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那須川天心の胴回し回転蹴りは「掛け逃げ」なのか?■鈴木秀明
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那須川天心の胴回し回転蹴りは「掛け逃げ」なのか?■鈴木秀明

2019-07-24 19:02
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    現役時代は「ムエタイキラー」として名を馳せ、「キックぼんやり層」にその面白さを解説してくる鈴木秀明氏。今回のテーマは那須川天心の胴回し回転蹴りは「掛け逃げ」なのか?です! 




    ――
    鈴木さん! 天心vsスアキムの再戦は那須川選手の返り討ち……という結果になりましたが、前回の試合と比べて何か違いはありましたか?

    鈴木 まずスアキム選手は那須川選手に慣れてきていたというか、間合いの詰め方も失敗しないようにしてましたね。前回はやや強引に攻めていたので、那須川選手選手のカウンターをもらったりしてたんですよね。でも、今回は那須川選手を逃がさないようなプレッシャーのかけ方でしたね。

    ――前回の試合から修正してきたんですね。

    鈴木
     那須川天心というファイターを考えて戦っていたというか。那須川選手は動きが早いし、強引に攻めるとカウンターをもらってしまう……ことを意識してましたね。

    ――
    逆に那須川選手に違いはありましたか?

    鈴木
      また一つ次元が上がってる印象がありました。まず身体が強くなってるというか、身体の質が上がってますよね。戦い方でいえば、前回より打ち合ってました。前回はKNOCKOUTルールでヒジあり・組みありでしたけど、今回のRISEのルールはヒジなし・組みなし。前に出たときにヒジを合わせられる危険はないし、前に突っ込みすぎても組まれることはない。ルールの違いもあったので今回はどっしり構えて打ち合うことができたんだと思いますね。

    ――
    1ラウンドと2ラウンドですが、ポイントを付けるとすればどちらになりますか?

    鈴木
     1ラウンドは那須川選手、2ラウンドはイーブンという印象ですね。 3ラウンドになってスアキム選手が前に出てきたところに胴回り回転蹴りを浴びせて。

    ――
    スアキム選手が前に出たのは、最終のラウンドを取らないと負けてしまう……という理由からですか?

    鈴木
     これはスアキム選手だけではなく、今回RISEに参戦した他のムエタイファイターにも言えることなんですが、ムエタイというのは基本的に相手と駆け引きをしながら「後の先」の戦い方をするんですね。相手がこうきたらこう攻める、ああきたらこう攻める。自分のリズムになったところで技を出す。それがムエタイの基本なんです。でも、RISEルールで戦うときは「後の先」ではなく、1.5倍速のリズムで攻めているなと。

    ――
    「後の先」ではなく。

    鈴木
     RISEルールで勝つために出た結論が1.5倍速で戦うことだと思うんです。 セクサンも普段はガチャガチャ攻めこむタイプなんですけども、そこからさらに1.5倍速になってる印象はありましたね(笑)。

    ――
    3倍速くらいになってるかもしれない(笑)。

    鈴木
     普段のリズムで戦っちゃうと消極的に見られちゃうからでしょうね。ポイントが付きづらいと。 今回勝利した梅野(源治)選手や志朗選手もムエタイベースのファイターなんですが、RISEのために1.5倍速の練習をしてきてるんですよ。今回参戦したムエタイファイターたちは、ただ1.5倍速で戦ってるだけなので、そこの違いは大きくなりますね。

    ――
    1.5倍速の練習をしているか、1.5倍速で戦ってるだけなのかの違い。

    鈴木
     昔だったらタイ人の強さが際立っていたので、それでも勝ってしまう。いまはルールに合わせて作り込みをしていかないと通用しないということですね。結局K-1MAXで成功したブアカーオや、新生K-1のゲーオはちゃんとアジャストしてきましたからね。

    ――
    そうやって1.5倍速で攻めてきたスアキムを那須川選手が胴回し回転蹴りで仕留めたんですね。

    鈴木
     これは本当に凄いですね。那須川選手はまた1つ伝説を作ったというか……カカトで切ってしまうTKOは見たことないですよ。アンディ・フグのカカト落としで頭が切れたなんて聞いたことないですし。

    ――
    そんなミラクルな決着なのに、こんな質問をするのは大変恐縮なんですが(笑)……この胴回し回転蹴りを「掛け逃げだ」と非難する人が一部にいるんですよ。

    鈴木
     なるほど~(苦笑)。

    ――
    そもそもガッチリと当たってるから掛け逃げじゃないんですけどね(笑)。倒れて相手が攻撃できなくなる技は卑怯だと主張で。
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