11月14日に、音楽や映像の権利者団体などで作る「Culture First」が、新たな補償金制度の創設について提言を発表、記者発表会を開催した。この模様が各メディアで記事となっている。

・「複製機能」を私的録音録画補償金の対象に、権利者団体が提言(InternetWatch)
http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20131114_623704.html

日本時間の11月13日未明にWikiLeaksがTPPの知的財産条項の草案を公開した。

Secret Trans-Pacific Partnership Agreement （TPP）（WikiLeaks）
http://WikiLeaks.org/tpp/

90ページを超える膨大な分量、かつ条約特有の表現が満載の英文を筆者のような一般人が短時間に正確に読み込むことはなかなか難しい。TPP知的財産条項内の個別具体的な解釈は他の機会に譲るとして、今回は昨年のニュージーランド交渉以降のロビイングや国際的なインターネットユーザー団体との情報交換の経験から今回のリーク文書の持つ意味を考えてみたい。