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先日10月17日、沢田研二が、さいたまスーパーアリーナでのコンサートを「契約上の問題」を理由に急遽中止したことが騒動になった。中止理由についてはいろんな憶測が飛び交ったが、結局のところ「お客さんが9000人と聞いていたのに7000人だった」ことだとされた。本来なら怒っても良さそうなファンたちだが、あまりSNSを使わないファン層が多いせいか、表立って怒りを表明するツイートをするわけでもなく、逆に沢田研二を心配するファンも少なくなかったそうだ。規模は違えどアメリカのインディー団体でも過去に様々な開催中止騒動があった。
この日集まったお客さんのほとんどが、IWAディープサウスをよく知らず、普段テレビで見ているWWEのようなファミリーエンターテイメントプロレスを期待していた。しかし、目の前で繰り広げられたのは、蛍光灯や有刺鉄線による凶器攻撃で血だるまになるデスマッチだった。ここでも憶測が飛び交った。「ケガをした選手が病院に運ばれ、病院側が警察に連絡してしまったのでは?」とか「近所の人が気持ち悪がって通報したのでは?」などなど。
実際は、小さな子供を連れて見に来ていた母親が、蛍光灯攻撃により、肩口がえぐられ、そこからドボドボ流れるおびただしい量の血を見て卒倒しそうになってしまい、「いつもテレビで見ているプロレスと違うじゃない!こんなの子供たちに見せられないわ!」と、その場で警察に通報してしまったのだった。
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