、バレンタイン(2月14日)が
    立て続けに、やってくるのです。結局、正月太りが戻らないまま
    この3つのイベントをむかえるのだから、結果は、言わずもがな、です(苦笑)

    このメールのバックナンバーは「ブログ」で読むことができます。
    http://ameblo.jp/yukihiko55/


    ところで、この統計をご覧ください。
     


    <厚生労働省・人口動態統計>

    (平成17年)
    ◆ 夫が初婚 妻が再婚 7.1%(50,078組)
    ◆ 夫が再婚 妻が初婚 9.3%(66,193組)
    ◆ 夫、妻ともの再婚 9%(63,996組)
     

    (昭和50年)
    ◆ 夫が初婚 妻が再婚 3.6%(33,443組)
    ◆ 夫が再婚 妻が初婚 5.2%(44,042組)
    ◆ 夫、妻ともの再婚 3.9%(36,470組)
     


    この統計から分かるのは、再婚件数がここ30年の間で2~3倍に増えたことですが、
    むしろ驚くべきなのは10人の1人は「再婚」という現実
    (現在、婚姻数が約70万組なので)かもしれませんね。



    毎年、一定数の男女が離婚するので、離婚経験者は
    年々、増える一方なのですが、だからこそ、離婚経験者の増加に比例し、
    再婚の相談が増えるのは間違いありません。


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    ここまでは相談者のうち、半分近くを占める30代女性の
    「よくある相談事例」をご紹介しましたが、

    一方で50代以上は男性が全体の3.4%(50人)
    女性が2.2%(32人)という具合で、
    お世辞にも多いとは言えませんが、

    当事者は自分と年が近い相手に相談したいと
    思うのは自然なこと。



    私自身が30代(現在33歳)なので、
    50代との相性が悪いのは無理もありませんが、
    それでも「熟年離婚」の相談者は一定数、やってきます。



    なぜでしょう?



    実際のところ、50代以上の熟年男性、
    女性がたった1人で事務所を訪れるよりは、
    本人の息子や娘、年下の兄弟姉妹、
    そして息子の嫁などに連れられて来ることの方が多い印象です。



    周りの人間が20~40代だと、私と年齢が近いので、
    親近感を持ち、相談に至るというわけ。
     


    ところで熟年離婚は20年、30年という長い間、
    連れ添った夫婦が離婚するのですが、

    だからこそ、長年、積もり積もった恨みつらみは相当なもので、
    本人から年金や退職金、老後の生活設計などを聞き出そうとしても、
    質問とは違ったことが返ってくることも。



    例えば、配偶者への悪口や愚痴、不満などですが、
    いくら聞いても、それしか口から出てこなくて、
    私が困ってしまうこともしばしば。
     


    一方で周囲の人間、例えば、熟年女性の息子が相談に
    同席している場合はどうでしょうか?



    相談の前に、ある程度、母親(熟年女性)と
    息子との間で話し合いをし、
    考えをまとめてきてくれるので、
    世間話や人生相談で終わるという心配はありません。



    それはそれで有難いのですが、
    このようなケースで注意したいのは相談当日、
    母親はほとんど口を開かず、息子に任せっきりにしている場合です。
     


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    なぜなら、母親と息子の利害は
    必ずしも一致するわけではないからです。


    もし、母親は「一刻も早く、夫と縁を切りたい」と思っているのに、
    息子は「離婚したら、父はすぐに別の女性と再婚だろうけれど、
    そうしたら父の遺産相続時、自分の取り分が減る可能性があるから、
    母には離婚を思いとどまって欲しい」


    (父の再婚相手が遺産の内容を
    すべて明らかにするかどうか分からないので)と
    思っているとしたら・・・



    息子の言うことを真に受けたせいで、本人(熟年女性、母親)を
    蔑ろにするようでは本末転倒です。


    事前に話を整理してくれるのは助かるのですが、
    「誰のための相談なのか」を忘れないよう、
    気をつけたいですね。
     


    なお、厚生労働省が公表している人口動態統計によると、
    50歳以上の離婚件数は、1980年は夫が7,036件、妻が4,244件でしたが、
    2010年には38,452件、妻が23,753件まで増えているので

    夫と妻、どちらも「30年で5倍」です。



    この統計を踏まえると、熟年離婚のニーズは年々、増加傾向なので、
    50代以上の離婚相談はもちろん、周囲にいる若者からの
    「熟年離婚の相談」も今後、増えていくことが予想されます。


    (次回に続く)
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