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  • 【サポートメンバーへの想い】〜栄喜スーパーブロマガvol.17〜

    2014-11-24 10:00  
    165pt
    ▼ 目次
    1. 栄喜のスーパー深い話 2. 栄喜が斬る! ぶっちゃけ俺はこう思うんだ 3. 栄喜’s スーパーベストHit! 4. 魂の一問一答! ~それなりじゃない、俺なりの答え~ 5. 解禁! 栄喜’s Information 6. 読者プレゼント7. あとがき
    【1】 栄喜のスーパー深い話
    このコーナーでは、栄喜が、ブロマガ読者のためだけに、自身の昔話から今後の事など深く語り尽くします。◆ vol.17 サポートメンバーへの想い
    今回は、今のライブでのサポートメンバーについて話をしようと思う。
    とにかく、ツッチーには惚れ込んでるね。それはなぜかっていうと、
    彼の向上心は本物だからね。彼も、もともとかなりギターを弾けるんだけど、
    チャーリーさんとかK-A-Zくんって、ツワモノなレベルでしょう?
    今のレコーディングのやり方っていうのが、
    ラインの音で「こう弾いてほしい」っていうのをギターで弾いてもらって、
    (生の音の)データでもらう。それをリアンプするから(注:音のデータを
    アンプとスピーカーで再生して、その音をマイクを使って録音する手法)、
    もうそのまんまの裸のギターが来ちゃうわけ。その裸のギターを聴いた時に、
    リズムが悪いとガッタガタに聴こえるのね。ツッチーもそのやり方で
    レコーディングの本チャンのデータを録ることが初めてだったみたいで。
    自分が弾いたギターの出力の音量がデカすぎちゃって、普通に弾いても
    音量がオーバーしちゃうみたいで、だから強く弾けなかったっていう。
    それだとあまりいいものにならないから、チャーリーさんのラインの音を
    一度聴いてもらって、みんなはラインだとこういう感じなんだけどって。
    そうしたら、ツッチーは「わかりました。スゴいっすね」ってすぐに理解してくれた。
    以前よりも断然良くなって、伸びもハンパないし、ギターのプレイはもう別人。
    2〜3回のライブで、ピッキングもニュアンスも、すべて変わったんだよね。
    スゴく細かくなって、ニュアンスをキチンと、粗くならないで、ちゃんと
    抑揚をつけて弾くし、目指しているところがスゴく細かい、難しいポイントを
    狙っているっていうか。DAITAと同じようなニオイがプンプンするね。
    人間って、こんなに急激に変われるんだなって。それに性格もいいし、
    真面目だし。彼の真面目さはホントに、そんじょそこらの真面目さじゃなくて、
    プロ意識がスゴい。だから、絶対的な信頼を置いてるよ。彼の野心というか、
    追求心を見てると、俺も頑張れば、何とかなるっていう気持ちになるんだよね。
    彼は英語の大学も出ているしさ。そのエリート・コースを捨ててまでも、
    今、音楽の世界でやっているというのは、それなりの覚悟があると思う。
    頭もいいしな……。彼との差を感じるな(笑)。ツッチーと一緒にやることで、
    俺もスゴく影響を受けてるよね。それって素晴らしいしありがたい。
    ツッチーの次に合流してきたのが、今井くんだね。彼の技術もハンパじゃない。
    ただ、ちょっと怠けるところがある(笑)。まぁ、それは俺もそうだし(笑)。
    俺も、千歳船橋の正修幼稚舎に通って、幼稚園の頃から掛け算とかやっていて、
    小学校1〜2年生って成績がトップだったらしいの。だけど、3年生から途端に
    成績が落ち始めて、6年生の時には間違いなくクラスでビリだった(笑)。
    っていうことは、早くからやりすぎちゃって同年代の中ではズバ抜けていて、
    俺は勉強しなくても大丈夫だぜ、みたいなところに気持ちがあったんだろうね。
    今井くんも同年代だとかなう人が絶対いないぐらいのテクニックはあるし、
    フュージョンからジャズから何でもあの歳で叩ける。俺の現場じゃなければ、
    その日で譜面を見ただけで練習しなくても、ぜんぜん叩けるぐらいのレベル。
    でも、俺の現場にその勢いで来ても、カンタンじゃないから叩けないんだよね。
    そういう部分でみっちり鍛えて、将来は俺のところで叩いてくれなくなるような
    売れっ子になると思う(笑)。間違いなくそうなってると思う。彼はツワモノだよ。
    ただ彼は、今までやってきたのはロックじゃなくて、どちらかと言うと
    フュージョンやパーカッションだしね。ロックのドラムっていうと、
    俺のバンドでも叩いてもらったけど、CROSSFAITHのTatsuyaは
    世界レベルで見てもバケモンだから。今井くんも、Tatsuyaのドラムを見て、
    年下なのにスゲェ~って尊敬している部分もあったり。
    もちろんフュージョンやジャズを叩いたら、今井くんのほうが上だろうし、
    聖飢魔IIのベースのゼノン石川さんと一緒にやったりもしてたからね。
    でも、あんなドラマーを、あの歳で探そうとしてもいないよ。
    若い衆では、次はハクデン。彼は、根はマジメで、最初に頼んだ時に、
    急なことで日程があまりない中で、スゴく一生懸命やってきたんだよね。
    合わせてみたらキチンと弾けるし、何よりも真面目だなっていうところが
    気に入って。それでライブは2本手伝ってもらっただけだったんだけど、
    バンドとしてはスゴくうまく行ったんだよね。その2回があって、
    次もお願いしたいなって。俺が求めていたものを彼が持っていたっていう。
    ただね、彼もシビアな環境で音楽をやってきていなかったぶん、
    まだわからないことがあるっていう感じかな?でも、技術的には
    ハクデンも高いものを持っていて、どっちかって言うと、今まで
    オタクなギターだったんだろうね。ギターを弾くことには長けているけど、
    バンドで合わせることはまだかな。実際、5人で音を合わせた時に、
    縦と横のラインをちゃんと外から3Dで見れるかどうかっていうのが
    足りなかったのかもしれない。それが今回、アコースティックライブの
    リハーサルを重ねていく中で完全に見えたと思う。今までは自由に
    自分が好きなようにギターを弾いていたというか。それは間違いではないけど、
    バス・ドラムとスネアの位置を考えたら、その弾き方は正解ではないよね、
    というところで。そこを彼が理解してくれたから、プレイやテクニック的には
    下地以上の貯金はあるんで、今度はそれが活きてくる。だから、次のライブは、
    今までとはまた違ったステージに行けるなっていうのは確信してるね。
    全曲でそれを感じてギターを弾いてくれたら、ぜんぜん変わると思うよ。
    彼もDNA的には頭いいからね。お父さんが大学の教授で、俺とは別人種(笑)。
    だから、理解したら早いと思う。でも、最近は頭の良し悪しをスゴく感じる。
    今まではそんなことを感じることはなかったけど、そこって、けっこう差が出るな
    っていう(笑)。俺なんてもう肉体で、説明書なんて読まなくっても回数重ねりゃ、
    そんなの誰だってできるようになるんだよって思ってやってきたけど、
    やっぱり説明書を読んで理解してやる人のほうが効率よく行けるっていうか(笑)。
    そういう習慣がないんだよね、俺は。わからないからこそできることがあるっていう
    考えを先に取っちゃうけど、最近、それじゃダメだなって感じていて。
    そういう意味では、ハクデンにはスゴく一目置いている。
    最後は大御所(笑)。もう、NATCHINがいるっていうこと自体でハッピーだよね。
    やっぱり、SIAM SHADEが解散して、その解散したバンドのメンバーがこうやって 
  • 【レコーディング機材の話】〜栄喜スーパーブロマガvol.16〜

    2014-11-17 10:00  
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    ▼ 目次
    1. 栄喜のスーパー深い話 2. 栄喜が斬る! ぶっちゃけ俺はこう思うんだ 3. 栄喜’s スーパーベストHit! 4. 魂の一問一答! ~それなりじゃない、俺なりの答え~ 5. 解禁! 栄喜’s Information 6. あとがき
    【1】 栄喜のスーパー深い話
    このコーナーでは、栄喜が、ブロマガ読者のためだけに、自身の昔話から今後の事など深く語り尽くします。◆ vol.16 レコーディング機材の話
    先日のアコースティックライブもそうだけど、同期で流れた音声データは、
    パソコンを使ってデジタルで音声の録音・編集・ミックスをして作ったのね。
    もちろんライヴの同期だけじゃなくて、新曲のデモを録音していったり、
    実際のレコーディングにも使用したり……、DAW(デジタル・オーディオ・
    ワークステーションの略)って言うんだけど、その作業や機材について、
    話をしようと思う。
    以前は曲のデモを作るために、YAMAHAのQY-10(音源内蔵のシーケンサー)は
    SIAM SHADEの時、早いうちから導入していて、QY-10のスペシャリストだった。
    それで淳士とかに教えたりとかね。MIDIで動かすものは得意だったんだよ。
    MIDIっていうのは今でも使われていて、要はデータで打ち込んだものを
    いいプラグインを使って音を出すっていうのは今でも主流だからね。
    それから、AKAIのMPCシリーズ(サンプラー兼リズムマシン)を買って、
    鍵盤で音を入れていって、自分で本格的にデモを作るようになったのは、
    「アドレナリン」の頃かな。SIAM SHADEの解散する直前には、
    自分の頭にあるものを自分で形にできなかったら、人に伝えられないなって思って、
    「アドレナリン」の時には全部自分で作って、メンバーにデモを渡していた。
    それでAKAIのMPCで打ち込んでいたものを、本チャンのレコーディングで
    使用されている(ソフトの)ProToolsに切り替えたのは、月刊HIDEKIの
    「この時世」のレコーディングの時で。それまではパソコンを使えなかったから、
    そこがターニング・ポイントかな。
    その時期は、いろんなドラマーの方々にドラムをお願いしていたんだけど、
    自分の考えたドラムと同じように叩いてくれないなぁって思っていてさ。
    それだったら、自分で打ち込んだドラムがいいかなって思って、
    ドラムをサンプリングの音で打ち込んでいってたら、エンジニアで
    DETROXのメンバーでもあったMJ NAGAIさんが、
    これじゃ空気感がない、と。要は、ドラムっていうのは、スネア、タム……、
    それらを単体で一つ一つをレコーディングした音ではなくて、
    スネアを叩いた時はタムのマイクでもスネアの音を拾うわけで、
    それで空気感ができるんだよね。だから、サンプリングの一つ一つの音を
    合わせても「点」になっちゃって、これでは市場に出てる音にならないから
    ダメなんだって。NAGAIさんに言われたのは、そのやり方でやるのであれば、
    唯一ProToolsのプラグインで、BFDっていうナイン・インチ・ネイルスとかの
    エンジニアのスティーブ・アルビニという人が録った音源があって、それだったら
    空気感も全部入っているし、市場に出回っている音にも使われているよって。
    そう言われて、俺もProToolsを使うしかないなって思ったんだよね。
    俺は、ProToolsなんてMIDIの延長上にあるもんだろうから、
    打ち込むのは楽勝だと思っていたから、一週間後にレコーディングに入れちゃった。
    それでパソコンも始めたんだけど、何から何までまったくわかんなくて、
    ソフトのインストールもできなくて(笑)。あん時は、もう泣いたね(笑)。
    今はもう全部わかるけど、何が悪いのかもぜんぜんわからないし、
    アプリケーションってどこに何が入ってるんだ?みたいな。
    エンジニアに家に来てもらって、やり方を教えてもらって、一週間でやったなぁ。
    そこからだね、ProToolsに入っていったのは。大きな転換期だった。
     
  • 【明日が見えずに 後編】〜栄喜スーパーブロマガvol.15〜

    2014-11-10 08:00  
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    ▼ 目次
    1. 栄喜のスーパー深い話 2. 栄喜が斬る! ぶっちゃけ俺はこう思うんだ 3. 栄喜’s スーパーベストHit! 4. 魂の一問一答! ~それなりじゃない、俺なりの答え~ 5. 解禁! 栄喜’s Information 6. あとがき
    【1】 栄喜のスーパー深い話
    このコーナーでは、栄喜が、ブロマガ読者のためだけに、自身の昔話から今後の事など深く語り尽くします。◆ vol.15 アコースティックライブ「明日が見えずに」後編

    先週に続いて、今回はアコースティックライブ自体について、
    気持ちとか想いを語っていこうと思う。
    実際に自分で観てないからわからないけど、どうだっただろう? 
    ライヴが始まった時とか、みんな座っちゃって拍手しちゃってるぞ、みたいな(笑)。
    学芸会とかエレクトーンの発表会みたいになっちゃってるな、っておかしかった(笑)。
    こんなの初めてだったんで、ちょっと最初は恥ずかしかったっていうか。
    でも、そのうち、おかしくなってきた(笑)。なんだこれ? みたいな。
    そして、だんだん自分も、アコースティックって形態や音は違えど、
    いつもやってきたように、入り込んでいけばいいやって思えたんだ。
    最後は、アコースティックで音が歪んでないぶん、歌いやすいなって感じた。

    最初の登場の仕方は、ハクデンがオイシイところを持っていったでしょう?(笑) 
    キネマ倶楽部には、上に金のドレープの幕のサブステージがあって、
    なんだかスゴくいやらしい雰囲気なんだよね。わかる? いやらしい雰囲気(笑)。
    事前に、そこから全員が出ていくことにして打ち合わせしておいて、
    出る順番は、最初はハクデン、次は今井くんの順だったのね。
    でも、SEが流れていざステージに出て行く時になって、
    俺が下から今井くんの足を押さえて「ハクデンだけ行かせて、
    俺達は下から出るぜ」って合図していたんだよね。
    でも、ハクデンもわかっていたみたいで、後で聞いたら、
    「自分が出ようとした時、栄喜さんが今井さんの足をガッチリ押さえてたから、
    これはもう絶対、俺一人で行って笑われる役目なんだな」って(笑)。
    だから、どうせなら思いっきり出ていこうってことだったらしい(笑)。
    もう俺が楽しんでるだけ(笑)。恥ずかしい思いをさせようって(笑)、それだけ。
    ハクデンはそれを汲み取ってくれた、と(笑)。
    でもさ、メンバー全員を好きになってもらえたらなっていう想いも実はあるんだ。




     
  • 【明日が見えずに 前編】〜栄喜スーパーブロマガvol.14〜

    2014-11-03 10:08  
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    ▼ 目次
    1. 栄喜のスーパー深い話 2. 栄喜が斬る! ぶっちゃけ俺はこう思うんだ 3. 栄喜’s スーパーベストHit! 4. 魂の一問一答! ~それなりじゃない、俺なりの答え~ 5. 解禁! 栄喜’s Information 6. あとがき
    【1】 栄喜のスーパー深い話
    このコーナーでは、栄喜が、ブロマガ読者のためだけに、自身の昔話から今後の事など深く語り尽くします。◆ vol.14 アコースティックライブ「明日が見えずに」
    アコースティックライブ「明日が見えずに」が終わったけれど、

    結論から言うと、アコースティックライブをやったということが、
    よかったなって思う。当日までの準備がすごく大変だったけれど、
    どんなものか実際にやってみてわかったし、今後の課題も、光明も見えた。
    いろいろと思うところもあったので、そのへんも交えて振り返ってみるよ。