大阪モード学園は、広告会社である⼤阪メトロアドエラとの産学連携により、⽣成AI と学生のファッションデザインが融合した映像コンテンツを、次世代広告クリエイティブのトライアルとして、大阪メトロデジタルサイネージへの配信を実施しました。

大阪モード学園のファッションデザイン学科高度専門士コース、ファッションデザイン学科、ファッションテクノロジー学科の学生たちが実施した『日本文化』をテーマにしたファッションデザインコンテストから、「Osaka Metro ADERA賞」受賞作品が選出され、そのファッションデザインと生成AIとを組み合わせることで、斬新な縦型デジタルサイネージ用のクリエイティブを創出しています。作成したAI 生成映像コンテンツは、Osaka Metro主要14 駅に設置されたデジタルサイネージにて展開されました。

今回のファッションデザイン×生成AI における広告クリエイティブの制作プロセスでは、生成AI で各デザイングループの『天照大神』『達磨』『百鬼夜行』テーマ背景を作成。そこから、ファッションショーで撮影された実際写真との合成を行い、さらにはChatGPT を利用し、制作学生とディスカッションしながら画像生成のプロンプトが作成されました。

つぎに、画像生成AIのStable Diffusionに生成指示したのち、最適なスタイルと画像選択から画像生成 AI で600 枚以上の画像を生成し、20 名の学生が20 枚の画像を選択。そこから、最終的に動画化し、デジタルサイネージ向け広告コンテンツとして編集して仕上げています。

生成AIはあくまでもファッションデザインの背景に使用するという今回の施策。人間のクリエイティブとAIの組み合わせを工夫することで共存し、積極的に活用しようという取り組みになっているところがおもしろいところです。学生の柔軟な発想と対応力でトライアル実施した広告映像ですが、実際に実施してみて今後の活路はどのように見えたのか、気になる事例がありました。

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