閉じる
閉じる
×
アメリカのインディプロレスの“現在”を伝える連載! アメリカインディープロレス専門通販「フリーバーズ」(https://store.shopping.yahoo.co.jp/freebirds)を営む中山貴博氏が知られざるエピソードを紹介していきます! 今回のテーマは名門ハート一家の問題児テディ・ハートの転落です!
その事件は先日、アメリカ・フロリダ州タンパで行なわれていた“裏レッスルマニア”のインディー団体の試合会場で起きた。
会場の外で、大男同士の怒声が飛ぶ。
「お前が来るようなところじゃねぇんだ! わかったら出ていけ!!」
「チケット持ってるんだぜ。入ったっていいじゃねぇか」
「会場には入れさせねぇ! またぐなよ絶対に! このクソ野郎がっ!」
4月9日(現地時間)、ICWノーホールズバードが開催していたケージマッチトーナメント「Pit Fighter X:Battle Of The Tough Guys」の試合途中、派手な格好をした男が会場に入ってきた。誰が見ても堅気には見えぬ独特の格好、マスクも着用せず、彼女同伴。我がもの顔で席に着席したのは、プロレス界きっての名門一家ハート・ファミリーの問題児、“切れたナイフ”ことテディ・ハートであった。
ICWオーナーのダニー・デマントは、招かれざる客テディ・ハートの姿を見つけるや、すぐさま会場からの退去を命じる。会場から渋々と抜け出たテディ・ハートらに向かって、団体のエース、ジョン・ウェイン・マードックが、冒頭の言葉で罵ったため、険悪な雰囲気となる。マードックのかたわらには、腕っぷしに自信のある屈強なジャスティン・カイルが付き、もしものときに備えて臨戦態勢を取っている。
さいわいにして最悪の事態は起こらなかったものの、一時は会場内外は凍りついたような空気で覆われた。テディ・ハートは、この前日にも、従兄弟のデイビー・ボーイ・スミス・ジュニアが参戦するGCWの「ブラッドスポート」大会を訪れており、その際もマスクなしで客席で観戦している姿がSNSで晒され、批判を受けていた。
なぜ由緒あるハート・ファミリーの一員でもあり、プロレスラーとしての輝かしい実績もあるテディ・ハートが会場出入り禁止を言い渡されたのか。
この続きと、RIZINバンタム級GP、AKIRA、佐藤光留、秋山準vs男色、女子格闘家の減量……などの4月更新記事が600円(税込み)でまとめて読める「13万字・記事21本の詰め合わせセット」はコチラこの記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック! 1記事100円から購入できます!
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。