きのう、永野護『ファイブスター物語』の副読本のひとつ『F.S.S. EPISODES of 40th MEMORIAL』が発売されたので、さっそく買ってきて読みました。
いってしまえば『ファイブスター物語』のファンブックの一種で、巻末の十数ページを除くとさほど目新しい情報はないように見えるのだけれど(それだけでものすごい情報量だとはいえる)、いままで雑誌『ニュータイプ』に掲載された情報がひとまとめになっていて、ファンなら確実に楽しめる内容。
さらにいうとどうも前半の無数の「モーターヘッド」や「ゴティックメード」の解説も永野護本人が書いているようなので、わりととんでもないことがさらっと書いてあったりします。
1冊4000円近くするけれど、フルカラーのムックだし、元は取れるのではないでしょうか。休載していた連載も今月から再開するそうで、中断していた剣聖どうしの戦いがどうなるのか注目です(まあ、いつものごとくその結果はわかっているわけだけれど)。
それにしても、80年代からじつに40年以上続いている連載がつねに「最新こそ最高」の常態に保たれていることはまったく尋常じゃない話。
いまの時代、10年も経てばどんな作品でもすっかり古びてしまうのに、『ファイブスター物語』はいつもアップデートしつづけ、古びる様子を見せない。
『ジョジョ』などを読んでいても思うが、天才と呼ばれるひとにぎりの書き手は変わりつづけることを恐れない。どれほど巨大な業績を残そうと、過去はあくまで過去に過ぎないのです。
さて、この先の有料箇所では、それでは『ファイブスター物語』の何がそれほど面白いのか書いていきましょう。とはいっても、「最後まで展開が網羅された年表が」とか「超絶かっこいいロボットが」みたいな話はすでにいい尽くされているので、少し目線を変えた話をします。