ハックルベリーに会いに行く
あしたの編集者:その19「嘘の構造」(1,914字)
「嘘」というのは面白い。
何が面白いかというと、そこには「分かる」と「分からない」が混在しているからだ。言い換えると、「真実」と「虚偽」が混在している。その境界線が不確かなため、見定めるのに面白さを感じるのである。
これは、人が夕陽を見ていて飽きないのと似ている。夕陽を嫌いな人はこの世に一人もいないが、その大きな理由の一つに、そこに昼と夜が混在していることが挙げられる。そのため、人はその境界線をどこか見定めることに、面白さを感じるのである。これは、意識的に行っている人もいるが、たいていは無意識に行っている。
広い意味でいえば、この「境界線を見定める」という行為の面白さも、「分からない」の面白さに依拠している。それは「似ている」という現象とも似ている。「似ている」も、「同じ」と「違う」が混在しているため、その境界線を見定めるのが面白い。メタ的にいえば、この「境界線を見定める」という行為も、両
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