昨年8月の初来日公演では、新木場1stRINGの二日間興行チケットが完売。試合当日は、アメリカ直輸入の暴れっぷり、狂いっぷりがSNS上を賑わせ、その名を日本のプロレスファンの頭に刻み込んだ、米インディー団体GCW(ゲーム・チェンジャー・レスリング)。
その衝撃的な初上陸の記憶が覚めやまぬまま、早くも再上陸を果たしたGCW軍団は、2月3日、4日、5日の3日間に渡り開催された新木場大会をまたもやソールドアウトさせた。前回以上の盛り上がりを見せた日本公演が終わるや、その数日後に行われたダブプロレスやゼロワンにも数名の選手が参戦し、10日のフリーダムズと11日の大日本プロレス後楽園ホール大会でも暴れ回り、あらためて日本のファンに強烈な印象を残してアメリカへと帰っていったのだった。
昨年11月の始めにGCWから前回の公演に引き続き「日本語の大会名を考えてくれないか」と依頼を受けた私は、GCW日本公演を「宣戦布告」とし、3日「生きざま死にざま」、4日「死ぬ覚悟はできている」、そして5日を「戦争のヤリカタ」と名付けた。大会名が決まるとGCWは11月18日には「2020年2月3日、4日、5日に新木場三連戦を開催する」と発表した。
GCWの発表はいつもツイッターで簡素にするだけで、日本のプロレスマスコミ向けにプレスリリースを送るわけではない。そのため日本の媒体にはいっさい告知などされない。日本のGCWファンは、GCWのツイッターを見るか、それらを日本語訳して、さらに説明を加えた私のツイートから情報を集めてくださっているようだ。たとえば今回初来日したオーリン・ヴァイトがカワウソが大好きだという情報は、選手のことを少しでも知っておいて欲しくて、私が独自に書いたものだ。それが日本のファンのあいだにも広まり、オーリン・ヴァイトは試合会場で、カワウソのぬいぐるみやバッジをたくさんプレゼントされていた。
こうして参戦選手や大会名がツイッターで順次発表されるなか、12月27日に「チケットぴあ」で前売り券が発売される。まだ試合カードが発表されていないにもかかわらず、席によっては即日完売となった。何度も言うが、日本の媒体にはいっさい宣伝もされていないのにだ。日本のようなプロレスマスコミが存在しないアメリカでは、インディー団体は自らの手で宣伝活動するしかない。それと同じやり方で、日本でもプロモーション活動をするGCWをファンがサポートし、拡散する。日本とアメリカ、遠く離れているにもかかわらず、日本のファンは、GCWとまるで共犯関係を結んでいるかのように協力するのだ。
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コメント
コメントを書くその過激さ故に、毎度「今回が最後の来日!」と思いながら、応援していました。儚くも美しい、一期一会のGCW、堪能させて頂きました。
タカ中山様、リカ中山様、ありがとうございました。
カッコイイ!!!