
noteにバックナンバーを引っ越し中に伴いメルマガにも掲載。笹原さんの2018年大晦日総括インタビュー。天心vsメイウェザーをマッチメイクしたRIZINは何を考えていたのか? タイソンvsメイウェザーが世界中を騒がせるいまだからこそ読み返したいです!(聞き手/ジャン斉藤)
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――笹原さん!今日は大晦日のお話を伺いたいんですが、メイウェザーvs天心は海外にも大反響で。コナー・マクレガーが那須川天心とエキシビジョンマッチで闘いたいとツイートしてますね。
笹原 みたいですね(笑)。まぁ、シャレ半分なんでしょうけど、マクレガーの頭の中に那須川天心っていう名前がインプットされているから出てきたわけですよね。凄いですよねぇ。
――あのメイウェザーを経験しちゃうと、マクレガーぐらいだったらなんとかなっちゃう気になってないですか?(笑)。
笹原 ラクショーでしょ(笑)。いやもうそう感じられるくらいメイウェザーは大変だったんですよ。
――メイウェザーは凄かったですよね、いろいろと。
笹原 メイウェザー側から試合の話が来たのが10月で、記者会見を11月頭にやって……3ヵ月という短期間であのメイウェザーをリングに上げるって相当ムチャなことをやったんだと身を持って感じました。
――そのあいだにドタキャン騒動があったりして。
笹原 あの騒動があったことで、さらに世界から注目されましたよね。エキシビジョンマッチという言葉が独り歩きしたことで、今回の試合を「八百長だ!!」って騒いでいる海外の人たちもいるじゃないですか。まぁ「底が丸見えの底なし沼へようこそ」って感じですよね。これからもどんどん騒いでください(笑)。
――「底が丸見えの底なし沼」……I編集長こと井上義啓氏の名言ですが、その言葉に相応しい試合で。
笹原 試合前に「メイウェザーが真剣勝負をやるわけがない!!」って批判していた方は、ZOZO前澤社長の代わりにボクに100万円払ってほしいですよ!!
――ハハハハハハハ! あのキャンセル騒動はいったいなんだったんですか?
笹原 もう書けない話がたくさ〜〜んあるし、RIZINのあることないこと騒ぎ立てる斉藤さんには話せるわけがないんですが、結局のところメイウェザー側の事情ですよね。参戦発表前のメイウェザーはここまで世界的に反響があると思ってなかったみたいですから。公式戦ではなくエキシビジョンだとアピールしないといけない事情が生まれたということですね。
――東スポが「ファイトマネー100億円」って飛ばしても日本の読者はニヤニヤするだけですけど、今回の件にタッチしていないメイウェザー側の関係者からすれば「100億円?日本で何をやろうとしてるんだ?」って騒いでも不思議じゃないですね(笑)。
笹原 そうなんですよ。メイウェザー天心の記者会見の時に東スポさんから「メイウェザーのファイトマネーって1億ってことないですよね?もちろん300億とかなわけないし、そのあいだくらいってことでいいですか?」みたいな、いつもの調子の取材に応じて書いてもらったら、大騒ぎですよ。もしこの試合がなくなっていたら完全に東スポのせいですよ!
――ハハハハハハ!「エルヴィス・プレスリー、生きていた」とかの東スポビックリ1面を事前にメイウェザーサイドに読ませてなかったRIZINの大ミスですよ! 今回北米でメイウェザーvs天心だけ放送できなったのも、そういった裏事情があったっていうことなんですか。
笹原 まぁメイウェザーには取り巻きがたくさんいるので「なんでこんな話が本人に伝わってないんだ?」っていうケースがたくさんあったんですよ。放送についても、当然お金に直結する話なので当初の話からかなり変わってしまったってことです。取り巻きがたくさんいて正式なルートが一つだけじゃないからこそ、那須川天心戦が実現したとも言えるんですけどね。
――しかし、よくメイウェザーが真剣勝負をやりましたよね。
笹原 もちろん真剣勝負をやるという契約をしていましたけど、そこはやっぱり相当な自信があったんだと思いますよ。ただ、メイウェザー本人の口からは「真剣勝負をやる」というニュアンスの言葉が、ほとんど出てこなかったんですよね。なので我々からメイウェザーには「そういう発言をしてくれ、世間が誤解しちゃうから」と何度もお願いしたんですよ。ただ彼らの返答は、格上がそんなことを言うのはおかしいと。いわば天下の大横綱が幕下力士に「真剣勝負で、ぶっ潰してやる!」なんて吠えないってことですよね。「真剣にやるまでもない」「勝負になんねーよ」と言うのと同じだと。まぁ言われてみればそのとおりなんですけど。
――もっと適当に流す試合をやっても不思議じゃなかったですよね。
笹原 メイウェザーからすれば、今回の試合を皮切りに世界中でこういったツアーをやっていきたいんじゃないですかね。
――ああ、なるほど。最初に変な試合をやって躓きたくなかったのかもしれませんね。
<2025年のジャン斉藤の感想>
当時の「エキシビション」の捉え方は「お遊び」。ボクは「エキシの定義ってそれだけではないですよ」という解説をしていたら「馬鹿なジャン斉藤は天心vsメイウェザーを真剣勝負でやると言っている」と選手・関係者からかなり叩かれたんですよね。謝ってほしい!(根に持つタイプ)。
笹原 絶対に変なことはできないから、ちゃんと天心選手のことは研究してきているはずですし、絶対に勝つ自信があるからこそ真剣勝負をやったんでしょうね。
――本当に来日にするのかのも不安だったんじゃないですか。
笹原 来日させるだけで大変でした。最初はプライベートジェットで12月27日に来日する予定が、1日遅れて28日になったんですよ。その理由がメイウェザーの取り巻きの女たちのケンカらしくて(笑)。
――なんて理由だ!(笑)。
笹原 「メイウェザー大奥」の争いですよね。メイウェザーは取り巻きの女性たちそれぞれに「オマエをジャパンに連れて行ってやるぜ」みたいな話をしていたんだと思います。でも、プライベートジェットの席数って決まっているじゃないですか。「私よ!」「いや私も言われたわ!!」みたいなことになって、誰が乗るかで揉めたらしくて。
――ガハハハハハハ!
笹原 その争いは一応決着はついたんですけど、今度はメイウェザーが試合で履くパンツを選ぶと言いだして。それで1日延期ですよ(笑)。
――それこそ東スポのネタですよ、まるで(笑)。
笹原 マネージャーサイドから「彼はパンツに凄く拘りがある。そのこだわりを満たすには時間が必要だ」とか、なんかの格言みたいに言われても、「知らねーよ!」って話じゃないですか(笑)。
・メイウェザーの宿泊先は1泊200万円
・試合当日の朝「富士山に登りたい」
・「ケンタッキーを用意しないと試合はやらない」
・バンテージチェック事件
・コールドウェル戦の堀口恭司に桜庭和志を見た
・DREAMの葬式だった「平成最後のやれんのか!」……まだまだ続く
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