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アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは黒人選手のための、黒人選手によるプロレス興行が行なわれるです!
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「私には夢がある。いつの日か、私の4人の小さな子供たちが、肌の色によってではなく、人となりそのものによって人間的評価がされる国に生きるときが来るという夢である」
アフリカ系アメリカ人の黒人差別の撤廃を訴えたマーティン・ルーサー・キング牧師の有名な演説。あれから56年経った昨年10月にWWEでは人種差別問題が起こっていた。当時NXTに所属していたジョーダン・マイルズ(現ACH)が、自身の新作Tシャツが黒人を差別、侮辱するデザインだったとして、ビンス・マクマホンとHHHを批判した。そのデザインは、黒地のボディに赤い舌の様なものが描かれ、そこに白い字でJORDAN MYLESと書かれており、まるで黒人が舌を出している様に見え、黒人を馬鹿にした黒人差別とも捉えられるデザインだった。
奇しくも同じ日、2020年4月3日の裏レッスルマニア(レッスルマニア・ウイーク)にて、「For The Culture フォー・ザ・カルチャー」という大会が開催されるという発表があった。これは黒人選手だけが参戦するという、歴史的にも画期的な大会である。
この大会の主催者役に選ばれたのは、デビューして4年、25歳の若手黒人レスラー、AJグレイ。昨年あたりから米中西部地区で頭角を現してきており、将来を有望視されている選手である。AJグレイのほか、この「フォー・ザ・カルチャー」大会に参戦が発表されているのは、2コールド・スコーピオやジョディ・フレイッシュらのベテランや元WWEのクライム・タイム、そして、リー・モリアーティ、クリスチャン・カサノバ、クリス・ベイら新進気鋭の若手、フェイ・ジャクソン、マーティ・ベルらの女子選手が、キャリア、性別に関係なく、“肌の色”で選ばれた。
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CZW で The REP(ネイト・カーターとディブ・マッコール)に会った際、2人とも日本から来た私を大歓迎してくれました。
それには「自分達のプロレスが日本人にも届いている」という感動もあったのでは、と想像しています。
裏を返せば「日本に呼ばれるレスラーは白人ばかり」という事なのかも知れません。
ネット配信などで世界中のプロレスファンが観られる大会だといいですね。