ハックルベリーに会いに行く
ぼくは空間感覚が元から優秀だったわけではない。しかし大人になってからふと振り返ると、自分のそれがいつの間にか優秀になっていることに気づいた。このことから、空間感覚は育てることができると断言できよう。では、どう育てればいいのか?
その前に、まずは空間感覚を育てる意味について考えたい。前回の記事では、生活提案者の奴隷とならないためと書いた。もちろんそれも大きいが、もっと大きいのは生活のクオリティやポテンシャルを上げるということではないだろうか。空間感覚がつかめれば、人生がもっと快適になるし、自分の能力ももっと上がる。
例えばぼくは、旅行でホテルに泊まったときは、まずはそのホテルの部屋のポテンシャルを調べる。その上で、そのポテンシャルを最大限に引き出そうとする。
ポテンシャルを引き出すというのは、その部屋で原稿を書いたりすることもあるので、どの場所に持参したノートパソコンを置けば、最も気持