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現役時代は「ムエタイキラー」として名を馳せ、「キックぼんやり層」にその面白さを解説してくる鈴木秀明氏。今回のテーマは、興行戦争となった3・10新生K-1&RISEに参戦するムエタイ王者たちの闘い方を解説します! ルールが違うだけで見方は全然変わる!
【1記事から購入できる鈴木秀明解説シリーズ】
・ムエタイ現役王者続々来襲!! 3・10新生K-1&RISEの楽しみ方、教えます
・【メイウェザーAサイド劇場】「天心くんもやるべきことはやってたんですが……」
・「天心vs堀口はキックであってキックではない。まさに異種格闘技戦でした」
――鈴木さん! 今回のテーマはK-1とRISEに大量参戦したムエタイファイターについてです。
鈴木 ラジャダムナンやルンピニーのチャンピオンがこんなに参戦するのは凄いことですよ。でも、ムエタイとはルールが違うので戦い方は変わってくるので、そのへんことを喋りたいですね。
――まずはRISEの61キロトーナメントに登場した梅野源治選手です。梅野選手は「日本ムエタイ界の至宝」と呼ばれ、ラジャダムナンの王者にもなっています。
鈴木 梅野選手はダウンを奪って判定で勝ちましたが、ムエタイルールのときと違ってなかなか厳しい戦いが強いられましたね。
――RISEルールは首相撲を含むつかみからの攻撃は1回のみ、ヒジ打ちなしです。
鈴木 このルールだと基本的にボクシングパンチが打てる選手のほうが適応しやすいと思うんですね。ただし、今回RISEに出たスアキムやルンキットはボクシングパンチではないし、別の形でフィットするタイプもいるんですけど。
――ボクシングパンチが打てなくても、対応できればいいということですね。そして梅野選手はこのルールでは相性がよくないと。
鈴木 よくないです。トーナメントなので、この先どう進化するかだと思うんですね。梅野選手ってムエタイでは変幻自在のファイトスタイルなんですよ。相手がパンチができなかったらパンチで攻めるし、ヒザが弱点ならヒザ、ローのカットができないのであればローで攻める。 相手の弱点を突いていくタイプ。今回は左ミドルを多用したところがポイントだと思うんですけど、このルールだとちょっと出しすぎなのかなと思いました。というのは、相手のステップワークで避けられたりするケースが多い。梅野選手の左ミドルが軽く見えちゃったんです。避けられないためにコンパクトに蹴ろうとすると、さらに弱く見えてしまう。ムエタイのルールだとポイント的に有効ですが、ダメージ優先のルールだとちょっと印象がよくないんですね。<続きは会員ページへ!>
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武尊の相手は一階級下の選手だったので次回は同階級の王者とやってほしい。天心のボクシング企画は中止してほしい。天心がボクシングに転向して3年後に世界チャンピオンになって井上尚弥と試合するのが見たいです。