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次回配信予定

  • 2026/01/09

    プロレス界にホントに非常ベル! あの「時限爆弾」が動き出してしまった!■プロレス事情通Z

2025年9月の記事 18件

【記事16本15万字】菊野克紀、冨澤大智、中村祥之、佐藤将光、大塚隆史、長尾一大心……

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【記事16本15万字】菊野克紀、冨澤大智、中村祥之、佐藤将光、大塚隆史、長尾一大心……

「ちゃんと練習しているのか」格闘家から見た格闘プロレスとは何か■北岡悟

noteにバックナンバー引っ越し中に伴いブロマガにも再掲載! 格闘プロレスやプロレスラーの強さが定期的に議論になっているので、北岡悟が「格闘プロレス」を語る記事をお届けします!2021年収録(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・【男だったら天龍同盟】北原光騎インタビュー「俺にとって天龍さんは“神様”だよ」・猪木さんと会えなかった新間寿さんの無念■小佐野景浩・新倉史祐が見た昭和・新日本伝説「猪木さんは本当に強かった」・「本物のプロレスが見たい」んじゃなくて 「今のプロレス」をバカにしたいだけだろ■事情通Z ――北岡さんが「リデットUWFvsハードヒット」の対抗戦を熱く語っていると聞いて飛んできました! 北岡 はい、語ってますね。RIZINではなく(笑)。 ――ハハハハハ。 北岡 でも、ボクはプロレスはヨカタですよ。 ――でも、UWFって観客論ですから。 この対抗戦を見ようと思ったきっかけはなんですか。 北岡 ウチ(パンクラスイズム横浜)の川村亮がメインに出るということもあるし、レフェリーも梅木(よしのり)さんと関係者が携わってることもあって。雑な言い方をしちゃうと……格闘プロレスじゃないですか。川村のこの先について考えることもあって、どんな動きをするのかな見たいなと。意外とマジメなんですよ(笑)。 ――いま北岡さんが「雑な言い方」と言いましたが、「格闘プロレス」という言葉は肯定的にも否定的に使われることがあって。いまプロレス界では前者なんですよ。プロレスにおけるひとつのジャンルとして格闘プロレスは存在している。 北岡 ああ、そうなんですか。いまボクはちょっと申し訳ない感じの言い方で……決して馬鹿にしてるわけではないんですけど。このインタビューの大前提として、ボクはプロレスをやったことが一度もないし、いまの時点で思うかぎり今後もやることはない。落ち目のMMA 選手ですけど(笑)、やる気はない。それこそハードヒットの佐藤光留さんから誘われたこともあるし、 青木真也さんからも軽く探りを入れられたことはあるんですけど。 ――プロレスそのものに何か複雑な感情があるんですか? 北岡 そういった感情以前の問題なんだと思います。 ――興味がないと。  北岡 興味がない以前。プロレスにどうこうあって格闘技を始めたわけじゃないから。格闘技を始めた人ってプロレスファンだったりする人がけっこういるじゃないですか。 ボクもこの世界に入る前は格闘プロレスをチェックしていたし、どちらかわからないような試合を見てましたけど。 ――格闘技なのか、プロレスなのか……グレーな時代ですね。 つい最近、中井祐樹先生が「俺こそがU系だ」ってツイートしてて。UWFの源流は佐山聡さんだからそりゃそうだよなと思ったんですけど。 北岡 日本の格闘技は、プロレスラーが格闘技をやろうとしたり、格闘技と出会ったことで動いてきたものであることはたしかですよね。 そういう意味では「U系」ってことですね。でも、そこはすごく雑な言い方がしちゃってあまり好きじゃないんです。 ―― 「プロレスラーがいたから総合格闘技できた……」という流れはあるにせよ、それだけで総合格闘技が成立したわけではないですからね。 ・パンクラスは真剣勝負をやりたかったのか ・前田日明氏は好きじゃないけど、発想や見識の力は認めないといけない ・UWFスタイルは格闘技をちゃんとやってないとできない ・パンクラスのプレリムクラスより説得力があるのか……まだまだ続くへ この続きと菊野克紀、冨澤大智、中村祥之、佐藤将光、大塚隆史、長尾一大心…などの「記事16本15万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2221979 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

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MIRAIマリーゴールド退団と、胸騒ぎの女子プロの未来

プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマは「MIRAIマリーゴールド退団と、胸騒ぎの女子プロの未来」です!(聞き手/非常ベル野郎) 【1記事から購入できるバックナンバー】・飯伏幸太vsDDT亀裂の見立て/Sareeeの裏投げ■プロレス事情通Z ・クリス・ブルックスvs高梨将弘の事故について■事情通Z ・『極悪女王』、『アイアンクロー』……プロレス映像作品の世界■今成夢人 ・掣圏道SAプロレス、馬場元子さんの思い出■長井満也 ――Zさん、大変です! MIRAI選手が10月13日の後楽園大会をもってマリーゴールドを退団。2024年3月にスターダムから移ってきましたが、1年半足らずでの離脱は非常ベルが鳴っています。スターダムに出戻りはありえるんですか?事情通Z いろいろと探ってみると、退団の前触れ的なものはなかったが…… ・MIRAIに海外志向はあった? ・ロッシー小川の意味深なコメント? ・今の女子プロは何が起きても不思議ではない……まだまだ続く この続きと菊野克紀、冨澤大智、中村祥之、佐藤将光、大塚隆史、長尾一大心…などの「記事16本15万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2221979 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

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【誕生と破滅】長州力、高田延彦、橋本真也、小川直也のハッスル会議■中村祥之③

noteにバックナンバー引っ越し中に伴いブロマガにも再掲載! 新日本プロレス、ゼロワン、ハッスル、超大花火プロレスを作ってきた男、中村祥之ロングインタビュー。第3弾はハッスル誕生と消滅まで……(聞き手/ジャン斉藤)①【負けたら即引退試合SPの舞台裏】中村祥之「新日本プロレスに橋本真也の味方はいなかった」②橋本真也を狂わせたゼロワン旗揚げの大成功と国税局■中村祥之 ――それで今日は前回のインタビューの続き、『ハッスル』についておうかがいしたいんです 中村 『ハッスル』には最初から関わってましたね。 ――『ハッスル』誕生のきっかけとなった第1次W−1にはタッチしていないんですよね。 中村 ないですね。W−1は橋本さんが出場したくらいかな。 ――あ、出てましたね。破壊王とジョーサンとシングルマッチ(笑)。 中村 W−1って、いまのプロレス団体になる前にも何かありませんでしたっけ? ――上井(文彦)さんが矢面に立っての第2次W−1もありました。第2次も旧K−1の主導でしたけど、第1次はK−1、PRIDE、全日本プロレスの協力体制が敷かれていて。 中村 そうだそうだ! W−1と契約したゴールドバーグが全日本に来てましたよね。 ――ゴールドバークは、当時PRIDEの常務だった榊原さんの会社と契約したんですよね。 中村 それで全日本に貸したんですけど、W-1も続かなくて契約を消化できなかった。 ――そのうちK−1とPRIDEがケンカ別れして、ゴールドバークの契約を消化するために榊原さんがDSE主催のプロレスイベント『ハッスル』をやることになって。 中村 そうだそうだ(笑)。橋本さんが出たW−1は東京ドームですよね? ――それが第1次W−1の最終興行ですね。その前後に石井館長の脱税逮捕、森下社長の自殺もあったりして、マット界激動の時期だったんですけど。 中村 『ハッスル』というイベントが始まったのは04年1月4日ですけど……『ハッスル』という名前になるまでも数ヵ月かかってるんですよね。DSEとしては、PRIDEは格闘技として成立しているから、プロレスイベントをやるなら住み分けをしていきたい、エンターテインメントとして振り切っていきたい、と。でも、僕たちの立場では、そういうことはなかなかできないんですよ、正直。 ――DSEはプロレス界の外にいるけど、中村さんたちはプロレス界の中にいるわけですもんね。 中村 そうです。なんだかんだ山口(日昇)さんを窓口としてDSEと話をしていったんですけど。 ――山口日昇は当時kamiproの編集長で、榊原さんのブレーンでしたね。 中村 最後の最後には高田(延彦)さん、小川(直也)さん、橋本さん、榊原さん、山口さんらがいる緊迫した空気の中、『ハッスル』はどういったものを打ち出すのかという会議をやって。 ――それまで小川さんとDSEの仲は良くなかったんですけど、『ハッスル』をきっかけにして関係は修復されていきましたね。 中村 これは個人的な考えですけど、DSEはまずプロレスで小川さんと信頼関係を築いたうえで、PRIDEにも出したかったんじゃないかなって。 ――つまり、田村さんをPRIDEを出すためにDSE仕切りのUスタイルイベントを有明コロシアムでやったようなもんですよね。 中村 そうそう(笑)。 ――小川さんがPRIDEヘビー級GPに出たことでDSEは莫大な収益を上げましたから、『ハッスル』の投資は安いもんだったのかもしれません(笑)。 中村 小川さんとプロレスの話をしてみると、WWEが大好きなんですよね。だから『ハッスル』は乗りやすいコンテンツだったんじゃないかな、と。小川さん本人としても新日本プロレスではないステージで、新たなプロレスの実績を作っていこうとするモチベーションは凄く高かったことをおぼえてます。小川さんの意見も会議で取り入れられていくので、新たな刺激を持って臨める場だったんじゃないですかね。 ――小川さんは先頭に立っていろいろやりましたよね。  中村 小川さんは本気で世間にアピールしていこうとしてましたよね。そこは猪木イズムっていうんですかね。対世間というものを意識して「あの小川さんがここまでやるの?」って我々スタッフも引っ張られていきましたから。 ――でも、中村さんの立場からすれば「これはちょっと……」という企画は多かったんですよね。 中村 プロレス側の人間だったので、即答でイエスと答えられないことが多かったんですよ。「ここまではできますけど、そこはどうでしょう?」と変にプロレスを守ろうとしてしまった。そこで「プロレスと名乗らないのであればできます」と。だから『ハッスル』は「ファイティングオペラ」を名乗るようになったんですよ。 ――劇的に変わったのは、『ハッスル2』に高田総統が登場して、ハッスル軍vs高田モンスター軍の構図ができてからでしたね。 中村 『ハッスル1』は高田本部長のままだったけど。 ――高田延彦として小川さんと橋本さんと乱闘してたんですよね。高田総統が初登場した横浜アリーナは、あまりにも意味不明すぎて冷えきってましたけど(笑)。 中村 あの冷え切った感がのちのちの爆発に繋がると思うんですけどね(苦笑)。 ――しかし、高田さん、「高田総統」の変身によくOKを出しましたね。 中村 「このアイデアを誰が高田さんに言うのか」っていう問題はあったんですけど(笑)。ところが、実際に高田さんに話を振ってみたら即座に「やろう!」と。高田本部長のまま『ハッスル』に出るのは気持ちが悪かったんでしょう。「こっちのほうがやりやすい」ということで。 ――高田本部長のままだと、逆にリアリティがないんじゃないかということですよね。 中村 PRIDEも『ハッスル』も、どっちも得をしない。高田本部長と高田総統にキャラ分けすることに高田さんはノリノリで。小川さんもそういう路線に乗ったし、橋本さんも悪ふさげじゃないですけど、「俺はジュリー(沢田研二)みたいになりたい!」と(笑)。 ――ハハハハハハハハハハ! さすが破壊王! 中村 船頭たちがやると言った以上、ほかの選手もやらなきゃダメな流れになって。高田総統も最初は笑われていましたけど、『ハッスル』初の後楽園ホール大会『ハッスルハウス』からコツを掴んだ感じはありました。あの大会、20分でチケット売れ切れですよ。ファンからも大会内容を絶賛されて。 ――それまでは大会場だったから熱がバラけてたんですけど、密度の濃い空間でやることで、ようやく『ハッスル』が弾けた感じはありましたね。1月4日の『ハッスル1』なんて、4日前の大晦日PRIDE男祭りの会場仕様のままだから悲惨な客入りだったんですけど(笑)。 中村 『ハッスル1』のときは、4万人収容できるスタジアムバージョンですよね。7000人の観客発表だったけど、会場はスカスカだったじゃないですか。大晦日のPRIDEはギチギチに入っていたのにね。 ――『ハッスル1』は新日本プロレスの東京ドームと興行戦争になりましたし、無謀にもほどがあるというか。 中村 もちろん3日や5日にズラすことも考えたんですよ。挑戦するじゃないですけど、あえてぶつけたところはありましたね。 ――そこはDSEが考えそうなことですよね。 中村 『ハッスル』って、僕らのプロレスの基本的な考えと、DSEの希望をすりあわていくスタイルでやってたんですけど。キ◯ガイみたいに会議をさせられましたよ。1日10時間を週5回やってましたね(笑)。 ――そんなに!(笑)。 中村 なかなか決まらないわけですよ。要はDSEのプロレスチームは“プロレス素人”ばっかでしょ。プロレス学でいえば1時間で終わるようなことでも「こうはできないのか?」という話になって、ワガママな希望がガンガン出てくるんですよ。 ――プロレスを知らないからこそ、良くも悪くも発想に限界がない。 ・インリン様の再評価 ・長州力とハッスルポーズ ・高田、小川、橋本、長州の会議 ・『ハッスル2』進行台本流失事件 ・長州「おい、ハッスルは天下を取れるぞ」 ・高田延彦復帰の裏側 ・京楽のスポンサードは年間数億 ・ハッスル末期と詐欺 ・山口日昇と失踪……16000字はまだまだ続く この続きと菊野克紀、冨澤大智、中村祥之、佐藤将光、大塚隆史、長尾一大心…などの「記事16本15万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2221979 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

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菊野克紀 2万字インタビュー 「MMA冬の時代」から武術にたどりつくまで

「MMA冬の時代」を経て武術にたどりついた菊野克紀2万字インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・塩崎啓二インタビュー「PRIDEの汚れたレフェリング」 ・【ヤマヨシ17000字】山本宜久 「日常から前田日明さんの教えを受け継いでいる」 ・山田学ロングインタビュー 「MMA夜明け前、シューティングに懸けた男」 ・【17000字】川口健次が語るシューティング黎明期から、創始者・佐山聡離脱まで ――今日は菊野さんも過ごした「格闘技・冬の時代」を伺おうと思ってるんですけど、MMAに限らずあらゆる競技に出てますよね。キック、巌流島、MIXルール……出てない競技はないんじゃいかってくらい。記念すべきブレイキングダウン(以下BD)の旗揚げ戦のメインイベンターですし(笑)。 菊野 そうなんですよね(笑)。BDはいまみたいな感じじゃなくて「1分間最強の男を決める」というコンセプトだったので、これだったら自分が目指す方向に近いかなって思って出たんですけど。 ――残り時間1秒でKOしてインパクトが凄かったじゃないですか。BDからはその後オファーはあったんですか? 菊野 オファーはいただいたんですけど、最初は「出たい」という気分で出ただけであって。「また出たい」とは思わなかったんですね。 ――菊野さんもプロだから条件面も重要ですけど、気分も大きいわけですか? 菊野 気分はありますよね。やっぱり戦いたくて戦ってるし、強くなりたくて戦ってるところはあるんで。BDもアマチュアとして出ましたからね。 ――アマチュアとして出たというのは? 菊野 あのときファイトマネーはなかったんですよ。出場料2万円払って出てますよ。 ――えっ、そうだったんですか。 菊野 BDからオファーがあったわけじゃなくて、「1分間の総合格闘技、面白そう」ってことで普通に申し込んだんですよ。だからボクは出たいと思ったら出るし、そう思わなければ出ない。テコンドーもそうですよね。 ――結果を残して全日本の強化選手にも選ばれて。もしかしたらオリンピックに出てたかもしれないですよね(笑)。 菊野 そうですね(笑)。ボク自身、オリンピックに出れるかもしれないっていうことで挑戦したので。 ――BDの話に戻ると、相手は元・力士で体重差45キロあったんですよね。 菊野 予定していた選手(佐々木大)はケガで出らなくなったってことで、急遽相撲の人になったんですけど、むしろ面白いなと。 ――そこで面白がれる菊野さんがすごいですよ(笑)。 菊野 最初はパウンドグローブというか、分厚いグローブだったんですよ。それだと殴っても倒れない。普通のオープンフィンガーグローブにしてくれってことだけは言いましたけど。 ――ああ、BDのグローブってけっこう分厚いんですよね。 菊野 そこらへんは安全に留意したルールでしたね。普通のオープンフィンガーグローブにしてもらったんですがなかなか倒れなかったですね。やっぱり体重は防御力でもあると学びました。 ――どの試合に出るかは、菊野さんのこだわりが強いんですね。 菊野 莫大なファイトマネーを積まれるか(笑)、ボクの好奇心をくすぐるルールや対戦相手だったら、出る可能性はあると思いますよ。 ――今日は、そのへんを深掘りしていきたいなと思います。もともとは柔道だったわけですよね? 菊野 中学から柔道部に入りました。単純に強くなりたかったというか。ボクはもともとすごいビビリな人間で、いまもそうですけど。 ――ビビリなのにいろんな挑戦を!(笑)。 菊野 ビビリな性格だからですよね(笑)。なので、けっこうね、みじめな記憶がいっぱいあるんですよ。ビビって自分を押し殺したり、友達とうまくやれなかったり、自分を強がって威張っちゃったりとか、すごく人間関係が難しかった記憶があって。なので強くなって自信をつけたかったですね。 ――それで柔道部に入られたんですね? 菊野 柔道と剣道が部活としてあったんで、素手でやる柔道のほうがいいかなと思いました。中学校のときは鹿児島市で優勝することができて「俺、いけんじゃねえ」と高校でも柔道をやりましたね。 ――そこからMMAに興味を持つんですね。 菊野 高校時代にK-1やPRIDEがブームで。強さの象徴ということで、PRIDEに憧れました。 ――好きなファイターは誰だったんですか? 菊野 それがいないんですよね。憧れは孫悟空やジャッキー・チェンで。強さの象徴としてのPRIDEに憧れた感じですね。PRIDEに出たいという目標が高校3年生のときにできたんですけど。高校時代は柔道の強豪校には勝てなかったんですよね。ボクのところは進学校で「のびのび柔道」だったんです。それなりには頑張ったけど、それでは強豪校には歯が立たない。強豪校って柔道に人生を捧げるというか、1日に3~4時間練習してるような連中だったと思うんですけど。ボクは進学校だからしょうがないみたい言い訳はイヤだったというか。格闘技にすべてを費やす人生を送りたいってことで、格闘家になろうと。 ――おもいきりましたねぇ。 菊野 当時のボクの親友2人がコンビを組んでお笑い芸人になると言い出して。親友2人が夢を語ってビッグになると言ってるのに、自分がやりたいことにチャレンジしないのは悔しいなと。それで格闘家になるって決めました。 ――その2人は結局どうなったんですか? 菊野 1人は吉本に入って、いまはYouTuberやってますね。岩川っていうんですけど、本当にお勧めできないです(笑)。 ――ハハハハハハハ! 菊野 もう1人はビジネスを頑張ってますね。 ――当時の地方だと、いまみたいにMMAのジムなんてなかったですよね。 菊野 鹿児島だとPRIDEを目指せる環境がなかったんで、やっぱり東京に行こうと思いました。 ――上京する前に極真に通うわけですよね? 菊野 そうです。 ボクが格闘家になることは親は当然大反対なんですよね。進学校に通ってましたから「話が違う」と。 ――進学校だから基本的に大学進学パターンなんですよね? 菊野 9割以上は大学に進みますね。こうなると上京資金は親からの援助を受けられないので、土木作業員をしてお金を稼ごうと。働きながら家の近くの極真空手の道場で鍛えることにしたんですけど、そこに偶然世界チャンピオンが指導されてまして。木山仁先輩です。 ――第8回全世界選手権優勝者! そこで極真に触れたことが、菊野さんにとって大きいわけですよね。 菊野 大きかったですねぇ、いろんな意味で。5年間、極真空手にいたんですけど、木山先輩とお会いできたことで、鹿児島でもいい稽古できるんだなと。世界チャンピオンになれるような稽古ができるわけじゃないですか。あと土木作業員で働いて思ったんですけど、お金を稼ぐことの大変さですよね。生きていくって大変だと。働いたあとだと疲れが残って練習もなかなか身が入らないですし。 ――練習環境を作ることの大変さですね 菊野 1年間は土木作業員としてお金を貯めたんですけど、そのあとは極真の内弟子になりました。実家が近かったんで通いの内弟子だったんですけど、朝から練習して、午後から道場のお仕事をして、夜は指導する1日で。最初はオレンジ帯から内弟子だったんで役立たずというか(笑)。指導ができないので、指導補佐としてスタート。給料も0円だったのがちょっとずつお小遣いが増えていくみたいな感じでした。 ――高校卒業後に極真空手を始めて内弟子になるって、けっこうレアですよ! 菊野 内弟子生活がよかったと思うのが、さっきも言ったように高校の柔道は、ぬるま湯だったんですよね。その感覚のまま上京して自己管理できたのかなって。ボクが入門した高阪(剛)さんのアライアンスでは、自主性を重んじられたんですね。自分でちゃんと計画を立てて練習する。もしアマちゃんのままアライアンスに入ってたとしたら、けっこう怠けちゃったかもなぁ……って思うんですよね。極真の内弟子はもう本当に有無を言わさず、めっちゃキツい毎日だったんで、本当に根っこから鍛えてもらえたし。 ――要は「押忍!」の精神ですもんね(笑)。 菊野 極真は身体も心も押忍です(笑)。あの時代があったから、いまもこうしてやれていると思いますし、極真のいいところってルール上、どうしてもタフじゃないとやれないんですよね。たとえばMMAって最初から3ラウンドあるってわかってて戦いますよね。極真の場合は本戦で全力を出し切って、延長になったらそこでも全力を出し切る。再延長になったら……。 ――タフになりますね!(笑)。 菊野 MMAの3ラウンドと意味が違うんですよね。それに1日に4試合、5試合のトーナメントなので。心と身体を究極に鍛えてもらえたなぁ……って思いますね。もう大抵のことは耐えられてるから。 ――高阪さんのアライアンス以外の選択はなかったんですか? 菊野 知り合いの伝手でいろんなジムを調べたんですが、高阪さんのところに見学に行ったときに、吉田秀彦さんや須藤元気さん、横井宏考さん、中村和裕さんとか、PRIDEなんかで活躍してた選手たちがスパーリングをやってたんです。これはすごいジムだなと。高阪さんの雰囲気も雄っぽい感じがしていいなと思いました(笑)。 ――顔つきも「押忍!」ですよね(笑)。最初は働きながらジムに通ってたんですか? 菊野 そうですね。SHOP99という100円ショップみたいなマーケットでバイトをしてましたね。 ――菊野さんってキャリア初期はケガで潰れてるんですよね。 ・三日月蹴りは得意ではなかった ・ノー地上波のDREAM ・UFCの契約は沖縄拳法空手のおかげ・武術に傾倒して批判を浴びた ・ファーガソン戦でメンタルが狂ってしまった ・MMAから離れた理由 ・武術でMMAが変わる可能性はある…2万字インタビューはまだまだ続く この続きと菊野克紀、冨澤大智、中村祥之、佐藤将光、大塚隆史、長尾一大心…などの「記事16本15万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2221979 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

菊野克紀 2万字インタビュー 「MMA冬の時代」から武術にたどりつくまで

佐藤将光のMMA職人論「サバテロとの試合は……想像するだけでイヤですね」

RIZIN名古屋でサバテロと対戦する佐藤将光インタビューです!(聞き手/ジャン斉藤) 【1記事から購入できるバックナンバー】・RIZIN広報・笹原圭一のエンドルフィンマシーン的THE MATCH!! ・【悪口と本音の15000字】平本蓮インタビュー「朝倉未来には負ける気がしない」 ・扇久保博正「マコトのことは……どこまで言っていいのかわからない」 ・渡部修斗の父親は“伝説の格闘家”だった!!■修斗初代ウェルター級王者・渡部優一 ――将光選手がジュリー(沢田研二)のことをポストしたら、ブレイキングダウンのジョリーのことだと間違われたのが妙におかしかったです! 将光 ああ、ジュリーの「わがままを通させてもらった」のやつね(笑)。いまの若い子、ジュリーを知らないんだなって。 ――ブレイキングダウンのジョリーも「わがままを通させてもらった」って言いそうですし(笑)。 将光 ボクもね、ジュリーの世代じゃないんですけど(笑)。ドタキャン騒動を鮮明に覚えてるんですよね。 ――「プロモーターが9000人を集めるはずが7000人しか入っていない」ことを理由に、さいたまスーパーアリーナのライブを開演1時間前にドタキャンしたんですよね。 将光 当時は「やれよ」って思ったけど、いまになるとジュリーの気持ちがわかる。あそこでやらないのもカッコいいなって。自分のワガママを通せないんだったら、やりたくないっていう気持ちもありますね。 ――大人になると無理を通せないことが増えてきますからね……。将光選手はRIZINに参戦したときから強い外国人と戦いたいということでしたが、北米で実績があるサバテロ戦が決まりました。 将光 サバテロはベラトールで一応タイトルマッチまで行ってるし、PFLの試合もこのあいだ発見したんですけど、やっぱり強い。ここを越えたら自分の世界的な立ち位置を測りやすい相手ですね。 ――サバテロってレスリング主体の粘っこいファイトスタイルですけど、やりがいがあるわけですね。 将光 いや、めっちゃイヤですよ。 ――えっ(笑)。 将光 ずーっと組んでくるんだろうなって。想像するだけでイヤですねぇ(苦笑)。 ――ハハハハハハハ!サバテロのテイクダウン地獄には浸かりたくない。 将光 そうね。彼のほとんどの試合がそんな感じだから。 ――でも、サバテロのRIZINデビュー戦の太田忍戦は打撃主体でしたね。 将光 あれは太田選手の対策ですよね。 今回は組んでくると思います。PFLでもキューバのレスリング代表相手に普通にレスリングで戦ってて。レスリング自体は勝ってたと思うんですよ。試合はドローだったけど、やっぱりレスリングが強い。 ――ずっと組んでくることを想定してるわけですね。 将光 やっぱりそう思いますよ。だからイヤです。まあそれはサバテロの試合に限ったわけじゃないですけど、毎回試合が近づいてくると……試験前と一緒で、大地震が起きて試合がなくならないかなって思っちゃいますね(苦笑)。 ――試合そのものがプレッシャーなんですね。 将光 「やりたくないなあ……」っていう気持ちと、「やりたいなあ……」という気持ち、両方あります。練習をしてるから、やりたいはやりたいんですけど、試合のストレスがあるっていうか。結果が出ちゃう怖さもありますね。 ――それって何十試合経験しても慣れないものなんですか? 将光 ずっとありますねぇ。まあ、逆に結果がわかってたらあんまり試合をやる意味ないというか(笑)。 ――緊張もしないし、ハラハラもしないですよね(笑)。外国人のレスラータイプと戦うのは久しぶりですか? 将光 ONEでステファン・ロマンに漬けられて負けたとき以来ですかね。その前だとハファエル・シウバ。 ――今回はとくにレスリング対策を意識してきてるんですか? 将光 なりうるシチュエーションのレスリング対策してますね、いつもより多めに。取られたところからスタートしてるし、ボトムの動きはけっこうやってます。 ――試合によって強化する部分は違ってくるけど、そこには普段の積み重ねもあってこそなんですよね。普段やってないのに急に対策を練っても追いつかないというか。 将光 そうね。引き出しがあるからこそ応用が効く。基礎があってじゃないと、いきなりは無理だと思いますね。 ――サバテロ戦もいままで培ってきたものをぶつけるわけですね。 将光 そこは実際に組んでみないとわからないですね。自分の中では「まあ、これくらいだろうな」っていう感覚はある。実際に肌を合わせてみて「マジで動けないな」「思ったよりコントロールが強かった」とかは起こりえるんですけど。それはどの試合でもあることなんで、実際にやってみないとわからない。 ――想定を超えてきたときってどういう対応を心がけてるんですか? 将光 その中で糸口を見つけるみたいな。最近でいえば……牛久(絢太郎)くんとやったときはこっちは打撃でやるつもりだったけど、思ったより懐が深くて、思ったよりリーチが長いなって感じた。あと牛久くんは組みで来ると思ってたら打撃で来たんですよ。「……なんかうまくいかねえな」っていう感じはすごいあったけど、組んだときに「四つはたぶん勝てるな」と。そこから組みも混ぜながら戦うことにシフトしていって。 ――作戦はあったけど、試合の中で変えていったわけですね。 将光 「いつ組みで来んだろうな」って考えてたんですけど。 1ラウンドは打撃だけど、2ラウンドから切り替えてくるのかなと。 ――予想と違っても慌てることは対応すると。 将光 そんなに慌てることはないかな。何か一発もらっちゃったり、スーチョル戦もだけど、いきなりテイクダウンでドーンと取られた瞬間は若干、焦りますけど。 ――ああ、瞬間的なインパクトのときは。 将光 そういうときはちょっと焦ります。いまは技術レベルが上がったことで、どうなっても戦えるようになってきた。前だったら「テイクダウン取られたらヤバイ」となったんだけど。ボクのキャリア初期は、だいたいテイクダウンで負けることが多かったんで。いまはテイクダウン取られても「じゃあ、ここからこうしよう」と切り替えることができるから、べつに……自分の戦いの幅が広がってきて、どうなっても超冷静に落ち着いて戦えるようになったかな。 ――そこは技術と精神力が上がってるわけですね。 将光 技術が上がったから落ち着いて戦えてる感じです。メンタルがべつに強くなったわけではなくて。 ――精神力はなかなか強くならないもんですか? いろんな選手に話を聞いてもそうそうメンタルを鍛えることはできないと。 将光 精神力の定義は難しいですけど、仕事でもなんでも訳がわかんない中でやってたものが、いろいろとわかってくると冷静に対処できるじゃないですか。ある程度、対策ができるっていうか、「ああ、これね」みたいに対処できる。 ――そこはキャリアを重ねて、MMAで起こりえるシチュエーションを把握して技術も習得してるから、そんなに焦らない。 将光 不利なところから戦えるし、対処もわかるし。相手がやってくることもだいたい把握できてるんで。それでも想定外が起きたときに一瞬、遅れることは全然ありますけどね。 ――ここ最近の試合で想定外の出来事で判断が遅れたことはありますか? 将光 うーん、そんなにはないですね。ONEで(ファブリシオ・)アンドラージとやったときは、思ったより強くて「どうするかな……」って試合中ずっと考えてた記憶はあるんですけど。打撃がめっちゃ強くて、しかもテイクダウン取れない。「どうするかな……」ってずっと考えてたかな、あのときは。 ――アンドラージ戦に関していうと、前情報があまりなかった影響もありました? 将光 アンドラージでいえば、ブラジルでやった試合と、キック時代の試合が2、3試合しか見れなかったから。ボクはけっこう試合を見るタイプなので、情報があればあっただけ助かると思います。 ――サバテロの情報はもうありあまってるわけじゃないですか。情報収集したうえで「これくらいだろうな」という感覚で試合に臨むと。 将光 そうなると思います。スクランブルの中でボクが優位なほうに切り返せるかどうか。 ――この試合がもうひとつ楽しみなのは、トラッシュトークのすれ違いなんですよね(笑)。新しいなって。 将光 新しいかな?(笑)。サバテロのああいう感じには、ボクは乗れないっていうか。「乗ってあげないといけないんだろうな」って思うんですけど、英語だからワンクッション挟まっちゃうこともあるよね。そもそも「なんで怒ってるの?」って。普通に戦おうよって感じなんですね。 ――そこで将光選手がスカすのが面白いし、サバテロもあえて過剰に挑発してきてるのも最高で。会ったこともないのに「ずっと憎んできた」とか(笑)。 将光 ボクが牛久くんのことを倒したじゃないですか。サバテロはATTのチームメイトだから、その恨みがあるみたいなんですよね。 ――そういうことなんですか!(笑)。 将光 らしいですけど「本当かよ?」って。牛久くんもそこまでATTには行ってないし、そんなに仲良くないでしょう(笑)。 ――ハハハハハ!このやりとりが面白いんです(笑)。 将光 なんか、きっかけが欲しかったんじゃないかなって思いますね。まあ彼もプロですよね。 ・全員がライオンにはなれない ・膠着ブレイクの是非 ・MMAから駆け引きがなくなる ・テイクダウンのコスパは悪い時代 ・メラブ、チマエフ、サバテロの無限地獄 ・格闘技をやらないほうが幸せ ・打撃バックボーンのほうが伸びる ・MMAは将棋である……11000字インタビューはまだまだ続く この続きと菊野克紀、冨澤大智、中村祥之、佐藤将光、大塚隆史、長尾一大心…などの「記事16本15万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2221979 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

佐藤将光のMMA職人論「サバテロとの試合は……想像するだけでイヤですね」

OZAWAと船木誠勝のケガ/4代目タイガーマスクの説教■プロレス事情通

プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマはOZAWAと船木誠勝のケガ/4代目タイガーマスクの説教です!(聞き手/非常ベル野郎) 【1記事から購入できるバックナンバー】・ありがとう、西村修さん、グラン浜田さん、永島勝司さん■小佐野景浩 ・【謎】ウナギ・サヤカは本当にそんなことを言ったのか ・クリス・ブルックスvs高梨将弘の事故について■事情通Z ・【最終回】長井満也「私のプロレス界最後のボスは藤波辰爾さんです」 ――Zさん、有田哲平さんが取り上げないNOAHに非常ベルが鳴ってます!NOAHのOZAWA選手が「 N-1」開幕戦の丸藤正道戦で負傷して、そのまま長期欠場に追い込まれました。 Z いい加減、NOAHの説明に有田さんのことはいらないよ! このケガはNOAHにとってもすごく痛い。NOAH最強を決めるシングルマッチリーグ戦「N-1」は例年以上に注目を集めていた。それは大ブレイク中のOZAWA選手がどんな活躍をするのかという興味を持たれていた。その主役が開幕戦でいきなり抜けてしまった。 ――N-1の決勝戦が9月23日後楽園ホール大会、10月11日に両国のビッグマッチを控えてますが、大きな軌道修正を強いられますね……。 ・NOAHのセコンドが少なかったのは問題なのか ・船木誠勝の負傷は ・4代目タイガーマスクはなぜ説教したのか? ・学生プロレスとインディ差別……まだまだ続く この続きと菊野克紀、冨澤大智、中村祥之、佐藤将光、大塚隆史、長尾一大心…などの「記事16本15万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2221979 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

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長尾一大心選手の関する全日本プロレスの対応■プロレス事情通Z

プロレス格闘技業界のあらゆる情報に精通する「週刊プロレス事情通Z」のコーナー。今回のテーマは長尾一大心選手の関する全日本プロレスの対応です! 【1記事から購入できるバックナンバー】・恐るべきプロレス団体リングスの真実■長井満也インタビュー ・平成のテロリスト・村上和成…格闘家が挑んだ命懸けのプロレス道!!・アポロ菅原 SWS鈴木みのる戦シュートマッチ全真相1万字インタビュー ・【男だったら天龍同盟】北原光騎インタビュー「俺にとって天龍さんは“神様”だよ」 ――長尾一大心選手が巡業バスとの接触事故により、お亡くなりになりました。ご冥福をお祈りいたします……。 Z ご冥福をお祈りいたします……。長尾選手は5月31日に神奈川の全日本プロレス道場付近で巡業バスと接触。集中治療室で治療を続けていましたが、9月7日に亡くなりました。9月12日に全日本プロレスの福田剛紀代表、十枝利樹取締役の2人が出席した記者会見で事故の状況を説明されました。そこで長尾選手がバスを誘導中に事故の遭ったことを明かされました。現在は警察の捜査中ということで、会見では事故の内容について細かくは語られなかった。なので、今回のコーナーでは、全日本プロレスの対応などに関して触れたいと思います。SNS時代における報道のあり方も考えたい。「はたしてその記事の見出しはどうなんだろう?」と思うこともありました。全日本プロレスにとって現状、精一杯の会見だったんじゃないか……まだまだ続く この続きと菊野克紀、冨澤大智、中村祥之、佐藤将光、大塚隆史、長尾一大心…などの「記事16本15万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2221979 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

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【砂漠とギロチン】藤田大和インタビュー「UAEは本当に恐ろしい場所です……」

魔境UAEで5勝1敗4フィニッシュの藤田大和インタビュー!アマチュアボクサーはいかにして砂漠のギロチンマスターと覚醒したのか?(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・【引退インタビュー】金原正徳「やっと終わったな。無事に帰ってこれたな」 ・【ゆるやかな狂気】横山武司「日本の柔術家で俺が最もMMAに向いている」・菊地成孔☓佐藤大輔■「ローリング20」におけるRIZINと東京オリンピックの行く末 ・弥益ドミネーター聡志「岡田遼さんとの試合は、“何もなかったあの頃”を思い出します」 ――ボクは以前から「日本人が中東からUFCを目指すのは厳しすぎる」と言ってきたんですけど、UAE Warriors (以下UAE)5勝1敗で普通に勝ち越してるからすごいです。しかも4勝は一本勝ち!RIZINでMMAデビューしたアマチュアボクサーがまさかこんなことになるなんて……。 藤田 ハハハハハハ。いまは勝ちが並んでますけど、一戦一戦負けるかもしれない……という気持ちでいっぱいですね。 ――完全アウエイだから気が抜けないですよね。 藤田 いや、本当に恐ろしい場所だと思いますよ(苦笑)。 ――恐ろしいですか?(笑)。 藤田 でも、そういう気持ちが人間的に強くさせてくれるんじゃないかなと思います。日本でやれば対戦相手の情報は簡単に手に入るじゃないですか。こっちだと、相手の映像はちょっとはあるかもしれないですけど、ほぼ何もわからないまま化け物みたいな選手と戦う感じなので。 ――情報ほぼなし!(笑)。対戦相手が決まっても分析できないんですか? 藤田 構えとか、ストライカーか、グラップラーか、どういう攻撃してくるか……そのへんは頭の中には入れてますけど。深く見過ぎないことが大事ですね。見過ぎたら相手に合わせちゃうことになるんで。オーソドックスだろうがサウスポーだろうが自分のファイトスタイルをはめ込んで戦う。なので相手を見過ぎないようにしています。 ――見過ぎて相手に合わせるとそのまま付け込まれちゃうわけですね。そんなシチュエーションだと精神的にも強くなりますねぇ。 藤田 見た目も日本人と違うし、ヒゲもあったりして怖そうじゃないですか(笑)。 ――見た目も大事なんですね(笑)。 藤田 ボク、試合中は基本、目を合わせないんですよね。フェイスオフのときは見ますけど、戦っているときに目を合わせると、相手の頭の動きについていくじゃないですか。そうすると手や足がどこからか飛んでくるか判断できないから、胸のあたりを見てるんですよね。 ―― UAEでは最初は1試合契約だったんですよね。 藤田 ずっと1試合契約です。 ――えっ、いまも1試合契約なんですか。 藤田 UAEで複数回契約の選手はいないんじゃないですかね。そういう話を聞きましたけど。 ――じゃあ、1試合1試合、結果を出して、内容がよかったら、また呼ばれると。 藤田 そうですね。UAEに「出たい」という意思を伝えてもらって、「この選手とどうだ?」とオファーがある流れですね。 ――そんな契約形態で不安にならないですか? 藤田 まあ、もう慣れましたね。全然試合が決まらないときは「……大丈夫かな」って不安でしたけど。UAEで戦って2年経って、大会がいつありそうとかわかるようになってきたので。 ――日本の団体だとコミュニケーションが図れるけど、そういうわけにいかない。それはタフになりますね。 藤田 人間的には強くなっていってますね。 ――UAEのファイトウィークは過ごしやすいですか? 藤田 過ごしやすいですね。暑いは暑いし、特別に遊べるようなところもないですし、飲み食いもできるわけじゃない。外に出てもスーパーぐらいで。何もすることないから、逆に試合に集中できますね。また日本でファイトウィークできるかといったら、戻れないかもしれないです(笑)。 ――日本だからこそやることは多いですか? 藤田 それはありますねぇ。日本のときはたくさんお客さんにチケットを買っていただいたんですけど。こっちだとチケットを売ることはないし、純粋に試合だけに集中できますね。計量も朝8時からホテルでやるんで、だいぶ楽ですよ。 ――変な話、日本からUAEに行って、ホテルと会場だけで終わるまでありますか。 藤田 そうですね(笑)。外に出ないんで。 ――UAEまでのフライトはハードなんですか? 藤田 行きが11時間で帰りは9時間ちょっとですね。いままで6回行って、4回目までは成田からアブダビまで直行便だったんですけど。ここ2回は飛行機を取るのが直前だったりして乗り換えの便ですね。羽田、ドーハ、ドバイ、アブダビと3回乗り換えたりとか。前回は羽田からドバイ、そこから車で1時間半くらいかけたりして。まあ、信号があるわけでもなく、ずっと高速みたいところを飛ばすんですけど。 ――いまの中東方面はオイルマネーが格闘技やスポーツに注がれてますけど、UAEからもお金の匂いはするんですか? 藤田 演出とかはすごいお金かけてるなと思いますけど。ファイトマネーは思ってるほどは高くないです(苦笑)。日本と同じか、ちょっと上。勝ったら倍になるんですけど。 ――ウィンボーナス形式なんですね。 藤田 ウィンボーナスで倍になるんですけど、何千万円の世界ではないです。昔はそういう金額だったときもあったみたいですよね。 ――勝てばお金は倍になるとはいえ、厄介な相手ばかりで1試合契約。よくやりますよ! 藤田 いえいえ(笑)。海外に行きたいと思ったのは3年前で、UFCの契約に近づける団体を探し求めて、LFAとかいろいろあったんですけど、結局UAEに行き着いて。ここに出れて本当によかったなと思いますよね。強い相手が多いですし、あとはUFCファイトパスで配信されてるし、チャンピオンが実際にUFCと契約してるんで。 ――チャンピオンになればUFCに近づけると。 藤田 でも、当初はフライ級にタイトルがなかったし、フライ級自体があんまり活動してなくて。ボクが出れそうとなったときに相手を探してくれて。その選手がこのあいだTUFに出ていたウズベキスタンの選手なんですけど。まあ怖そうな奴だったんですよね(笑)。 ――わざわざヤバイ奴を連れてきたわけですね(笑)。いまのMMAって中東や中央アジアの選手が猛威を振るってますよね。日本人選手と何が違いますか? 藤田  顔つき、身体つきが違うし、レスラー系が多いんですど、打撃に勢いがあって目がギラついてますよね。あと、これは言っていいのかな……。 ――それはドーピングですとね。向こうで戦ったことのある日本人選手に話を聞いたら「日本人はなんでやらないんだ?」と言われたとか。 藤田 そう聞かれることが多いみたいですね(苦笑)。 ――手を出さない日本人が珍しがられると。 藤田 実際に誰がやってるのかはわからないですけど、基本的にみんなやってるんじゃないかなと思って戦ってます。体重が一緒だからいいかなって(笑)。 ――体重が同じならいいと?(笑)。  藤田 はい(笑)。そういうところで勝っていかないといけないなって。 ――異常な力の差って感じます? 「あ、これはやってんな」とわかるというか。 ・伊藤裕樹くんに一本負けしてから寝技の意識が… ・出稽古せずに新宿Me,Weだけ ・寝技はキリがない ・UFCは契約してくれてもいいんじゃないか ・日々淡々とやり続けています……まだまだ続く この続きと菊野克紀、冨澤大智、中村祥之、佐藤将光、大塚隆史、長尾一大心…などの「記事16本15万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2221979 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

【砂漠とギロチン】藤田大和インタビュー「UAEは本当に恐ろしい場所です……」

天心vsメイウェザーをマッチメイクした2018年大晦日のRIZINは何を考えていたのか

noteにバックナンバーを引っ越し中に伴いメルマガにも掲載。笹原さんの2018年大晦日総括インタビュー。天心vsメイウェザーをマッチメイクしたRIZINは何を考えていたのか? タイソンvsメイウェザーが世界中を騒がせるいまだからこそ読み返したいです!(聞き手/ジャン斉藤)【1記事から購入できるバックナンバー】・いま最も幻想がある格闘家!日本拳法“史上最高傑作”木村柊也インタビュー ・【RIZIN狂った季節】斎藤裕「朝倉未来選手とは一緒に船を作っていたんだよなあ……」 ・マネジメントから見たドーピング問題■シュウ・ヒラタのMMAマシンガントーク ・「すべらせろ!」と叫んだ山田武士が明かす「桜庭和志vs秋山成勲の真相」 ――笹原さん!今日は大晦日のお話を伺いたいんですが、メイウェザーvs天心は海外にも大反響で。コナー・マクレガーが那須川天心とエキシビジョンマッチで闘いたいとツイートしてますね。 笹原 みたいですね(笑)。まぁ、シャレ半分なんでしょうけど、マクレガーの頭の中に那須川天心っていう名前がインプットされているから出てきたわけですよね。凄いですよねぇ。  ――あのメイウェザーを経験しちゃうと、マクレガーぐらいだったらなんとかなっちゃう気になってないですか?(笑)。 笹原 ラクショーでしょ(笑)。いやもうそう感じられるくらいメイウェザーは大変だったんですよ。 ――メイウェザーは凄かったですよね、いろいろと。 笹原 メイウェザー側から試合の話が来たのが10月で、記者会見を11月頭にやって……3ヵ月という短期間であのメイウェザーをリングに上げるって相当ムチャなことをやったんだと身を持って感じました。 ――そのあいだにドタキャン騒動があったりして。 笹原 あの騒動があったことで、さらに世界から注目されましたよね。エキシビジョンマッチという言葉が独り歩きしたことで、今回の試合を「八百長だ!!」って騒いでいる海外の人たちもいるじゃないですか。まぁ「底が丸見えの底なし沼へようこそ」って感じですよね。これからもどんどん騒いでください(笑)。 ――「底が丸見えの底なし沼」……I編集長こと井上義啓氏の名言ですが、その言葉に相応しい試合で。 笹原 試合前に「メイウェザーが真剣勝負をやるわけがない!!」って批判していた方は、ZOZO前澤社長の代わりにボクに100万円払ってほしいですよ!! ――ハハハハハハハ! あのキャンセル騒動はいったいなんだったんですか? 笹原 もう書けない話がたくさ〜〜んあるし、RIZINのあることないこと騒ぎ立てる斉藤さんには話せるわけがないんですが、結局のところメイウェザー側の事情ですよね。参戦発表前のメイウェザーはここまで世界的に反響があると思ってなかったみたいですから。公式戦ではなくエキシビジョンだとアピールしないといけない事情が生まれたということですね。 ――東スポが「ファイトマネー100億円」って飛ばしても日本の読者はニヤニヤするだけですけど、今回の件にタッチしていないメイウェザー側の関係者からすれば「100億円?日本で何をやろうとしてるんだ?」って騒いでも不思議じゃないですね(笑)。 笹原  そうなんですよ。メイウェザー天心の記者会見の時に東スポさんから「メイウェザーのファイトマネーって1億ってことないですよね?もちろん300億とかなわけないし、そのあいだくらいってことでいいですか?」みたいな、いつもの調子の取材に応じて書いてもらったら、大騒ぎですよ。もしこの試合がなくなっていたら完全に東スポのせいですよ! ――ハハハハハハ!「エルヴィス・プレスリー、生きていた」とかの東スポビックリ1面を事前にメイウェザーサイドに読ませてなかったRIZINの大ミスですよ! 今回北米でメイウェザーvs天心だけ放送できなったのも、そういった裏事情があったっていうことなんですか。 笹原 まぁメイウェザーには取り巻きがたくさんいるので「なんでこんな話が本人に伝わってないんだ?」っていうケースがたくさんあったんですよ。放送についても、当然お金に直結する話なので当初の話からかなり変わってしまったってことです。取り巻きがたくさんいて正式なルートが一つだけじゃないからこそ、那須川天心戦が実現したとも言えるんですけどね。 ――しかし、よくメイウェザーが真剣勝負をやりましたよね。 笹原 もちろん真剣勝負をやるという契約をしていましたけど、そこはやっぱり相当な自信があったんだと思いますよ。ただ、メイウェザー本人の口からは「真剣勝負をやる」というニュアンスの言葉が、ほとんど出てこなかったんですよね。なので我々からメイウェザーには「そういう発言をしてくれ、世間が誤解しちゃうから」と何度もお願いしたんですよ。ただ彼らの返答は、格上がそんなことを言うのはおかしいと。いわば天下の大横綱が幕下力士に「真剣勝負で、ぶっ潰してやる!」なんて吠えないってことですよね。「真剣にやるまでもない」「勝負になんねーよ」と言うのと同じだと。まぁ言われてみればそのとおりなんですけど。 ――もっと適当に流す試合をやっても不思議じゃなかったですよね。 笹原 メイウェザーからすれば、今回の試合を皮切りに世界中でこういったツアーをやっていきたいんじゃないですかね。 ――ああ、なるほど。最初に変な試合をやって躓きたくなかったのかもしれませんね。  <2025年のジャン斉藤の感想> 当時の「エキシビション」の捉え方は「お遊び」。ボクは「エキシの定義ってそれだけではないですよ」という解説をしていたら「馬鹿なジャン斉藤は天心vsメイウェザーを真剣勝負でやると言っている」と選手・関係者からかなり叩かれたんですよね。謝ってほしい!(根に持つタイプ)。 笹原 絶対に変なことはできないから、ちゃんと天心選手のことは研究してきているはずですし、絶対に勝つ自信があるからこそ真剣勝負をやったんでしょうね。 ――本当に来日にするのかのも不安だったんじゃないですか。 笹原 来日させるだけで大変でした。最初はプライベートジェットで12月27日に来日する予定が、1日遅れて28日になったんですよ。その理由がメイウェザーの取り巻きの女たちのケンカらしくて(笑)。 ――なんて理由だ!(笑)。 笹原 「メイウェザー大奥」の争いですよね。メイウェザーは取り巻きの女性たちそれぞれに「オマエをジャパンに連れて行ってやるぜ」みたいな話をしていたんだと思います。でも、プライベートジェットの席数って決まっているじゃないですか。「私よ!」「いや私も言われたわ!!」みたいなことになって、誰が乗るかで揉めたらしくて。 ――ガハハハハハハ! 笹原 その争いは一応決着はついたんですけど、今度はメイウェザーが試合で履くパンツを選ぶと言いだして。それで1日延期ですよ(笑)。 ――それこそ東スポのネタですよ、まるで(笑)。 笹原 マネージャーサイドから「彼はパンツに凄く拘りがある。そのこだわりを満たすには時間が必要だ」とか、なんかの格言みたいに言われても、「知らねーよ!」って話じゃないですか(笑)。 ・メイウェザーの宿泊先は1泊200万円 ・試合当日の朝「富士山に登りたい」 ・「ケンタッキーを用意しないと試合はやらない」 ・バンテージチェック事件 ・コールドウェル戦の堀口恭司に桜庭和志を見た ・DREAMの葬式だった「平成最後のやれんのか!」……まだまだ続く この続きと菊野克紀、冨澤大智、中村祥之、佐藤将光、大塚隆史、長尾一大心…などの「記事16本15万字詰め合わせ」が800円(税込み)が読める詰め合わせセットはコチラ https://ch.nicovideo.jp/dropkick/blomaga/ar2221979 この記事の続きだけをお読みになりたい方は下をクリック!1記事200円から購入できます!  

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