-
【自然災害メモリアル】第061回:外所地震(1988)の日 [防災]狭い路地
2018-10-31 21:00シリーズ:自然災害メモリアル、第61回は"外所地震"です。 宮崎県の日向灘で発生した大地震で、有史以来この震源で最大規模とされる地震です。 宮崎県では津波想定などもこの地震がもとにして作られたモデルも多いです。 死者は200人にのぼり、村も水没して大被害となりました。 今日は"狭い路地"をテーマにお伝えしていきます。 2車線道路で結構ひしめくような道は日本の至る所で見受けられますが、 車通りも多い所の場合、この道が結構ネックになることがあります。 避難経路を確保する上で、車が道を塞いでしまい、安易に通れなくなるといった パターンが存在することを知っておくと、特に津波襲来時の避難時に役立ちます。 -
【自然災害メモリアル】第060回:道東低気圧暴風(1988)の日 [防災]最大風速と最大瞬間風速
2018-10-30 21:00シリーズ:自然災害メモリアル、第60回は"道東低気圧暴風"です。 台風並みに発達した低気圧で北海道の根室地方を中心に大きな被害が出ました。 経済損失は17億円、多くが水産施設の被害です。 今日は"最大風速と最大瞬間風速"をテーマにお伝えしていきます。 30m/sという数値だけ聞いて、警戒心を持てるかどうかは最初に来た名称で決まります。 最大瞬間風速の30m/sでもそれなりに警戒は必要ですが、 これが最大風速の30m/sだと、かなり警戒をしなければならなくなります。 この違いを今回は簡単に説明します。 -
【自然災害メモリアル】第059回:宝永富士宮地震(1707)の日 [防災]誘発地震
2018-10-29 21:00シリーズ:自然災害メモリアル、第59回は"宝永富士宮地震"です。 宝永地震後に起きた陸地の地震です。この地震で震央付近は 宝永地震そのものよりもこの地震の方が被害が上回りました。 今日は"誘発地震"をテーマにお伝えしていきます。 誘発地震は大地震後、別の場所で発生する強い地震の総称のように言われますが、 誘発の発生は低確率です。しかし起きればその地域でも新たな災害が発生します。 人によって気にする人、スルーする人差が出る為に、この現象は厄介ですが 大事なのは、まだ起きていない時にどういう心持ちになるかです。 今回は簡単に概要などをお伝えしていきます。 -
【自然災害メモリアル】第058回:濃尾地震(1891)の日 [防災]内陸地殻内地震の限界
2018-10-28 21:00シリーズ:自然災害メモリアル、第58回は"濃尾地震"です。 内陸地殻内地震として、国内最大級と言われる直下型地震です。 死者等は7273人を数え、根尾谷断層を発生させ、被害のあった地域の様子が 日本中に知れ渡るまでに2日もかかったとされる程の驚異的な規模です。 今日は"内陸地殻内地震の限界"をテーマにお伝えしていきます。 日本で起きる内陸の大地震にも理論値が存在します。そもそも地球自体が引き起こす 最大の地震規模もありますが、現実にありうる値を安易に使いかねない面でも 今回は、内陸地殻内地震に限って説明してみます。 -
【自然災害メモリアル】第057回:関原地震(1927)の日 [防災]局地的被害
2018-10-27 21:00シリーズ:自然災害メモリアル、第57回は"関原地震"です。 かなり局地的な被害を被った、当時の中規模地震です。 死者は0人ですが、長岡市内一部で家屋倒壊・県道崩壊などの被害がありました。 今日は"局地的災害"をテーマにお伝えしていきます。 地震にも多種多様な災害の起き方があります。特に今でもM4~5で 最大震度5弱を観測することがありますが、局地的な被害を引き起こす地震は 現代でも可能性は十分に考えられます。普通の直下型地震はもちろんとして、 規模の値を疑うような被害発生の起こり方があることを知って頂けると嬉しいです。 -
【自然災害メモリアル】第056回:大分交通別大線列車埋没事故(1961)の日 [防災]鉄道の災害リスク
2018-10-26 21:00シリーズ:自然災害メモリアル、第56回は"大分交通別大線列車埋没事故"です。 豪雨の中で鉄道が徐行運転していたところに土砂崩れが発生し、 下校途中の生徒中心に死者31人を出した自然災害起因の事故です。 今日は"鉄道の災害リスク"をテーマにお伝えしていきます。 鉄道に究極の安全はありません。どこかしらのリスクがあります。 しかし、そのリスクを嫌うのもそれはまた違う面があります。 当時の事故・災害を教訓に現代の進んだ安全第一の日本の鉄道イメージを ちょっと防災面から踏み込んで、考えてみてください。 -
【自然災害メモリアル】第055回:国後島沖地震(1881)の日 [防災]北方領土付近の地震活動
2018-10-25 21:00シリーズ:自然災害メモリアル、第55回は"国後島沖地震"です。 北方領土を中心として地震被害が起きました。"国後島沖"という呼称はあまり よばれることはなく、通常は色丹島沖・択捉島沖と呼ばれることが多い為、 北西側に震源がずれていたと思われます。死者の数は不明です。 今日は"北方領土の地震活動"をテーマにお伝えしていきます。 といっても、今回はBSC24を視聴する際に役立つ前知識を中心にこの地震のことを 詳しく伝えるので、強震モニタの見方がまだわからないなどあれば 是非とも見てみることをお勧めします。 -
【自然災害メモリアル】第054回:ノルマントン号事件(1886)の日 [防災]災害弱者
2018-10-24 21:00シリーズ:自然災害メモリアル、第54回は"ノルマントン号事件"です。 暴風雨によってノルマントン号が座礁、沈没したこの事故は 欧米人だけが救われ、日本人が全員死亡するという故意ともとれる差別的な 要素を含んだ自然災害による事件でした。 今日は"災害弱者"をテーマにお伝えしていきます。 高齢者・障碍者の他、外国人も立派な災害弱者にあたります。 慣れない地で言語もわからない場所で被災する身になるとわかりますが、 想像以上に苦痛になってしまいます。 その人たちを救うにはどうするべきか、今回はヒントを踏まえて紹介しています。 -
【自然災害メモリアル】第053回:平成16年新潟県中越地震(2004)の日 [防災]避難生活の寝床
2018-10-23 21:00シリーズ:自然災害メモリアル、第53回は"平成16年新潟県中越地震"です。 2004年に起きた、平成を代表する大地震の一つです。 数日にわたって震度5弱以上の地震が日夜続き、地震活動がとにかく顕著でした。 開業以来全事象で初の新幹線脱線事故も発生し、多くの影響を国内で受けました。 今日は"避難生活の寝床"をテーマにお伝えしていきます。 自宅での待機、避難所、車中泊、はたまた屋外で寝る選択肢など、 多岐にわたりますが共通して言える点は寝床の安全と長期化に耐えられる環境です。 しかし、長期化に耐える環境を作るのは難しいので寝床を確保したら早めに 元の生活に戻れるようにしてください。 今回は各寝床のリスクなどをいくつか紹介します。 -
【自然災害メモリアル】第052回:庄内地震(1894)の日 [防災]エレベータ―で地震に遭った時
2018-10-22 21:00シリーズ:自然災害メモリアル、第52回は"庄内地震"です。 近年の山形県内では想像できない大規模地震が発生し、726人が死亡した大地震です。 特に酒田市内ではこの地震で大火が発生し、町の8割が焼失するなど甚大な被害が でました。直下型で身動きの取れない状態に陥った人が多数いたと推測されます。 今日は"エレベータ―で地震に遭った時"をテーマにお伝えしていきます。 昨日に引き続き、フロア間の移動時に起きた場合の対処法をお伝えします。 今回は不幸にしてエレベーターの中で起きた時を紹介します。 大事なことは冷静さを保つことです。やることは大きく3つだけですから 順序をシミュレーションしておきましょう。
1 / 4