ハックルベリーに会いに行く
庭について:その5(1,501字)
日本の庭文化は、今はほとんど一部のお金持ちの趣味になってしまった感がある。しかも、相当のお金持ちでも趣味のいい庭を持っているケースはきわめて希である。
ほとんどの人が、庭にお金をかけるくらいなら家にお金をかける。そうして「豪邸」は日本のほうぼうにあるのだが、「豪庭」はきわめて希少な存在になってしまった。
ただ、最近になって庭を見直す人々も現れている。ただ、その人たちはたいてい「西洋風の庭」を指向している。日本庭園を造る人はほとんどいない。
それは、西洋風の庭は造りやすく、しかも喜びや楽しみが大きいのに比べると、日本庭園は造るのが難しい割に、得られるものが少ないからだ。費用対効果が極めて低いのだ。
そのため、西洋風庭園がどうしたって人気になる。特に、イギリス風庭園は多くの日本人に好まれる。なぜか?
それは、イギリス庭園が基本的に「花を楽しむため」に設計されているからだ。しかも小さなスペースで
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