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ちょっとラブコメライトノベルの最前線に追いついておかないとなあと思い、とりあえず涼暮皐『ワキヤくんの主役理論』を読んでいます。
これは「カクヨム」に連載されていたものなのかな? なかなか読みやすく、面白く読めていますが、注目するべきはやはり主人公の「主役理論」とヒロインの「脇役哲学」を対比させているところかと。
主役理論とはようするに人生を物語の主人公として生きたい!ということであり、脇役哲学とはやっぱり脇役がいいよねということであるらしいのですが、まあ、物語を駆動させるために持ってきた対立軸ですね。
また、まだ読んでいないけれど岬鷺宮『陰キャになりたい陽乃森さん』などは「陰キャ」、「陽キャ」という新しい概念を採用しているようで、やはり注目です。
ここら辺を見ていると、「リア充」と「オタク」という対立軸が古くなって無効化してしまった時代において、あきらかに「次なる対立軸」を模索し
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少しラノベ単体で捉え過ぎてると思います。ラブコメって創作全体の中の一手法に過ぎないので、ラノベ方面のラブコメは確かにはっきりしてない時期だと思いますが、代わりにweb漫画やソシャゲや同人ゲーなんかで盛り上がってる時期なのだと思います。そこで生まれた良キャラや定番化した関係性がラノベに持ち込まれる、というのが順序ではないでしょうか(知的な実験とかはラノベが先だと思いますが)。次の進展を先読みするなら、時々は別媒体からの流行・流入についても絡めて海燕さんの視点から解説して欲しいです。長文失礼しました。