弱いなら弱いままで。
努力も、成長も、誠意も、愛情も通用しない世界とは何か。
最近やる気がないなあ、やたら眠たいなあ、と思ったらどうやら病気だったことがわかって愕然。そりゃまあそうだよな。1日の半分以上平気で寝ているんだから。
いままで気づかなかったことがおかしいようなものですが、なまじ昼間寝ていてもだれにも文句をいわない環境にいたのでわからなかったのです。
いや、鼻炎がひどいとは思っていて薬ももらっていたのだけれど、それが睡眠を阻害しているところまでは思い至らなかった。とりあえず新たにお薬をもらって来て呼吸がスッキリしたので、気分よくこの文章を書いています。
いやー、今月は書かなかったですねえ。ひどいものです。これで会員が減るどころか増えているんだからありがたいというか。さすがにいいかげん書かなければならないと思います。書こう、書こう。
さて、今月のトピックといえば、やはりワールドカップと『HUNTERXHUNTER』再開でしょうかねー。いやー、とても面白かったです、どちらも。
ワールドカップの日本代表戦の三試合はすべて観たのですが、まあ、圧倒的な世界との格差を見せつけられた形の結末で、非常に残酷な展開と云えるでしょう。
でも、これこそが「現実」なんですよね。現実は物語のように都合よく動かない。どんな真摯な努力も、ひたむきな想いも、扉を開けるとは限らない。
こういう非情な事態に遭遇した時、多くのひとは「何が足りなかったのか?」と考えます。しかし、さらに残酷なことに、ひょっとしたら足りないものなんて何もなかったのかもしれないんですよね。
日本代表は、あるいはほんとうに最善を尽くしたのかもしれない。それでも、届かないということがありえる。それが「現実」。
現実はクソゲーだ、とは『神のみぞ知るセカイ』の桂木桂馬の口ぐせですが、今回の試合を観てまさに現実の不条理さを思い知ったひとも多かったのではないでしょうか。
物語ならば、努力と成長の末にはそれなりの勝利が待っているもの。どんなにきびしくても、ただ悲惨なだけの展開で終わる物語はめったにありませんし、あってもウケません。
しかし、現実はそういうふうにはできていません。シャレにならないくらい過酷で、ありえないほど残酷、「あってはならないこと」があたりまえのように起こることが現実なんですよね。
この現実世界ではほんとうはいかなる人間的な「正しさ」も通用しません。そこはもとより人間中心に作られた世界ではないからです。
「努力は報われるべきだ」とか「まごころは通じなければならない」といったことは、ある意味では「正しい」と思いますが、じっさいにはいつもそういうふうに行くわけではありません。現実はどこまでも非情なのです。
さて、ここで『HUNTERXHUNTER』の話に繋がるのですが、
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コメント
コメントを書くハンターは昔から主人公の成長を待たない世界観だったと思うけどなあ
蟻編ではレベル50はありそうなピトーといきなり遭遇して何も出来ずにカイトが殺される
そしてレベルアップを世界が待ってくれないからゴンは人生捨てて強引にピトーを倒せるレベルに成長した
記事数が減ってもこういう面白い記事がたまにあるから登録解除できない