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自分で作っている本の内容が面白くてたまらない。
コメ0 弱いなら弱いままで。 70ヶ月前
どもです。きょうの記事はごめんないから始まるのですが、BOOTHに送った同人誌がなかなか倉庫に整理されないようで、そのせいで発送が遅れています。 もともと、ちょっと遅れるとは告知していたと思うのですが、現時点でもまだご購入された方に本を発送できていません。大変申し訳ないですが、本が倉庫に入りしだい発...
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「神田川」問題。
コメ0 弱いなら弱いままで。 70ヶ月前
こんなツイートを見かけました。名曲神田川も同じ。寒い日に風呂屋に行って、一緒に出ようねって約束したのに洗い髪が芯まで冷え石鹸カタカタなる位いつも待たされ、やっとでてきたと思ったら私を抱いて冷たいねって言ったのよ。って「お前のせいやろ!あなたの優しが怖かったってむしろ無神経さが怖いわ!」と20代女...
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エンターテインメントの黄金時代はアートとポルノのはざまにある。
コメ1 弱いなら弱いままで。 70ヶ月前
ボーイズ・ラブの話を続けます。いやまあ、BLに限らない「ジャンルフィクションとは何か」、ひいては「エンターテインメントとは何か」という話ですね。 まず、ぼくが好きな『ひだまりが聴こえる』というBL漫画があるのですが、その最新刊のAmazonレビューに「これってBLじゃないですね、もう。リミット1までは3回く...
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BLはBLファンのためだけのものなのだろうか?
コメ0 弱いなら弱いままで。 70ヶ月前
このマシュマロ(https://twitter.com/kaien/status/1089338564918181888)がなかなか興味深かったので、長文で答えてみました。その内容をここにまとめておきます。 マシュマロありがとうございます。仰られることはおおむねごもっともかと思います。そのことを受け止めたうえで、ちょっと興味深い話なので、以下、...
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「なぜ人を殺してはいけないのか?」に答えることより大切なこと。
コメ1 弱いなら弱いままで。 70ヶ月前
「なぜ人を殺してはいけないのか?」という問いは、社会的なレベルとより本質的なレベルで答えが異なる。 社会的なレベルでは「社会がそう決めたから」だし、本質のレベルでは「べつに殺してはいけないとは決まっていない」。社会のルールと世界の本質を分けて考えることはこの手の思考実験の基本かな。 「なぜ人を...
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「お約束」に縛られない百合やBLを読みたいというエゴ。
コメ0 弱いなら弱いままで。 70ヶ月前
おかげさまで同人誌『マインドマップで語る物語の物語(1)(2)(3)』が売れています。具体的な数字は出しませんが、当初想定していた数字より相当に大きな部数が出ていることは間違いありません。 最初に夏コミまでの目標として掲げていた数字はたった1日で達成してしまいました。このままだと再び全商品が完売し...
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男らしさから降りろといわれても。
コメ0 弱いなら弱いままで。 70ヶ月前
現在の男性学においておそらく最も有名な人物に、田中俊之がいる。 『不自由な男たち』、『男が働かない、いいじゃないか!』など複数の著書で知られる人なのだが、そのなかに『男がつらいよ』という本がある。 例によって「男らしさ」や「競争」を相対化して生きることを薦めている本なのだが、その一節で「目立た...
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エマ・ワトスン問題の解決は可能か。
コメ0 弱いなら弱いままで。 70ヶ月前
前の記事の続き。 さて、前回は「男性一般を取りあげて女性一般より「つねに」社会的優位にあるとは定義ではない。話はそれほど単純ではない」という意味のことを語ったが、もちろん、だからといって男性たちが享受する「上げ底」をまったく否定してしまうこともまたできない。 じっさい、話を日本に限るなら、男性...
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男性の自己嫌悪はどこから来るのか。
コメ0 弱いなら弱いままで。 70ヶ月前
電子書籍『あいされたい。』を書くために非モテ関連の本を読んでいるのだけれど、どうもぼくは非モテに対して共感がないなあとあらためて感じる。その理屈はともかく、感情的なところにまったくシンパシーを覚えないのだ。 もっというなら、日本の男性学、男性論がまるで納得できない。男性学の本は何冊か(たぶん日...
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あいされたい。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
電子書籍を出したいなあと思っています。『あいされたい。(仮)』というタイトルで、そうですね、6~8万文字の内容のものを一冊。 このタイトルは変えたほうがいい気もしますが、まあ、それも含めて今後、検討したいところです。とりあえずは書いてみて、それからですね。 で、どんな内容かというと、非モテの話を...
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男性フェミニストのパラドックス。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
ども。年末にコミケまで行ってさんざん散在してきたのでお金がない海燕です。行かなかったらもう少しお金が残っていたかな? まあ、『ワンナイト人狼』が面白かったからいいか。 さてさて、それはともかく、「女子学生が抱いた“ある嫌悪感”から考える「女子のフェミ嫌い」問題」と題する記事を読んで、これがちょっ...
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岡田斗司夫『ユーチューバーの消滅する未来』を読み、感傷に耽る。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
岡田斗司夫さんの『ユーチューバーが消滅する未来 2028年の世界を見抜く』という新書を読みました。 タイトル通り、2028年の未来を予測し、場合によっては予言した一冊。何となく面白そうというあいまいな理由で購入したのですが、うーん、まあまあの出来かな? 手放しで絶賛できるほど素晴らしい内容とはいえない...
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これが「バカ」漫画だ! 真剣さというリスクを冒す人々。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
ども。2018年もあっというまに一週間以上が過ぎ去りましたね。光陰矢の如し。少年老い易く学成り難し。時が経つのはあっというまだと実感します。 そういうわけできょうも更新しようと思うのですが、何を書いたら良いかなあ。バカ漫画の話でもしましょうか。 この場合の「バカ」とはあまりにも荒唐無稽だとか、ばか...
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人狼ゲーム部員を募集するよ!
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
さて、一昨日の記事の続きです。2018年は友達のあいだの関係性がさらに一段階ディープに進展した年だったという話でした。 これはぼくの友人関係のなかでも最も親しく付き合っている人たちとの話ですが、もう少し広い関係でもいろいろと成果が出ています。 ぼくはいま、いくつかのそれぞれ性質の異なるLINEグループ...
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マンガ『メタモルフォーゼの縁側』はオタクの初心を思いださせる傑作。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
昨年末、『メタモルフォーゼの縁側』というマンガを読みました。Twitterにはちょっと書いたのですが、これはぼくの昨年のベストです。 筋立てを話すと、ある老婦人がささいな偶然からボーイズ・ラブ漫画を読み、とりことなり、そのことをきっかけとして孤独な女子高生と何十歳も年の離れた友人になるというストーリー...
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「友人」から「仲間」へ。2018年は新しい一歩を踏み出した年。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
ペトロニウスさんが2018年を振り返る記事を更新していますね。http://petronius.hatenablog.com/entry/2019/01/05/055912 2018年の目標はだいたい達成できた、そのなかでも大きかったのは同人誌制作だったということのようです。おめでとうございます。 その同人誌制作作業にはぼくも関わっているわけですが、いやー...
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『欲望会議』。エロティシズムの根源を問う。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
『欲望会議』を読みあげました。 アダルトビデオ監督の二村ヒトシ、哲学者の千葉雅也、フェミニストで現代美術家の柴田英里が集まって話しあった内容をまとめた対談集で、これがめっぽう面白い。 テーマは「欲望」。そして、しばしば人間の欲望を抑圧しようとしているように見えるフェミニズムやポリティカル・コレ...
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田中芳樹とクイアなセクシュアリティ。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
きのうの続き。 さて、そういうわけで、『アイの物語』のなかで山本さんは人間のあまりにも明確な限界を抱えた「愛」を否定的に捉え、マシンの完全な「i」を賛美している(ように見える)わけですが、ぼくにはこの「i」という概念が単なる錬金術の夢、ある種、形而上学的な架空の概念に過ぎないように思えます。 よ...
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愛と差別は区別し切れない。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
千葉雅也、二村ヒトシ、柴田英里さんによる鼎談集『欲望会議』を読んでいます。「「超」ポリコレ宣言」というサブタイトルをもつ本で、非常に面白いです。 テーマは、性的な欲望とポリティカル・コレクトネス。はたしてポリコレなる概念はどこまで適応されるべきで、どこから批判されるべきなのか、三人のあいだで縦...
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あけおめ。ことよろ。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
ども。元旦ですねー。2019年ですねー。といいつつ、じっさいにはこの記事は年末に書かれているので書いているときのぼくはまだ2018年にいるのだけれど、とりあえず、あけましておめでとう、といっておきましょう。 この記事が公開されている頃、ぼくは遊びに来た甥っ子や姪っ子たちと遊んでいるはずです。じつは子供...
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『ドラゴンクエストビルダーズ2』にはまる日々。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
ども、海燕です。最近は『ドラゴンクエストビルダーズ2』をプレイしています。 ……待て。いや待て。いいたいことはわかる。おまえ、またプレイ途中の作品を放り出して、購入予定のなかったゲームを買ったな?といいたいのでしょう。 まったくもってその通りなので反論はできませんが、でも、やりたかったんだよ! ち...
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ハードSFと魔術的リアリズムに耽る。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
そういうわけで――何がそういうわけなのかわかりませんが、レムの『天の声』とマルケスの『百年の孤独』を並行して読んでいます。 それぞれハードSFとラテンアメリカの魔術的リアリズムを代表する歴史的傑作といわれる作品であるわけですが、いやー、面白い。両作品とも思いのほか「ふつうに」面白くて、いっそとまど...
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独善カルトの避け方。あるいはスピリチュアルをどう批判するか問題。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
「現代ビジネス」ウェブサイトに掲載された「「スピリチュアル女子」をあざ笑うすべての人に言いたいこと」(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58774)及び「「スピリチュアル女子は守られるべきか否か」論争に思うこと」(https://gendai.ismedia.jp/articles/-/58962)という二本の記事を読んだ。 前者はいわ...
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山尾悠子『歪み真珠』。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
山尾悠子の『歪み真珠』を読み終えた。2010年に発表された山尾の何十年ぶりかの作品集である。 タイトルだけでもわかる人にはわかるように、バロック風のイメージで織りあげた一冊、ということになっている(バロックとは「歪んだ真珠」から生まれた言葉だ)。 「ゴルゴンゾーラ大王あるいは草の冠」に始まり、「紫...
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小説の自由。あるいは無限へと飛翔する翅。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
うに。年末も押し詰まってきましたねー。そろそろ今年一年を振り返っておきたいところですが、さて、今年は何があったかな……。 もちろん同人誌を3冊作れたことが大きくて、これはぼくのなかではビッグプロジェクト(笑)だったので、どうにか成功して良かったと思います。 あまり表に名前が出ていない方も含めて、実...
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エリ・エリ・レマ・サバクタニ。わがはてしなき贖罪の日々。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
ども。クリスマスですが、昨日に続いて「内容がないよう」な記事ですので、気になる方は読み飛ばしてくださってかまいません。さて、少しずつわが罪コンテンツを減らしています。 あまりに膨大な作品の重みに耐えながら少しずつ、ほんとうに少しずつ消化を進めていくプロセスは、十字架を背負ってゴルゴダの丘を行く...
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日本人が書いたアダルトファンタジーが読みたい!
コメ1 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
うにー。積み(罪)コンテンツがたくさんありすぎてどこから手をつけたら良いのかわからない。と、とりあえずアニメでも流すか……という、かぎりなくダメな心理状態に陥っている海燕です。 『転スラ』面白いな! 『ゴブリンスレイヤー』面白いな! あと、ほかに『ゾンビランド・サガ』に、『SSSS.GRIDMAN』に、『青...
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小説の面白さを最終的に決定するものは何か。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
もうじきクリスマスですね。もう40歳になっていいかげん非モテネタも苦しいのでさすがにばくはつしろーとかはいいませんが、心のなかでこっそり呪っています。 いくつになってもルサンチマンを忘れないようにしたいものですね。ぼく、60歳になっても同じことをいっていそう。 さてさて、読書ばかりしているのも疲れ...
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耽美と幻想の天才作家タニス・リー。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
さて、きのう書いたように、きょうはリーについて紹介しようと思います。 リーという作家は、ストーム・コンスタンティンと比べるとだいぶ日本でも知られているので、ぼくのなかではもう知っていてあたりまえみたいな印象になっているのですが、もちろんそういうわけではないのですよね。読んでいる人は読んでいるで...
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掌編小説「女王」。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
掌編小説を書いてみました。技術的にはだいぶマシになったと思うのですが――どうでしょう。もう少し表現を磨けばいくらか面白くなるかもしれないけれど、まあ、とりあえずこんなもので。あ、内容はわりと18禁です。エロ好きだなあ、おれ。タイトルは「女王」で。 ◇◆◇ うるわしの都――美と、享楽と、絢爛たる芸術趣味が...
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翻訳が短篇三本しかないウルトラマイナー作家ストーム・コンスタンティンを紹介するよ。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
ミルハウザーとボルヘスの短篇をいくつか読んで、短篇の面白さを思いだしました。小説の神髄は短篇にあり! 昔から偉大な作家たちは優れた短編を書いています。そういうものなのです。 ただ、短篇は何しろお金にならないので、出版不況の最近はあまり需要がないようです。小説雑誌も少なくなったしね。 そういうわ...
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読むことの快楽、書くことの歓喜。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
きょうはちょっと文章の話をしましょう。ここ何年かぱったりと成長が止まっているのではないかと噂される海燕さんですが(おもに噂しているのはてれびんとかいう悪い奴です)、文章の技術だけは向上していると自分では信じています。 まあ、過去の文章をひっぱり出してきて読んでみるとあまり変わっていないような気...
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栗本薫、至純のダークファンタジー『トワイライト・サーガ』を紹介するよ。
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
どもです。 ここ三日ほど、小説やビデオゲームに材を取って、少々、趣味に走った話を展開してきたわけですが、ひっきょう、ぼくは自由かつ奔放な想像力を十分に駆使し、究めて濃密な人工世界を築きあげてのけたような作品が好きなのだと思います。 ダークファンタジーとかサイバーパンクが好きだというのは、そのジ...
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冬コミ新刊、完成! コミケ3日目東J-25bに集合だ!
コメ0 弱いなら弱いままで。 71ヶ月前
ついに、というか、ようやく同人誌の原稿が完全に終わりました。音声の文字起こしから始まって、文章の修正、注釈付けなど、すべての作業が完成し切り、あとは印刷を残すのみという状況なので、ほぼ確実にコミケに出展できるでしょう。あらめでたい。 今回、頒布させていただく作品は『物語の物語』シリーズの第2巻と...