弱いなら弱いままで。
だれでもお金を稼げるSNS「note」の長所と短所。
「note」の話をもう少し続けてみたいと思います。とりあえず半日使ってみたわけですが、なかなか便利な反面、色々と難点も見えて来ました。
しかし、くどくど文句を云うのはやめておきましょう。何といってもまだオープン2日目。これからきっとさまざまに改善されていくに違いありません。
何といっても「課金できるSNS」という個性は強い。しかも、コンテンツの購入は超簡単。初めにクレカさえ登録してしまえば、ほぼAmazonの1クリックと同じ感覚で購入できます。これはヤバい。
で、コンテンツホルダーは諸々の手数料をさっぴいた85%ほどを懐に入れることができるもよう。いや、すばらしいですね。
面白いのは、多くのひとがすでに「投げ銭」システムを採用しはじめていることです。つまり、コンテンツを最後まで公開してしまって、その上で「よければお金をください」と申し出るやり方です。
それでビジネスとして成立させるのはなかなか苦しいものがあるとは思うけれど、小銭稼ぎをするのは気分がいいのではないでしょうか。
いままでも投げ銭を実装しようとしたシステムはいくつかあるのですが、いずれもあまりうまく行きませんでした。「note」が投げ銭にとってのブレイクスルーになったら面白いな、と思います。
インターネットは現在、課金システムについて過渡期にあって、これから先、さまざまなバリエーションの課金方法が誕生していくでしょう。「note」はその歴史に残るサービスになるかもしれません。
そう、マネタイズはインターネットにとってきわめて重要なテーマなのです。「すべて無料があたりまえ」という状況はやっぱり健全ではないわけで、お金をとれる価値があるものはお金と交換で展開するのが正しい道だろうとぼくは考えます。
それも、購入する側がなるべく気軽に、気分よくお金を払えることが望ましい。その意味で「note」はなかなか偉いサービスなのかもしれません。ネットを革命するかもね。
で、まあ、そういう「ネットをよりよく変えてほしい」という願いもほんとうですが、もちろん、個人的にもお金は欲しいし、事務所やら出版社やらを通さずに個人でコンテンツをお金に変えるルートを確保する意味はあまりに大きいと考えています。
当然、それで生活していけるほどの金額を稼ぎ出せる才能はごく一部に限られることでしょう。しかし、「不可能ではない」ということこそが重要。
「人間関係の維持・管理にコストを払うことなく純粋な能力や才能で勝負できる」ということにはやっぱりある種の夢がありますよね。
すべてを個人で完結させたビジネスを展開して、自分の才能だけで勝負し生きていくことができたら、と。まあ、そんなことはコミュニケーション能力が低い輩の考えることかもしれませんが……。
ちなみに「ブロマガ」や「note」のような、自己管理・自己責任システムはものすごくぼくに合っているようです。結果が出るも出ないも、すべて自分しだいというシチュエーションは、個人的に燃えますし、気楽です。
ただ、
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