閉じる
閉じる
×
生まれたての子供を見ていると、「子供には無限の可能性がある」と思ってしまう。子供の中にある種の天才性を見る。
ぼくは「天才」についてよく考えているのだが、天才を見分ける方法の一つとして目の輝きがある。天才の目は、透明で、しかも焦点が合っている。つまり輝いている。そして生まれたての赤ん坊は、ほとんど全員そういう目をしている。
しかしその輝きは、やがて失われる。なぜ失われるかというと、それは教育によってだ。
ここが難しいところなのだが、人間の教育は、本質的に人間の角を取って社会に適合させるためのものだ。しかし人間は、誰しも角を取られると凡才になる。目の輝きも、それによって失われる。教育とは、すなわち凡才を生み出すシステムのことなのだ。
しかしこれまでの社会では、それで良かった。なぜなら、天才だとなかなか生きていけなかったからだ。そのため、教育によって凡才にする必要があった。凡才だと生きていけた
この記事は有料です。記事を購読すると、続きをお読みいただけます。
入会して購読
この記事は過去記事の為、今入会しても読めません。ニコニコポイントでご購入下さい。