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――笹原さん、いきなりですけど、サバテロに謝ったほうがいいんじゃないですか?
――榊原さんがどんなポストをしても「サバテロの試合は面白かった!」「サバテロに謝れ!」というリプが飛ぶ始末です(笑)。榊原さんからするとサバテロの試合は王者らしくないと。笹原さんはどう見たんですか?

――おお、サバテロと反・榊原同盟を結成ですか!旗印は「鯖」ですかね。
笹原 でも、社長が言わんとしてることもわかります。「あそこまで圧倒しているんだったらフィニッシュしてほしい」。プロモーターとしては至って普通の注文かなと。じつは試合後に社長とちょっと話をしたんですけど、それはプロモーターと選手の関係性についてです。プロモーターと選手は仲良いよりは、ちょっと緊張関係にあったほうがいいよねと。
――榊原さんの発言によってサバテロがベビーフェイスになってますし。
笹原 結果的に最高じゃないですか!(笑)。次の試合でサバテロがどんな答えを見せるのかをみんな当然見るわけですし。
――サバテロvs後藤丈治のときは会場はどんな雰囲気だったんですか? ボクは会場組はけっこうキツイんじゃないか……と。
笹原 まあたしかに静かでした(笑)。でも、じっと見ていたという感じですね。これは昔から言われてますけど、日本の格闘技ファンは本当にインテリジェンスや見る目があるのであの攻防でも集中して観戦できる。北米だったら大ブーイングですよね。
笹原 社長はいつも暴走してるんですけどね(笑)。まあプロモーターは注文をつける資格はあたりまえにありますよね。だって、ファイトマネーを払って、興行の責任を背負ってるわけですから。そこは「ひとこと言わせてくれ!」って求めるのは至って普通じゃないですか。

――ここ最近のUFCも選手に跳ねる試合を求める傾向がすごく強い。昔と比べて変わってきてますか?
笹原 いや、感覚としてはそんなに変わっている感じはないですね。ただ、いまはSNSやYouTubeなんかで喋ってる言葉がすぐにファンに届くので。
笹原 だから受け止められ方が違ってますよね。
――榊原さんは昔からあんな感じだから「なんでみんな怒ってるんだろう?」と(笑)。
笹原 そこは全然変わってないですよ。喋ってるうちにだんだんエンジンがかかってきて「他の団体へ行ってくれ」と……。いや、それはたしかに言い過ぎですね(笑)。
――ハハハハハハハハハ!
笹原 それはもちろん社長の本心じゃないですよ。サバテロはRIZINで戦えることにめちゃくちゃ喜びを感じてる選手なので。信頼関係があるからこそ「全力で勝ちにいけよ!」というエールを送りたかったということだと思います。
――だからって計算してボールを投げてないですよね。
笹原 はい。本音だと思います。征矢貴選手のジョン・ドットソン戦のときも社長は本気で怒ってましたし。ちゃんと冷静に計算して発言してるところは当然ありますけど、「フィニッシュしてくれよ!」は生の感情です。競技とエンタメの棲み分けはこの先も議論されていくんでしょうけど、社長のように自分の本音をぶつけること自体は必要だと思って見てますね。
笹原 こういう話になると「それは競技としては……」と言われがちですけど、ボクはむしろ、はみ出したいからこそ競技面もしっかりやってる感じです。
――競技の土台があったうえで、エンタメに針を振ると。
笹原 そうです。競技がしっかりしているからこそ、はみ出したときに面白くなる。そうじゃないと、ずっとはみ出しっぱなしで面白くないですよね。
――緊張と緩和があるというか。笹原さんの見方はメタ的ですね。
笹原 そうかもしれないです。社長も自ら議論を巻き起こすような物言いをしながらも、どこか冷静に見ているところがあると思いますけど。
――以前、安田大サーカスの団長がRIZINの記者会見でボビー・オロゴンとコント的なやりとりをしたら、榊原さんが「裏でやれ!」とキレたときがあって。
笹原 あのときの動画はYouTubeにまだ残ってますね(笑)。
――会見終了後に安田団長が謝りに行ったら、榊原さんがニヤッと笑って「これで面白くなったよね」と。本気で怒ったんだけど、起きてしまったことをどう転がすか。そこはサバテロの件もそうなんでしょうね。ただ、ボクはRIZINがサバテロと契約するって聞いたときに「マジかよ、すげえ厄介な選手なのに……」って心配したんですよね。
――そのリスクがあったけど契約したと。
笹原 うーん、そこまで深く考えてなかったと思うんですよね。社長がその選手のファイトスタイルを逐一チェックして「こいつはいい、アイツはダメ」とか選別したりしていないですから。
――そこは柏木さんのプレゼンが……。
笹原 すべては柏木さんのせいですよ!(笑)。
――大成功に終わったヘビー級GPに続いて(笑)。
笹原 ちょっと話はズレますけど、摩嶋(一整)選手は福岡大会で大人気だったじゃないですか。ファイトスタイルの地味な選手でも、RIZINという場ではむちゃくちゃ輝く。RIZINという場にはそういう熱というか多様性を受け入れる土壌がある。なのでサバテロみたいな選手でも全然人気が出るんじゃないですかね。
――サバテロが苦言を呈されたことで「じゃあ、朝倉未来や扇久保はどうなんだ」みたいな声があるんですけども、そこはその選手のキャラクターやストーリーを共有できるかどうか。という意味でいえば、サバテロをここまで磨いたRIZINってすごいと思うんですよ。UFCやPFLがスルーして日本に流れ着いた。そのサバテロが愛されるキャラクターになるなんて北米のファンが知ったら驚きますよ(笑)。
笹原 これでサバテロが次の試合でフィニッシュしたらみんな号泣モノですね(笑)。
――ハハハハハハ! ボクはサバテロに「ストーンコールド」化してほしいんですよね。
笹原 WWEのビンス・マクマホンvsストーンコールドの構図ですね。
笹原 MMAPLANETの高島(学)さんが聞きそうですよね(笑)。こういう話を選手と裏側で話すのか、表でキャッチボールできるのか。そこは信頼関係がないとできないですからね。サバテロが重要な選手だからこそ、社長も口にできることではありますね。
――本当に次の試合が楽しみですね。
笹原 もう1回15分間、漬けきってほしいですよ(笑)。
――ハハハハハ!「これが俺の生きる道だ。文句ある奴はいるか?」と(笑)。サバテロはファイター人生の中で最も注目されてるかもしれない。
笹原 サバテロのキャラクターがもっと伝わるチャンスだと思うんですよ。今回サバテロのセコンドは堀口恭司選手でもおなじみのマイク・ブラウンだったんです。ATTってメガジムだから、たくさんコーチがいて、どのコーチがどの選手のセコンドにつくかは話し合いで振り分けられるんですよね。RIZIN時代の堀口選手も、大会がUFCと重なったことでマイク・ブラウンをつけなかったことがあったんです。で、サバテロはあの感じなので反りが合わないコーチがけっこういるらしいんですよ。サバテロが心を許して、信頼できるのはマイク・ブラウンだけ。今回のマイクはRIZINではなくUFCに行くみたいな話があったんですけど、ATTの会議でサバテロのサポートをすることが決まったみたいです。日本ではそのへんの話が伝わってないから、もっと突っ込んだATT取材したいんですよね。サバテロに友達が何人いるかとか。
笹原 社長がフロリダまで行ってサバテロと「バラ散歩」とかやりたいですよ(笑)。ATTには神龍選手もいるだろうし、いろんな企画ができそうですよね。
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