今、仕事がなくなろうとしている。ロボットやAIに奪われ、人の社会参加や、経済活動や、生きがいを見つける場所が失われようとしている。
では、それはどのように失われようとしているのか?
どんな仕事から奪われていくのか?

すでに失われた仕事として象徴的なものの一つが、駅の改札員である。駅で切符にハサミを入れたり、回収したりする仕事だ。今やそれは、ほとんどが機械に置き換わった。

また、次第に失われつつある仕事に、お金の計算がある。昔は、銀行員や会社の経理など、お金の計算を仕事とする人がとても多かった。大企業だと、昔は何十人もがただ計算をするためだけに雇われていた。

しかし今や、計算のほとんどはコンピューターの仕事となった。そのため、銀行員や会社の経理部員は、その数をどんどんと減らしている。完全になくなったわけではないが、最盛時の数分の一になった。あるいは、経理はほとんどコンピューターに任せていると